弗化水素
特定化学物質・物質別まとめ・過去12回中11回、問題に登場
測定方法(捕集法-分析法)
| 方法 | 捕集 | 前処理・抽出・発色 | 分析(装置・波長) | 参照 |
| 液体捕集法-吸光光度分析法 |
水酸化ナトリウム溶液に吸収(液体捕集) |
pHを弱酸性に調節→ランタンとアリザリンコンプレクソンで発色(赤色溶液中の青色) |
吸光光度分析(620 nm付近) |
p.310〜312 |
| 液体捕集法-吸光光度分析法 |
水酸化ナトリウム溶液に吸収(液体捕集) |
pHを弱酸性に調節→別の発色試薬(アルフッソン)で発色 |
吸光光度分析(620 nm付近) |
p.312〜315 |
| 検知管法 |
検知管 |
- |
検知管法 |
p.315〜316 |
出典:『ガイドブック3 特定化学物質関係(金属類を除く)』の物質別各論(各方法の「原理」の項)。本文で確認して、書き直したものです。詳しい条件(流量・採取時間・試薬の濃度など)は、ページで確認してください。
この物質が登場した過去問(23問・11回)
令和8年度 第1回(2026年8月実施)
特定化学物質
何とか得点B物質の表で解く
特定化学物質用の検知管Ⓐとマイナスの妨害を示す物質Ⓑとの組合せとして、正しいものは次のうちどれか。
| Ⓐ | Ⓑ |
| (1) | アクリロニトリル用検知管 | シアン化水素 |
|---|
| (2) | ベンゼン用検知管 | トルエン |
|---|
| (3) | 塩化ビニル用検知管 | 塩化水素 |
|---|
| (4) | フッ化水素用検知管 | 硝酸 |
|---|
| (5) | 硫化水素用検知管 | 二酸化窒素 |
正答 (5)
検知管は、目的の物質以外の共存ガスによって、指示値が高く出る(プラスの妨害)か、低く出る(マイナスの妨害)ことがあります。硫化水素用検知管では、二酸化窒素がマイナスの妨害を示します。よって(5)です。
アクリロニトリル用検知管はシアン化水素、ベンゼン用検知管はトルエンなどの芳香族炭化水素が、いずれもプラスの妨害です。塩化ビニル用検知管のマイナスの妨害は、エチレンとアセチレンです。
(参考:『デザイン・サンプリングの実務(A・B測定編 上)』)
この問題は、何とか得点したい問題です(学習の優先度:中)。
理由:下記の通り、物質別の暗記リスト(ガイドブックの物質別各論の表)の物質「硫化水素」から、解けるからです。過去の出題が少なくても、表を押さえておけば、得点できます。
物質の表で解く:硫化水素(ガイドブックの物質別各論)
この区分は、過去の全回の出題にもとづく目安です。
出題頻度
この科目の過去12回のうち、同じ内容が出題された回数です(同じ回に重複しても1回と数えます。頻度は、問われている論点(同じ事実のまとまり)の出題回数です)。
- この形式の問題(穴埋め・組合せの問題):全12回中1回出題(出題確率8%)
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和8年度 第1回・2026年8月実施)
令和8年度 第1回(2026年8月実施)
特定化学物質
何とか得点B物質の表で解く
特定化学物質Ⓐと、その分析を吸光光度分析法を用いて行う場合の標準原液の調製に用いる溶媒Ⓑとの次の組合せのうち、誤っているものはどれか。
| Ⓐ | Ⓑ |
| (1) | フッ化水素 | アセトン |
|---|
| (2) | ペンタクロロフェノール | 水酸化ナトリウム溶液 |
|---|
| (3) | クロロメチルメチルエーテル | アセトン |
|---|
| (4) | オーラミン | メタノール |
|---|
| (5) | ニトログリコール | 精製水 |
正答 (1)
吸光光度分析法での標準原液(標準液)の調製に使う溶媒は、物質によって異なります。
- フッ化水素:フッ化ナトリウムを精製水に溶かして標準原液(80 µg HF/mL)とします。アセトンは使いません。選択肢1は誤りです。
- ペンタクロロフェノール:水酸化ナトリウム溶液に溶かします(選択肢2)。
- クロロメチルメチルエーテル:アセトンに溶かします(選択肢3)。
- オーラミン:メタノールに溶かします(選択肢4)。
- ニトログリコール:精製水に溶かします(選択肢5)。
(参考:『作業環境測定ガイドブック3 特定化学物質関係(金属類を除く)物質別各論』)
この問題は、何とか得点したい問題です(学習の優先度:中)。
理由:下記の通り、物質別の暗記リスト(ガイドブックの物質別各論の表)の物質「弗化水素」から、解けるからです。過去の出題が少なくても、表を押さえておけば、得点できます。
物質の表で解く:弗化水素(ガイドブックの物質別各論)
この区分は、過去の全回の出題にもとづく目安です。
出題頻度
この科目の過去12回のうち、同じ内容が出題された回数です(同じ回に重複しても1回と数えます。頻度は、問われている論点(同じ事実のまとまり)の出題回数です)。
- この形式の問題(穴埋め・組合せの問題):全12回中1回出題(出題確率8%)
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和8年度 第1回・2026年8月実施)
令和6年度 第1回(2024年8月実施)
特定化学物質
何とか得点B暗記で解く
特定化学物質用の検知管Ⓐとマイナスの妨害を示す物質Ⓑとの組合せとして、正しいものは次のうちどれか。
| Ⓐ | Ⓑ |
| (1) | アクリロニトリル用検知管 | シアン化水素 |
|---|
| (2) | エチレンオキシド用検知管 | ホルムアルデヒド |
|---|
| (3) | シアン化水素用検知管 | アンモニア |
|---|
| (4) | フッ化水素用検知管 | 硝酸 |
|---|
| (5) | ベンゼン用検知管 | キシレン |
正答 (3)
この問題の解説は準備中です。
この問題は、何とか得点したい問題です(学習の優先度:中)。
理由:この形式の問題(穴埋め・組合せの問題)は、全12回中3回出題されており、解き方を押さえれば、何とか得点できるからです。
