問10
特定化学物質用の検知管Ⓐと、それに利用される反応Ⓑとの次の組合せのうち、誤っているものはどれか。
| Ⓐ | Ⓑ | |
|---|---|---|
| (1) | アクリロニトリル用検知管 | アクリロニトリルが酸化剤と反応してシアン化水素を発生する。 |
| (2) | 四塩化炭素用検知管 | 四塩化炭素が酸化剤と反応してホスゲンとなる。 |
| (3) | フッ化水素用検知管 | フッ化水素が五酸化ヨウ素と反応してヨウ素を生じる。 |
| (4) | ホルムアルデヒド用検知管 | ホルムアルデヒドがリン酸ヒドロキシルアミンと反応してリン酸を遊離する。 |
| (5) | 硫化水素用検知管 | 硫化水素が酢酸鉛と反応して硫化鉛を生成する。 |
正答 (3)
検知管の反応を確認します。
- 五酸化ヨウ素と反応してヨウ素を生じる反応は、ベンゼン用検知管などの、炭化水素・有機溶剤用の検知管の反応です。フッ化水素用検知管ではないので、選択肢3は誤りです。
- アクリロニトリル用検知管は、酸化剤との反応でシアン化水素を発生させます。四塩化炭素用検知管は、酸化剤との反応でホスゲンになります。ホルムアルデヒド用検知管は、リン酸ヒドロキシルアミンとの反応でリン酸を遊離し、pH指示薬が変色します。硫化水素用検知管は、酢酸鉛との反応で硫化鉛を生成します。
この問題は、何とか得点したい問題です(学習の優先度:中)。
理由:下記の通り、ひっかけパターン「フッ化水素用検知管の反応(五酸化ヨウ素ではない)」(過去12回中2回出題)に当てはまる選択肢であり、押さえておけば、何とか正答を割り出せるからです。
この区分は、過去の全回の出題にもとづく目安です。
出題頻度
この科目の過去12回のうち、同じ内容が出題された回数です(同じ回に重複しても1回と数えます。「似た記述」は、言い回しが違うが、論点が近いものです。実際の頻度は、これらの間にあることが多いです)。
- この形式の問題(穴埋め・組合せの問題):全12回中2回出題(出題確率17%)
この問題のひっかけパターン:フッ化水素用検知管の反応(五酸化ヨウ素ではない)
検知管の反応を確認します。
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和3年度 第1回・2021年8月実施)