問17
放射性物質を取り扱っている作業場において、環境空気中の放射能濃度が3.1 × 10⁻⁵ Bq・cm⁻³ のとき、固体捕集法により採取して得られる試料の放射能を 200 Bq 以上とするために必要な最小試料採取時間に最も近い値は次のうちどれか。ただし、試料空気の吸引流量は 60 L・min⁻¹、使用する捕集材の捕集率は75%とする。
- (1)115分
- (2)125分
- (3)135分
- (4)145分
- (5)155分
正答 (4)
試料の放射能 = 濃度 × 吸引流量 × 時間 × 捕集率 から、時間を求めます。吸引流量は 60 L/min = 60,000 cm³/min です。
t = 200 ÷ (3.1 × 10⁻⁵ × 60,000 × 0.75) = 200 ÷ 1.395 ≒ 143 分
よって、最も近いのは 145 分です。
この問題で狙われた罠:放射能濃度の計算
毎回1問の計算。濃度 = 正味計数率 ÷(計数効率 × 捕集率 × 吸引空気量)。
なぜ?
単位(Bq/cm³、L→cm³、分→秒)の換算が主な落とし穴。
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和元年度 第1回・2019年8月実施)