物質の表で解く:シアン化水素(ガイドブックの物質別各論)
この区分は、過去の全回の出題にもとづく目安です。
出題頻度
この科目の過去12回のうち、同じ内容が出題された回数です(同じ回に重複しても1回と数えます。頻度は、問われている論点(同じ事実のまとまり)の出題回数です)。
- この形式の問題(穴埋め・組合せの問題):全12回中3回出題(出題確率25%)
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和6年度 第1回・2024年8月実施)
令和6年度 第1回(2024年8月実施)
特定化学物質
何とか得点B暗記で解く
吸光光度分析法における測定対象物質Ⓐとその標準溶液の調製に使用する標準物質Ⓑとの次の組合せのうち、不適切なものはどれか。
| Ⓐ | Ⓑ |
| (1) | 臭化メチル | 臭化カリウム |
|---|
| (2) | シアン化水素 | シアン化カリウム |
|---|
| (3) | 硫化水素 | 硫化ナトリウム |
|---|
| (4) | 硫酸ジメチル | 硫酸ナトリウム |
|---|
| (5) | フッ化水素 | フッ化ナトリウム |
正答 (4)
吸光光度分析法で、標準溶液の調製に使う標準物質は、測定対象物質によって決まります。
- シアン化水素:シアン化カリウム
- 臭化メチル:臭化カリウム
- 硫化水素:硫化ナトリウム
- フッ化水素:フッ化ナトリウム
- 硫酸ジメチル:硫酸ナトリウムではありません。硫酸ジメチルの標準液は、硫酸ジメチルそのものを、溶媒に溶かして調製します。「硫酸ジメチル/硫酸ナトリウム」とする選択肢4は不適切です。
同様の問題は、令和3年度第1回にも出題され、「塩素/塩化ナトリウム」が不適切(塩素の標準溶液は、次亜塩素酸ナトリウムから調製)とされ、「硫酸ジメチル/メタノール」は、適切な組合せとして扱われています。この問題の正誤は、出題実績にもとづいて判断しています。
(参考:『作業環境測定ガイドブック3 特定化学物質関係(金属類を除く)物質別各論』)
この問題は、何とか得点したい問題です(学習の優先度:中)。
理由:この形式の問題(穴埋め・組合せの問題)は、全12回中3回出題されており、解き方を押さえれば、何とか得点できるからです。
この区分は、過去の全回の出題にもとづく目安です。
出題頻度
この科目の過去12回のうち、同じ内容が出題された回数です(同じ回に重複しても1回と数えます。頻度は、問われている論点(同じ事実のまとまり)の出題回数です)。
- この形式の問題(穴埋め・組合せの問題):全12回中3回出題(出題確率25%)
吸光光度分析法で、標準溶液の調製に使う標準物質は、測定対象物質によって決まります。
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和6年度 第1回・2024年8月実施)
令和5年度 第1回(2023年8月実施)
特定化学物質
得点必須S暗記で解く
作業環境空気(25 ℃、1気圧)中のフッ化水素の濃度を測定するため、捕集液 10 mL に 1.00 L・min⁻¹の流量で試料空気を10分間吸引した。その全量 10 mLについて定量操作を行い、その吸光度をブランクを対照として測定したところ0.350 であった。フッ化水素の濃度が、1.15 × 10⁻⁸mol・mL⁻¹の標準溶液 10 mLについても同様の操作を行って測定した吸光度は 0.450 であった。フッ化水素の作業環境空気中濃度(体積分率)として、正しい値に最も近いものは次のうちどれか。ただし、捕集率は 100%とする。
- (1)0.022 ppm
- (2)0.032 ppm
- (3)0.22 ppm
- (4)0.32 ppm
- (5)2.2 ppm
正答 (3)
次の順で計算します。
- 標準溶液10 mL中のフッ化水素の量:1.15 × 10⁻⁸ mol/mL × 10 mL = 1.15 × 10⁻⁷ mol(吸光度0.450)
- 試料液中のフッ化水素の量:1.15 × 10⁻⁷ × 0.350/0.450 ≒ 8.94 × 10⁻⁸ mol
- 吸引した空気の量:1.00 L/min × 10 min = 10 L
- フッ化水素の気体の体積(25℃、1気圧のモル体積24.45 L/mol):8.94 × 10⁻⁸ × 24.45 ≒ 2.19 × 10⁻⁶ L
- 体積分率:2.19 × 10⁻⁶ L ÷ 10 L ≒ 2.2 × 10⁻⁷ = 0.22 ppm
よって(3)です。
この問題は、試験本番では得点しなければならない問題です(学習の優先度:最高)。
理由:この形式の問題(計算問題)は、全12回中6回出題されており、解き方を押さえれば、確実に得点できるからです。
物質の表で解く:弗化水素(ガイドブックの物質別各論)
この区分は、過去の全回の出題にもとづく目安です。
出題頻度
この科目の過去12回のうち、同じ内容が出題された回数です(同じ回に重複しても1回と数えます。頻度は、問われている論点(同じ事実のまとまり)の出題回数です)。
- この形式の問題(計算問題):全12回中6回出題(出題確率50%)
標準溶液との吸光度の比で試料中の量を求め、24.45 L/molで気体の体積に直し、吸引空気量で割る。
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和5年度 第1回・2023年8月実施)
令和5年度 第1回(2023年8月実施)
特定化学物質
何とか得点B物質の表で解く
特定化学物質用の検知管Ⓐと、それに利用される反応Ⓑとの次の組合せのうち、誤っているものはどれか。
| Ⓐ | Ⓑ |
| (1) | アクリロニトリル用検知管 | アクリロニトリルが酸化剤と反応してシアン化水素を発生する。 |
|---|
| (2) | 塩化ビニル用検知管 | 塩化ビニルが酸化剤と反応して塩化水素を発生する。 |
|---|
| (3) | 臭化メチル用検知管 | 臭化メチルが酸化剤と反応して臭素を発生する。 |
|---|
