問17
放射性物質を取り扱っている作業場において、試料空気をサンプリングし、その試料を測定した結果、測定装置の正味計数率は、2.2 × 10⁴(s⁻¹)であった。そのときの空気中の放射性物質の濃度として、正しい値に最も近いものは次のうちどれか。ただし、測定装置の計数効率は 32 % 、試料空気の吸引流量は毎分 120 L 、試料採取時間は 24 時間、使用する捕集材の捕集率は 100 % とする。
- (1)4.1 × 10⁻⁵ Bq・cm⁻³
- (2)4.0 × 10⁻⁴ Bq・cm⁻³
- (3)4.8 × 10⁻³ Bq・cm⁻³
- (4)1.8 × 10⁻² Bq・cm⁻³
- (5)2.4 × 10⁻² Bq・cm⁻³
正答 (2)
正味計数率を「計数効率 × 捕集率 × 吸引した空気の体積」で割って濃度を求めます。
吸引した空気の体積 = 120 L/min × 24 時間 × 60 分 = 172,800 L ≒ 1.73 × 10⁸ cm³
濃度 = 2.2 × 10⁴ ÷ (0.32 × 1.00 × 1.73 × 10⁸) ≒ 4.0 × 10⁻⁴ Bq/cm³
よって(2)が正しい値です。
この問題で狙われた罠:放射能濃度の計算
毎回1問の計算。濃度 = 正味計数率 ÷(計数効率 × 捕集率 × 吸引空気量)。
なぜ?
単位(Bq/cm³、L→cm³、分→秒)の換算が主な落とし穴。
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和2年度 第2回・2021年2月実施)