吸光度と透過率の関係
有機溶剤・原理・過去12回中12回、関連する論点が出題
原理
吸光度は、透過率の逆数の常用対数。透過率が大きいほど、吸光度は小さく、濃度は低い。
A = −log₁₀T = 2 − log₁₀T(Tは透過率%)
この原理で解ける論点は4個あります。丸暗記ではなく、理屈から答えを導けるようにしておくと、初見の選択肢にも対応できます。
この原理で解ける問題(8問)
令和8年度 第1回(2026年8月実施)
有機溶剤
得点必須S原理で解く
吸光光度分析法に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)発色反応は、発色までの時間が比較的短時間であること、発色液の発色の状態が安定であることが望ましい。
- (2)通常、青色溶液の可視部の主な吸収波長域は、赤色溶液のそれより長波長側にある。
- (3)定量分析の測定波長として、吸収極大を示す波長又は共存物質や発色試薬自身による影響のない波長を選ぶ。
- (4)液層の長さが同一の場合、透過率(%)の値が大きいほど、対象物質の試料液中の濃度は高い。
- (5)溶液の濃度 1 mol・L⁻¹、かつ、液層の長さ 1 cm のときの吸光度の値をモル吸光係数という。
正答 (4)
透過率(%)は、液層を通った光の割合です。透過率が大きいほど、光が多く通る(光を吸収しない)ので、濃度は低くなります。「濃度は高い」とする選択肢4は誤りです。
吸光度は、濃度に比例し、透過率の逆数の対数です。
この問題は、試験本番では得点しなければならない問題です(学習の優先度:最高)。
理由:下記の通り、原理「吸光度と透過率の関係」(過去12回中12回出題)を理解していれば、論点そのものを暗記していなくても、解けるからです。
原理から解く:吸光度と透過率の関係(過去12回中12回出題)
この区分は、過去の全回の出題にもとづく目安です。
出題頻度
この科目の過去12回のうち、同じ内容が出題された回数です(同じ回に重複しても1回と数えます。頻度は、問われている論点(同じ事実のまとまり)の出題回数です)。
- (1)正しい記述頻出のおとり:全12回中3回出題(出題確率25%)/同じ記述の出題:1回論点「発色させた液は、時間の経過とともに退色することがあるので、発色の状態が安定しているうちに測定する」原理「発色反応の測定条件」:全12回中7回出題
- (2)正しい記述頻出のおとり:全12回中6回出題(出題確率50%)/同じ記述の出題:4回論点「通常、青色溶液の可視部の主な吸収波長域は、赤色溶液のそれより長波長側にある」原理「溶液の色と吸収波長(補色の関係)」:全12回中6回出題
- (3)正しい記述頻出のおとり:全12回中2回出題(出題確率17%)/同じ記述の出題:1回論点「定量分析の測定波長として、吸収極大を示す波長又は共存物質や発色試薬自身による影響のない波長を選ぶ」原理「発色反応の測定条件」:全12回中7回出題
- (4)誤った記述正答(原理から解ける):全12回中5回出題(出題確率42%)/同じ記述の出題:2回論点「光路長が同一の場合、透過率(%)の値が大きいほど、対象物質の試料液中の濃度は低い」原理「吸光度と透過率の関係」:全12回中12回出題
- (5)正しい記述頻出のおとり:全12回中3回出題(出題確率25%)論点「溶液の濃度1mol·L⁻¹、かつ、液層の長さ1cmのときの吸光度の値をモル吸光係数という」原理「モル吸光係数の性質」:全12回中5回出題
透過率(%)は、液層を通った光の割合です。透過率が大きいほど、光が多く通る(光を吸収しない)ので、濃度は低くなります。
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和8年度 第1回・2026年8月実施)
令和7年度 第1回(2025年8月実施)
有機溶剤
得点必須S原理で解く
吸光光度分析法に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)測定可能な波長範囲は、通常 200 ~ 1000 nm である。
- (2)二重結合を持つ化合物は、紫外部の光を吸収する。
- (3)複数の吸収極大を示す化合物もある。
- (4)石英製セルは、全ての測定波長領域で用いることができる。
- (5)入射光の強さを I₀、透過光の強さをIとすると、吸光度Aは、A = log₁₀(I/I₀)で表される。
正答 (5)
吸光度Aは、入射光の強さを I₀、透過光の強さを I とすると、A = log₁₀(I₀/I)で表されます。「log₁₀(I/I₀)」とする選択肢5は、符号が逆なので誤りです。
測定可能な波長範囲は、通常200〜1000 nm です。二重結合をもつ化合物は紫外部の光を吸収し、複数の吸収極大を示す化合物もあります。石英セルは、紫外部から可視部までの全波長領域で使えます。
(参考:『機器分析の実務[特定化学物質・金属類・有機溶剤]』)
この問題は、試験本番では得点しなければならない問題です(学習の優先度:最高)。
理由:下記の通り、原理「吸光度と透過率の関係」(過去12回中12回出題)を理解していれば、論点そのものを暗記していなくても、解けるからです。
原理から解く:吸光度と透過率の関係(過去12回中12回出題)
この区分は、過去の全回の出題にもとづく目安です。
出題頻度
この科目の過去12回のうち、同じ内容が出題された回数です(同じ回に重複しても1回と数えます。頻度は、問われている論点(同じ事実のまとまり)の出題回数です)。
- (1)正しい記述頻出のおとり:全12回中3回出題(出題確率25%)/同じ記述の出題:2回論点「測定可能な波長範囲は、通常200~1000nmである。」
- (2)正しい記述:全12回中2回出題(出題確率17%)/同じ記述の出題:1回論点「二重結合を持つ化合物は、紫外部の光を吸収する。」
- (3)正しい記述初見:全12回中1回出題(出題確率8%)論点「複数の吸収極大を示す化合物もある。」