| (4) | フッ化水素用検知管 | フッ化水素がリン酸ヒドロキシルアミンと反応してリン酸を遊離する。 |
|---|
| (5) | ベンゼン用検知管 | ベンゼンが五酸化ヨウ素と反応してヨウ素を遊離する。 |
正答 (4)
この問題の解説は準備中です。
この問題は、何とか得点したい問題です(学習の優先度:中)。
理由:下記の通り、物質別の暗記リスト(ガイドブックの物質別各論の表)の物質「弗化水素」から、解けるからです。過去の出題が少なくても、表を押さえておけば、得点できます。
物質の表で解く:弗化水素(ガイドブックの物質別各論)
この区分は、過去の全回の出題にもとづく目安です。
出題頻度
この科目の過去12回のうち、同じ内容が出題された回数です(同じ回に重複しても1回と数えます。頻度は、問われている論点(同じ事実のまとまり)の出題回数です)。
- この形式の問題(穴埋め・組合せの問題):全12回中1回出題(出題確率8%)
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和5年度 第1回・2023年8月実施)
令和4年度 第1回(2022年8月実施)
特定化学物質
何とか得点B物質の表で解く
次の測定対象物質のうち、ろ過捕集法と固体捕集法を組合せた相補型ろ過捕集法により捕集するものはどれか。
- (1)エチレンイミン
- (2)アクリルアミド
- (3)o-トルイジン
- (4)フッ化水素
- (5)ペンタクロロフェノール
正答 (2)
アクリルアミドは、粒子と蒸気の両方で存在するので、ガラス繊維ろ紙(ろ過捕集)と活性炭フェルト(固体捕集)を組み合わせた相補型ろ過捕集法で捕集します。よって(2)です。
エチレンイミン、o-トルイジン、フッ化水素は、液体捕集または固体捕集、ペンタクロロフェノールは、ろ過捕集または液体捕集で捕集します。
(参考:『作業環境測定ガイドブック3 特定化学物質関係(金属類を除く)物質別各論』)
この問題は、何とか得点したい問題です(学習の優先度:中)。
理由:下記の通り、物質別の暗記リスト(ガイドブックの物質別各論の表)の物質「アクリルアミド」から、解けるからです。過去の出題が少なくても、表を押さえておけば、得点できます。
物質の表で解く:アクリルアミド(ガイドブックの物質別各論)
この区分は、過去の全回の出題にもとづく目安です。
出題頻度
この科目の過去12回のうち、同じ内容が出題された回数です(同じ回に重複しても1回と数えます。頻度は、問われている論点(同じ事実のまとまり)の出題回数です)。
- この形式の問題(選択肢が物質名などの問題):全12回中1回出題(出題確率8%)
アクリルアミドは、粒子と蒸気の両方で存在するので、ガラス繊維ろ紙(ろ過捕集)と活性炭フェルト(固体捕集)を組み合わせた相補型ろ過捕集法で捕集します。よって(2)です。
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和4年度 第1回・2022年8月実施)
令和3年度 第1回(2021年8月実施)
特定化学物質
何とか得点B物質の表で解く
特定化学物質用の検知管Ⓐと、それに利用される反応Ⓑとの次の組合せのうち、誤っているものはどれか。
| Ⓐ | Ⓑ |
| (1) | アクリロニトリル用検知管 | アクリロニトリルが酸化剤と反応してシアン化水素を発生する。 |
|---|
| (2) | 四塩化炭素用検知管 | 四塩化炭素が酸化剤と反応してホスゲンとなる。 |
|---|
| (3) | フッ化水素用検知管 | フッ化水素が五酸化ヨウ素と反応してヨウ素を生じる。 |
|---|
| (4) | ホルムアルデヒド用検知管 | ホルムアルデヒドがリン酸ヒドロキシルアミンと反応してリン酸を遊離する。 |
|---|
| (5) | 硫化水素用検知管 | 硫化水素が酢酸鉛と反応して硫化鉛を生成する。 |
正答 (3)
検知管の反応を確認します。
- 五酸化ヨウ素と反応してヨウ素を生じる反応は、ベンゼン用検知管などの、炭化水素・有機溶剤用の検知管の反応です。フッ化水素用検知管ではないので、選択肢3は誤りです。
- アクリロニトリル用検知管は、酸化剤との反応でシアン化水素を発生させます。四塩化炭素用検知管は、酸化剤との反応でホスゲンになります。ホルムアルデヒド用検知管は、リン酸ヒドロキシルアミンとの反応でリン酸を遊離し、pH指示薬が変色します。硫化水素用検知管は、酢酸鉛との反応で硫化鉛を生成します。
この問題は、何とか得点したい問題です(学習の優先度:中)。
理由:下記の通り、物質別の暗記リスト(ガイドブックの物質別各論の表)の物質「弗化水素」から、解けるからです。過去の出題が少なくても、表を押さえておけば、得点できます。
物質の表で解く:弗化水素(ガイドブックの物質別各論)
この区分は、過去の全回の出題にもとづく目安です。
出題頻度
この科目の過去12回のうち、同じ内容が出題された回数です(同じ回に重複しても1回と数えます。頻度は、問われている論点(同じ事実のまとまり)の出題回数です)。
- この形式の問題(穴埋め・組合せの問題):全12回中2回出題(出題確率17%)
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和3年度 第1回・2021年8月実施)
令和3年度 第1回(2021年8月実施)
特定化学物質
余裕があれば得点C暗記で解く
吸光光度分析法における測定対象物質Ⓐとその標準溶液の調製に使用する標準物質Ⓑとの次の組合せのうち、不適切なものはどれか。
| Ⓐ | Ⓑ |
| (1) | シアン化水素 | シアン化カリウム |
|---|
| (2) | 臭化メチル | 臭化カリウム |
|---|
| (3) | 塩素 | 塩化ナトリウム |
|---|
| (4) | 硫酸ジメチル | メタノール |
|---|
| (5) | フッ化水素 | フッ化ナトリウム |
正答 (3)
吸光光度分析法で、標準溶液の調製に使う標準物質は、測定対象物質によって異なります。塩素の標準溶液は、次亜塩素酸ナトリウム溶液から調製します(ヨウ素滴定で標定)。「塩化ナトリウム」とする選択肢3は不適切です。
