問17
放射性物質を取り扱っている作業場において、試料空気をサンプリングし、その試料を測定した結果、測定装置の正味計数率は、1.2×10⁴(s⁻¹)であった。そのときの空気中の放射性物質の濃度として、正しい値に最も近いものは次のうちどれか。ただし、測定装置の計数効率は42%、試料空気の吸引流量は毎分75L、試料採取時間は8時間、使用する捕集材の捕集率は100%とする。
- (1)1.4×10⁻⁴Bq·cm⁻³
- (2)7.9×10⁻⁴Bq·cm⁻³
- (3)6.4×10⁻³Bq·cm⁻³
- (4)4.8×10⁻²Bq·cm⁻³
- (5)8.2×10⁻²Bq·cm⁻³
正答 (2)
正味計数率を「計数効率 × 捕集率 × 吸引した空気の体積」で割って濃度を求めます。
吸引した空気の体積 = 75 L/min × 8 時間 × 60 分 = 36,000 L = 3.6 × 10⁷ cm³
濃度 = 1.2 × 10⁴ ÷ (0.42 × 1.00 × 3.6 × 10⁷) ≒ 7.9 × 10⁻⁴ Bq/cm³
よって(2)が正しい値です。
この問題のひっかけパターン:放射能濃度の計算
毎回1問の計算。濃度 = 正味計数率 ÷(計数効率 × 捕集率 × 吸引空気量)。
なぜ?
単位(Bq/cm³、L→cm³、分→秒)の換算が主な落とし穴。
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(平成29年度 第2回・2018年2月実施)