シアン化水素にはシアン化カリウム、臭化メチルには臭化カリウム、フッ化水素にはフッ化ナトリウムを使います。
(参考:『作業環境測定ガイドブック3 特定化学物質関係(金属類を除く)物質別各論』)
この問題は、余裕があれば得点したい問題です(学習の優先度:低。過去に1回だけ出題)。
理由:この形式の問題(穴埋め・組合せの問題)は、過去に1回出題されています。余裕があれば、解き方を押さえておくと得点できるからです。
この区分は、過去の全回の出題にもとづく目安です。
出題頻度
この科目の過去12回のうち、同じ内容が出題された回数です(同じ回に重複しても1回と数えます。頻度は、問われている論点(同じ事実のまとまり)の出題回数です)。
- この形式の問題(穴埋め・組合せの問題):全12回中2回出題(出題確率17%)
吸光光度分析法で、標準溶液の調製に使う標準物質は、測定対象物質によって異なります。塩素の標準溶液は、次亜塩素酸ナトリウム溶液から調製します(ヨウ素滴定で標定)。
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和3年度 第1回・2021年8月実施)
令和2年度 第1回(2020年8月実施)
特定化学物質
何とか得点B物質の表で解く
吸光光度分析法による環境空気中のフッ化水素の分析に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)捕集液として水酸化ナトリウム溶液を用いる。
- (2)捕集器具としてミゼットインピンジャーを用いる。
- (3)標準原液は、ポリエチレン製の容器に保存する。
- (4)ランタン-アリザリンコンプレクソン錯体は、フッ化物イオンと複合錯体を形成する。
- (5)発色操作は pH 2で行う。
正答 (5)
フッ化水素の吸光光度分析法(ランタン-アリザリンコンプレクソン法)では、発色操作は、pH5前後(酢酸緩衝液で調整)で行います。「pH2で行う」とする選択肢5は誤りです。ランタン-アリザリンコンプレクソン錯体が、フッ化物イオンと、青色の複合錯体をつくります(620 nm付近で測定)。
捕集は、水酸化ナトリウム溶液を入れたミゼットインピンジャーで行います。フッ化物イオンは、ガラスに吸着されたり、ガラスと反応したりするので、標準原液は、ポリエチレン製の容器に保存します。
(参考:JIS K 0102(工場排水試験方法)34.1 ランタン-アリザリンコンプレキソン吸光光度法。溶液のpHを5前後に調整し、酢酸緩衝液を加えて発色させ、620 nm付近で測定します。)
この問題は、何とか得点したい問題です(学習の優先度:中)。
理由:下記の通り、物質別の暗記リスト(ガイドブックの物質別各論の表)の物質「弗化水素」から、解けるからです。過去の出題が少なくても、表を押さえておけば、得点できます。
物質の表で解く:弗化水素(ガイドブックの物質別各論)
この区分は、過去の全回の出題にもとづく目安です。
出題頻度
この科目の過去12回のうち、同じ内容が出題された回数です(同じ回に重複しても1回と数えます。頻度は、問われている論点(同じ事実のまとまり)の出題回数です)。
- (1)正しい記述頻出のおとり:全12回中5回出題(出題確率42%)/同じ記述の出題:2回論点「捕集液は水酸化ナトリウム溶液を用いる。」原理「酸性ガスは塩基性の捕集液に吸収される」:全12回中5回出題
- (2)正しい記述初見:全12回中1回出題(出題確率8%)論点「捕集器具としてミゼットインピンジャーを用いる。」
- (3)正しい記述初見:全12回中1回出題(出題確率8%)論点「標準原液は、ポリエチレン製の容器に保存する。」
- (4)正しい記述初見:全12回中1回出題(出題確率8%)論点「ランタン-アリザリンコンプレクソン錯体は、フッ化物イオンと複合錯体を形成する」
- (5)誤った記述正答(物質の表で解ける):全12回中1回出題(出題確率8%)論点「発色操作はpH2で行う。(誤りの記述)」
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和2年度 第1回・2020年8月実施)
令和2年度 第1回(2020年8月実施)
特定化学物質
余裕があれば得点C暗記で解く
次の化合物のうち、1気圧における沸点が最も低いものはどれか。
- (1)エチレンイミン
- (2)塩化ビニル
- (3)クロロホルム
- (4)1,1-ジメチルヒドラジン
- (5)フッ化水素
正答 (2)
1気圧での沸点は、塩化ビニルが約−13℃、エチレンイミンが約56℃、クロロホルムが約61℃、1,1-ジメチルヒドラジンが約63℃、フッ化水素が約20℃です。最も低いのは塩化ビニルで、(2)です。(沸点は、一般的な化学便覧の概数です。)
この問題は、余裕があれば得点したい問題です(学習の優先度:低。過去に1回だけ出題)。
理由:この形式の問題(選択肢が物質名などの問題)は、過去に1回出題されています。余裕があれば、解き方を押さえておくと得点できるからです。
この区分は、過去の全回の出題にもとづく目安です。
出題頻度
この科目の過去12回のうち、同じ内容が出題された回数です(同じ回に重複しても1回と数えます。頻度は、問われている論点(同じ事実のまとまり)の出題回数です)。
- この形式の問題(選択肢が物質名などの問題):全12回中2回出題(出題確率17%)
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和2年度 第1回・2020年8月実施)
令和2年度 第1回(2020年8月実施)
特定化学物質
何とか得点B物質の表で解く
吸光光度分析法による分析において、測定対象物質Ⓐと、標準溶液調製時に標準物質として使用する物質Ⓑとの次の組合せのうち、不適切なものはどれか。
| Ⓐ | Ⓑ |
| (1) | 塩素 | 次亜塩素酸ナトリウム |
|---|
| (2) | 臭化メチル | 臭化カリウム |
|---|
| (3) | フッ化水素 | フッ化ナトリウム |
|---|
| (4) | 硫酸ジメチル | メタノール |
|---|
| (5) | 硫化水素 | 硫酸亜鉛 |
正答 (5)
吸光光度分析法で、標準溶液の調製に使う標準物質は、測定対象物質によって決まります。硫化水素の標準溶液は、硫化ナトリウムから調製します。「硫酸亜鉛」は、硫化水素の捕集液に使う試薬で、標準物質ではありません。選択肢5は不適切です。
塩素には次亜塩素酸ナトリウム、臭化メチルには臭化カリウム、フッ化水素にはフッ化ナトリウム、硫酸ジメチルにはメタノールを溶媒として使います。
(参考:『作業環境測定ガイドブック3 特定化学物質関係(金属類を除く)物質別各論』)
この問題は、何とか得点したい問題です(学習の優先度:中)。
理由:下記の通り、物質別の暗記リスト(ガイドブックの物質別各論の表)の物質「硫化水素」から、解けるからです。過去の出題が少なくても、表を押さえておけば、得点できます。
物質の表で解く:硫化水素(ガイドブックの物質別各論)
この区分は、過去の全回の出題にもとづく目安です。
出題頻度
この科目の過去12回のうち、同じ内容が出題された回数です(同じ回に重複しても1回と数えます。頻度は、問われている論点(同じ事実のまとまり)の出題回数です)。
- この形式の問題(穴埋め・組合せの問題):全12回中1回出題(出題確率8%)
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和2年度 第1回・2020年8月実施)
令和元年度 第1回(2019年8月実施)
特定化学物質
得点必須S暗記で解く
環境空気(25 ℃、1気圧)中のフッ化水素の濃度を測定するため、捕集液10 mL に 0.75 L・min⁻¹ の流量で試料空気を10分間吸引した。その全量 10 mLについて定量操作を行い、その吸光度をブランクを対照として測定したところ0.350 であった。フッ化水素の濃度が、1.15 × 10⁻⁷ mol・mL⁻¹ の標準溶液 10 mL についても同様の操作を行って測定した吸光度は 0.455 であった。フッ化水素の環境空気中濃度(体積分率)として、正しい値に最も近いものは次のうちどれか。ただし、捕集率は 100%とする。
- (1)1.5 ppm
- (2)2.9 ppm
- (3)3.4 ppm
- (4)4.2 ppm
- (5)5.3 ppm
正答 (2)
次の順で計算します。
- 標準溶液10 mL中のフッ化水素の量:1.15 × 10⁻⁷ mol/mL × 10 mL = 1.15 × 10⁻⁶ mol(吸光度0.455)
- 試料液中のフッ化水素の量:1.15 × 10⁻⁶ × 0.350/0.455 ≒ 8.85 × 10⁻⁷ mol
- 吸引した空気の量:0.75 L/min × 10 min = 7.5 L
- フッ化水素の気体の体積(25℃、1気圧のモル体積24.45 L/mol):8.85 × 10⁻⁷ × 24.45 ≒ 2.16 × 10⁻⁵ L
- 体積分率:2.16 × 10⁻⁵ L ÷ 7.5 L ≒ 2.9 × 10⁻⁶ = 2.9 ppm
よって(2)です。
この問題は、試験本番では得点しなければならない問題です(学習の優先度:最高)。
理由:この形式の問題(計算問題)は、全12回中6回出題されており、解き方を押さえれば、確実に得点できるからです。
物質の表で解く:弗化水素(ガイドブックの物質別各論)
この区分は、過去の全回の出題にもとづく目安です。
出題頻度
この科目の過去12回のうち、同じ内容が出題された回数です(同じ回に重複しても1回と数えます。頻度は、問われている論点(同じ事実のまとまり)の出題回数です)。
- この形式の問題(計算問題):全12回中6回出題(出題確率50%)
標準溶液との吸光度の比で試料中の量を求め、24.45 L/molで気体の体積に直し、吸引空気量で割る。
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和元年度 第1回・2019年8月実施)
令和元年度 第1回(2019年8月実施)
特定化学物質
余裕があれば得点C暗記で解く
吸光光度分析法による分析において、測定対象物質Ⓐとその標準溶液の調製に使用する物質Ⓑとの組合せのうち、不適切なものはどれか。
| Ⓐ | Ⓑ |
| (1) | シアン化水素 | シアン化カリウム |
|---|
| (2) | 臭化メチル | 臭化カリウム |
|---|
| (3) | 塩素 | 次亜塩素酸ナトリウム |
|---|
| (4) | 硫酸ジメチル | 硫酸ナトリウム |
|---|
| (5) | フッ化水素 | フッ化ナトリウム |
正答 (4)
吸光光度分析法で、標準溶液の調製に使う物質は、測定対象物質によって決まります。硫酸ジメチルの標準液は、硫酸ナトリウムではなく、硫酸ジメチルそのものを、溶媒に溶かして調製します。「硫酸ジメチル/硫酸ナトリウム」とする選択肢4は不適切です。同じ問題は、令和6年度第1回にも出題されています(出題実績)。
シアン化水素にはシアン化カリウム、臭化メチルには臭化カリウム、塩素には次亜塩素酸ナトリウム、フッ化水素にはフッ化ナトリウムを使います。
(参考:『作業環境測定ガイドブック3 特定化学物質関係(金属類を除く)物質別各論』)
この問題は、余裕があれば得点したい問題です(学習の優先度:低。過去に1回だけ出題)。
理由:この形式の問題(穴埋め・組合せの問題)は、過去に1回出題されています。余裕があれば、解き方を押さえておくと得点できるからです。
この区分は、過去の全回の出題にもとづく目安です。
出題頻度
この科目の過去12回のうち、同じ内容が出題された回数です(同じ回に重複しても1回と数えます。頻度は、問われている論点(同じ事実のまとまり)の出題回数です)。
- この形式の問題(穴埋め・組合せの問題):全12回中2回出題(出題確率17%)
吸光光度分析法で、標準溶液の調製に使う標準物質は、測定対象物質によって決まります。
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和元年度 第1回・2019年8月実施)
平成30年度 第1回(2018年8月実施)
特定化学物質
得点必須S暗記で解く
環境空気(25℃、1気圧)中のフッ化水素の濃度を吸光光度分析法で測定した。捕集液に0.70L·min⁻¹の流量で試料空気を10分間吸引して得られた試料液10mLについて定量操作を行い、その吸光度をブランクを対照として測定したところ0.100であった。フッ化水素の濃度が、1.00×10⁻³g·L⁻¹の標準溶液10mLにつき試料液と同様の定量操作を行って測定した吸光度は0.350であった。フッ化水素の環境空気中濃度(体積分率)として、正しい値に最も近いものは次のうちどれか。ただし、捕集率は100%とし、フッ化水素のモル質量を20.01g·mol⁻¹とする。
- (1)0.30ppm
- (2)0.35ppm
- (3)0.40ppm
- (4)0.45ppm
- (5)0.50ppm
正答 (5)
次の順で計算します。
- 標準溶液10 mL中のフッ化水素の量:1.00 × 10⁻³ g/L × 0.010 L = 1.00 × 10⁻⁵ g(吸光度0.350)
- 試料液中のフッ化水素の量:1.00 × 10⁻⁵ × 0.100/0.350 ≒ 2.86 × 10⁻⁶ g、物質量は 2.86 × 10⁻⁶ ÷ 20.01 ≒ 1.43 × 10⁻⁷ mol
- 気体の体積(25℃、1気圧のモル体積24.45 L/mol):1.43 × 10⁻⁷ × 24.45 ≒ 3.49 × 10⁻⁶ L
- 吸引した空気の量:0.70 L/min × 10 min = 7.0 L
- 体積分率:3.49 × 10⁻⁶ ÷ 7.0 ≒ 5.0 × 10⁻⁷ = 0.50 ppm
よって(5)です。
この問題は、試験本番では得点しなければならない問題です(学習の優先度:最高)。
理由:この形式の問題(計算問題)は、全12回中6回出題されており、解き方を押さえれば、確実に得点できるからです。
物質の表で解く:弗化水素(ガイドブックの物質別各論)
この区分は、過去の全回の出題にもとづく目安です。
出題頻度
この科目の過去12回のうち、同じ内容が出題された回数です(同じ回に重複しても1回と数えます。頻度は、問われている論点(同じ事実のまとまり)の出題回数です)。
- この形式の問題(計算問題):全12回中6回出題(出題確率50%)
標準溶液との吸光度の比で試料中の量を求め、24.45 L/molで気体の体積に直し、吸引空気量で割る。
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(平成30年度 第1回・2018年8月実施)
平成30年度 第1回(2018年8月実施)
特定化学物質
失点やむなしD初見
測定対象物質Ⓐとその捕集又は分析で使用される試薬Ⓑとの次の組合せのうち、不適当なものはどれか。
| Ⓐ | Ⓑ |
| (1) | エチレンオキシド | ナフトキノンスルホン酸 |
|---|
| (2) | ジアニシジン | p-ジメチルアミノベンズアルデヒド |
|---|
| (3) | フッ化水素 | アリザリンコンプレクソン |
|---|
| (4) | ニトログリコール | N、N'-ジフェニルベンジジン |
|---|
| (5) | ホルムアルデヒド | 2,4-ジニトロフェニルヒドラジン(DNPH) |
正答 (1)
ナフトキノンスルホン酸は、エチレンイミンの吸光光度分析法で使う試薬です(エチレンオキシドの試薬ではありません)。「エチレンオキシド/ナフトキノンスルホン酸」とする選択肢1は不適当です。エチレンオキシドは、臭化水素酸を含浸した活性炭管に捕集して、誘導体化します。
フッ化水素はアリザリンコンプレクソン、ホルムアルデヒドは2,4-ジニトロフェニルヒドラジン(DNPH)を使います。
(参考:『作業環境測定ガイドブック3 特定化学物質関係(金属類を除く)物質別各論』)
この問題は、失点しても仕方がない問題です(初見)。
理由:この形式の問題(穴埋め・組合せの問題)は、過去の出題がなく、初見です。
この区分は、過去の全回の出題にもとづく目安です。
出題頻度
この科目の過去12回のうち、同じ内容が出題された回数です(同じ回に重複しても1回と数えます。頻度は、問われている論点(同じ事実のまとまり)の出題回数です)。
- この形式の問題(穴埋め・組合せの問題):全12回中1回出題(出題確率8%)
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(平成30年度 第1回・2018年8月実施)
平成29年度 第1回(2017年8月実施)
特定化学物質
失点やむなしD初見
次の特定化学物質のうち、液体捕集法による試料採取が適切でないものはどれか。
- (1)塩化ビニル
- (2)アクリロニトリル
- (3)硫化水素
- (4)フッ化水素
- (5)硫酸ジメチル
正答 (1)
塩化ビニルは、常温で気体で、水にほとんど溶けないので、液体捕集法による試料採取は適切ではありません(固体捕集法または直接捕集法を使います)。よって(1)です。同じ問題は、令和2年度第1回にも出題されています(出題実績)。
アクリロニトリル、硫化水素、フッ化水素、硫酸ジメチルは、液体捕集法で捕集できます。
(参考:『デザイン・サンプリングの実務(C・D測定編)』)
この問題は、失点しても仕方がない問題です(初見)。
理由:この形式の問題(選択肢が物質名などの問題)は、過去の出題がなく、初見です。
この区分は、過去の全回の出題にもとづく目安です。
出題頻度
この科目の過去12回のうち、同じ内容が出題された回数です(同じ回に重複しても1回と数えます。頻度は、問われている論点(同じ事実のまとまり)の出題回数です)。
- この形式の問題(選択肢が物質名などの問題):全12回中1回出題(出題確率8%)
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(平成29年度 第1回・2017年8月実施)
平成29年度 第1回(2017年8月実施)
特定化学物質
何とか得点B物質の表で解く
次の測定対象物質のうち、ガラス繊維ろ紙と固体捕集用充填剤を組み合わせた相補型ろ過捕集法により捕集するものはどれか。
- (1)エチレンイミン
- (2)o-フタロジニトリル
- (3)o-トリジン
- (4)フッ化水素
- (5)ペンタクロロフェノール
正答 (2)
o-フタロジニトリルは、粒子とガスの両方の状態で存在するので、ガラス繊維ろ紙と固体捕集用充填剤を組み合わせた、相補型ろ過捕集法で捕集します。よって(2)です。同じ問題は、令和2年度第1回にも出題されています(出題実績)。
(参考:『作業環境測定ガイドブック3 特定化学物質関係(金属類を除く)物質別各論』)
この問題は、何とか得点したい問題です(学習の優先度:中)。
理由:下記の通り、物質別の暗記リスト(ガイドブックの物質別各論の表)の物質「オルト-フタロジニトリル」から、解けるからです。過去の出題が少なくても、表を押さえておけば、得点できます。
物質の表で解く:オルト-フタロジニトリル(ガイドブックの物質別各論)
この区分は、過去の全回の出題にもとづく目安です。
出題頻度
この科目の過去12回のうち、同じ内容が出題された回数です(同じ回に重複しても1回と数えます。頻度は、問われている論点(同じ事実のまとまり)の出題回数です)。
- この形式の問題(選択肢が物質名などの問題):全12回中1回出題(出題確率8%)
オルト-フタロジニトリルは、粒子とガスの両方の状態で存在するため、固体捕集方法とろ過捕集方法を組み合わせて捕集します(ろ過材で捕集した粒子から揮発する分を、後ろの固体捕集剤で補う方法)。よって(3)です。
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(平成29年度 第1回・2017年8月実施)
平成28年度 第1回(2016年8月実施)
特定化学物質
何とか得点B物質の表で解く
吸光光度分析法による環境空気中の濃度測定に関する次の記述の[ ]に入る物質として、正しいものは下のうちどれか。
「捕集液として水酸化ナトリウム溶液を用いて、これに[ ]を捕集して試料液とする。試料液のpHを弱酸性に調整した後、ランタン及びアリザリンコンプレクソンを加えて発色させ、620 nmにおける吸光度を測定し、[ ]の空気中濃度を求める。」
- (1)硫化水素
- (2)フッ化水素
- (3)塩素
- (4)トルエンジイソシアネート
- (5)o-トリジン
正答 (2)
捕集液に水酸化ナトリウム溶液を使って捕集し、試料液のpHを弱酸性に調整したあと、ランタンとアリザリンコンプレクソンを加えて発色させる方法は、フッ化水素の吸光光度分析法(ランタン-アリザリンコンプレクソン法)です。よって(2)です。同様の問題は、令和2年度第1回にも出題されています(出題実績)。
(参考:JIS K 0102(工場排水試験方法)34.1 ランタン-アリザリンコンプレキソン吸光光度法)
この問題は、何とか得点したい問題です(学習の優先度:中)。
理由:下記の通り、物質別の暗記リスト(ガイドブックの物質別各論の表)の物質「弗化水素」から、解けるからです。過去の出題が少なくても、表を押さえておけば、得点できます。
物質の表で解く:弗化水素(ガイドブックの物質別各論)
この区分は、過去の全回の出題にもとづく目安です。
出題頻度
この科目の過去12回のうち、同じ内容が出題された回数です(同じ回に重複しても1回と数えます。頻度は、問われている論点(同じ事実のまとまり)の出題回数です)。
- この形式の問題(選択肢が物質名などの問題):全12回中1回出題(出題確率8%)
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(平成28年度 第1回・2016年8月実施)
平成28年度 第1回(2016年8月実施)
特定化学物質
失点やむなしD初見
吸光光度分析法による分析において、測定対象物質Ⓐと、標準溶液調製時に標準物質として使用する物質Ⓑとの次の組合せのうち、不適切なものはどれか。
| Ⓐ | Ⓑ |
| (1) | 塩素 | 塩化ナトリウム |
|---|
| (2) | 臭化メチル | 臭化カリウム |
|---|
| (3) | フッ化水素 | フッ化ナトリウム |
|---|
| (4) | 硫化水素 | 硫化ナトリウム |
|---|
| (5) | 硫酸ジメチル | メタノール |
正答 (1)
吸光光度分析法で、標準溶液の調製に使う標準物質は、測定対象物質によって決まります。塩素の標準溶液は、次亜塩素酸ナトリウム溶液から調製します。「塩化ナトリウム」とする選択肢1は不適切です。同じ問題は、令和3年度第1回にも出題されています(出題実績)。
臭化メチルには臭化カリウム、フッ化水素にはフッ化ナトリウム、硫化水素には硫化ナトリウム、硫酸ジメチルにはメタノールを溶媒として使います。
(参考:『作業環境測定ガイドブック3 特定化学物質関係(金属類を除く)物質別各論』)
この問題は、失点しても仕方がない問題です(初見)。
理由:この形式の問題(穴埋め・組合せの問題)は、過去の出題がなく、初見です。
この区分は、過去の全回の出題にもとづく目安です。
出題頻度
この科目の過去12回のうち、同じ内容が出題された回数です(同じ回に重複しても1回と数えます。頻度は、問われている論点(同じ事実のまとまり)の出題回数です)。
- この形式の問題(穴埋め・組合せの問題):全12回中1回出題(出題確率8%)
吸光光度分析法で、標準溶液の調製に使う標準物質は、測定対象物質によって異なります。塩素の標準溶液は、次亜塩素酸ナトリウム溶液から調製します(ヨウ素滴定で標定)。
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(平成28年度 第1回・2016年8月実施)
平成27年度 第1回(2015年8月実施)
特定化学物質
得点必須S暗記で解く
環境空気(25℃、1気圧)中のフッ化水素の濃度を吸光光度分析法で測定した。捕集液に1.0 L・min⁻¹の流量で試料空気を10分間吸引して得られた試料液10 mLについて定量操作を行い、その吸光度をブランクを対照として測定したところ0.100であった。フッ化水素の濃度が、4.58×10⁻⁵ mol・L⁻¹の標準溶液10 mLにつき試料液と同様の定量操作を行って測定した吸光度は0.320であった。フッ化水素の環境空気中濃度(体積分率)として、正しい値に最も近いものは次のうちどれか。ただし、捕集率は100%とする。
- (1)0.15ppm
- (2)0.25ppm
- (3)0.35ppm
- (4)0.45ppm
- (5)0.55ppm
正答 (3)
次の順で計算します。
- 標準溶液10 mL中のフッ化水素の量:4.58 × 10⁻⁵ mol/L × 0.010 L = 4.58 × 10⁻⁷ mol(吸光度0.320)
- 試料液中のフッ化水素の量:4.58 × 10⁻⁷ × 0.100/0.320 ≒ 1.43 × 10⁻⁷ mol
- 気体の体積(25℃、1気圧のモル体積24.45 L/mol):1.43 × 10⁻⁷ × 24.45 ≒ 3.50 × 10⁻⁶ L
- 吸引した空気の量:1.0 L/min × 10 min = 10 L
- 体積分率:3.50 × 10⁻⁶ ÷ 10 ≒ 3.5 × 10⁻⁷ = 0.35 ppm
よって(3)です。
この問題は、試験本番では得点しなければならない問題です(学習の優先度:最高)。
理由:この形式の問題(計算問題)は、全12回中6回出題されており、解き方を押さえれば、確実に得点できるからです。
物質の表で解く:弗化水素(ガイドブックの物質別各論)
この区分は、過去の全回の出題にもとづく目安です。
出題頻度
この科目の過去12回のうち、同じ内容が出題された回数です(同じ回に重複しても1回と数えます。頻度は、問われている論点(同じ事実のまとまり)の出題回数です)。
- この形式の問題(計算問題):全12回中6回出題(出題確率50%)
標準溶液との吸光度の比で試料中の量を求め、24.45 L/molで気体の体積に直し、吸引空気量で割る。
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(平成27年度 第1回・2015年8月実施)
平成27年度 第1回(2015年8月実施)
特定化学物質
何とか得点B物質の表で解く
特定化学物質用検知管Ⓐと、それに利用されている反応Ⓑとの次の組合せのうち、誤っているものはどれか。
| Ⓐ | Ⓑ |
| (1) | シアン化水素用検知管 | シアン化水素が塩化水銀(Ⅱ)と反応して塩化水素を生じる。 |
|---|
| (2) | ホルムアルデヒド用検知管 | ホルムアルデヒドがリン酸ヒドロキシルアミンと反応してリン酸を遊離する。 |
|---|
| (3) | フッ化水素用検知管 | フッ化水素が五酸化ヨウ素と反応してヨウ素を生じる。 |
|---|
| (4) | 硫化水素用検知管 | 硫化水素が酢酸鉛と反応して硫化鉛を生成する。 |
|---|
| (5) | スチレン用検知管 | スチレンが発煙硫酸により重合する。 |
正答 (3)
フッ化水素用検知管は、フッ化水素と反応する試薬を使う検知管で、五酸化ヨウ素と反応して、ヨウ素を生じる反応は、ベンゼンなどの炭化水素・有機溶剤用の検知管の反応です。「フッ化水素が五酸化ヨウ素と反応してヨウ素を生じる」とする選択肢3は誤りです。同様の記述は、令和3年度第1回にも出題されています(出題実績)。
シアン化水素用検知管は、塩化水銀(Ⅱ)との反応で塩化水素を生じ、ホルムアルデヒド用検知管は、リン酸ヒドロキシルアミンとの反応でリン酸を遊離します。硫化水素用検知管は、酢酸鉛との反応で硫化鉛を生成し、スチレン用検知管は、発煙硫酸による重合を利用します。
この問題は、何とか得点したい問題です(学習の優先度:中)。
理由:下記の通り、物質別の暗記リスト(ガイドブックの物質別各論の表)の物質「弗化水素」から、解けるからです。過去の出題が少なくても、表を押さえておけば、得点できます。
物質の表で解く:弗化水素(ガイドブックの物質別各論)
この区分は、過去の全回の出題にもとづく目安です。
出題頻度
この科目の過去12回のうち、同じ内容が出題された回数です(同じ回に重複しても1回と数えます。頻度は、問われている論点(同じ事実のまとまり)の出題回数です)。
- この形式の問題(穴埋め・組合せの問題):全12回中2回出題(出題確率17%)
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(平成27年度 第1回・2015年8月実施)
平成27年度 第1回(2015年8月実施)
特定化学物質
余裕があれば得点C暗記で解く
次の化合物のうち、1気圧における沸点が最も低いものはどれか。
- (1)ベンゼン
- (2)エチレンオキシド
- (3)アクリロニトリル
- (4)臭化メチル
- (5)フッ化水素
正答 (4)
1気圧での沸点は、臭化メチルが約4℃、エチレンオキシドが約11℃、フッ化水素が約20℃、アクリロニトリルが約77℃、ベンゼンが約80℃です。最も低いのは、臭化メチルで、(4)です。(沸点は、一般的な化学便覧の概数です。)
この問題は、余裕があれば得点したい問題です(学習の優先度:低。過去に1回だけ出題)。
理由:この形式の問題(選択肢が物質名などの問題)は、過去に1回出題されています。余裕があれば、解き方を押さえておくと得点できるからです。
この区分は、過去の全回の出題にもとづく目安です。
出題頻度
この科目の過去12回のうち、同じ内容が出題された回数です(同じ回に重複しても1回と数えます。頻度は、問われている論点(同じ事実のまとまり)の出題回数です)。
- この形式の問題(選択肢が物質名などの問題):全12回中2回出題(出題確率17%)
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(平成27年度 第1回・2015年8月実施)