- (4)正しい記述頻出のおとり:全12回中6回出題(出題確率50%)/同じ記述の出題:5回論点「石英セルは、紫外領域の測定に用いられる。」原理「セル・光源の材質と波長(ガラスは紫外を吸収する)」:全12回中10回出題
- (5)誤った記述正答(原理から解ける):全12回中4回出題(出題確率33%)/同じ記述の出題:3回論点「T を透過率(%)、A を吸光度とすると、log₁₀T = 3- A が成り立つ(誤りの記述)」原理「吸光度と透過率の関係」:全12回中12回出題
吸光度Aは、入射光の強さを I₀、透過光の強さを I とすると、A = log₁₀(I₀/I)で表されます。
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和7年度 第1回・2025年8月実施)
令和6年度 第1回(2024年8月実施)
有機溶剤
得点必須S原理で解く
吸光光度分析法に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)T を透過率(%)、A を吸光度とすると、log₁₀T = 2-A が成り立つ。
- (2)液層の長さが同一の場合、透過率(%)の値が大きいほど、対象物質の試料液中の濃度は高い。
- (3)試料液の濃度がベールの法則に従う範囲内、すなわち吸光度が測定対象物質の濃度に比例する範囲内で行うべきである。
- (4)通常、青色溶液の可視部の主な吸収波長域は、赤色溶液のそれより長波長側にある。
- (5)発色させた液は、時間の経過とともに退色することがあるので、発色の状態が安定しているうちに測定する。
正答 (2)
透過率(%)が大きいほど、光が多く通り、光を吸収する物質は少ないので、試料液中の濃度は低いことになります。「濃度は高い」とする選択肢2は誤りです。
吸光度Aと透過率T(%)の関係は、A = −log₁₀(T/100)= 2 − log₁₀T なので、log₁₀T = 2 − A です。通常、青色溶液は、赤色溶液より長波長側の光を吸収します。
この問題は、試験本番では得点しなければならない問題です(学習の優先度:最高)。
理由:下記の通り、原理「吸光度と透過率の関係」(過去12回中12回出題)を理解していれば、論点そのものを暗記していなくても、解けるからです。
原理から解く:吸光度と透過率の関係(過去12回中12回出題)
この区分は、過去の全回の出題にもとづく目安です。
出題頻度
この科目の過去12回のうち、同じ内容が出題された回数です(同じ回に重複しても1回と数えます。頻度は、問われている論点(同じ事実のまとまり)の出題回数です)。
- (1)正しい記述頻出のおとり:全12回中5回出題(出題確率42%)論点「Tを透過率(%)、Aを吸光度とすると、log₁₀T=2-Aが成り立つ」原理「吸光度と透過率の関係」:全12回中12回出題
- (2)誤った記述正答(原理から解ける):全12回中5回出題(出題確率42%)/同じ記述の出題:2回論点「光路長が同一の場合、透過率(%)の値が大きいほど、対象物質の試料液中の濃度は低い」原理「吸光度と透過率の関係」:全12回中12回出題
- (3)正しい記述頻出のおとり:全12回中5回出題(出題確率42%)/同じ記述の出題:1回論点「吸光度は、対象物質の試料液中の濃度と液層の長さの積に比例する。」原理「ランベルト・ベールの法則」:全12回中5回出題
- (4)正しい記述頻出のおとり:全12回中6回出題(出題確率50%)/同じ記述の出題:4回論点「通常、青色溶液の可視部の主な吸収波長域は、赤色溶液のそれより長波長側にある」原理「溶液の色と吸収波長(補色の関係)」:全12回中6回出題
- (5)正しい記述頻出のおとり:全12回中3回出題(出題確率25%)/同じ記述の出題:2回論点「発色させた液は、時間の経過とともに退色することがあるので、発色の状態が安定しているうちに測定する」原理「発色反応の測定条件」:全12回中7回出題
透過率(%)は、液層を通った光の割合です。透過率が大きいほど、光が多く通る(光を吸収しない)ので、濃度は低くなります。
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和6年度 第1回・2024年8月実施)
令和3年度 第1回(2021年8月実施)
有機溶剤
得点必須S原理で解く
吸光光度分析法に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)測定可能な波長範囲は、通常 200 ~ 1000 nm である。
- (2)石英セルは、紫外領域の測定に用いられる。
- (3)プラスチック製セルは、可視領域の測定に用いられる。
- (4)使用する溶媒は、試料成分の溶解性の高いものを用いる。
- (5)入射光の強さを I ₀ 、透過光の強さを I とすると、吸光度 E は、E =log₁₀(I/I₀)で表される。
正答 (5)
吸光度 E は、入射光の強さを I₀、透過光の強さを I とすると、E = log₁₀(I₀/I)で表されます。「log₁₀(I/I₀)」とする選択肢5は、符号が逆なので誤りです。
測定可能な波長範囲は、通常200〜1000 nmです。石英セルは紫外領域、プラスチック製セルは可視領域の測定に使えます。溶媒には、試料成分の溶解性が高いものを使います。
(参考:『機器分析の実務[特定化学物質・金属類・有機溶剤]』)
この問題は、試験本番では得点しなければならない問題です(学習の優先度:最高)。
理由:下記の通り、原理「吸光度と透過率の関係」(過去12回中12回出題)を理解していれば、論点そのものを暗記していなくても、解けるからです。
原理から解く:吸光度と透過率の関係(過去12回中12回出題)
この区分は、過去の全回の出題にもとづく目安です。
出題頻度
この科目の過去12回のうち、同じ内容が出題された回数です(同じ回に重複しても1回と数えます。頻度は、問われている論点(同じ事実のまとまり)の出題回数です)。
- (1)正しい記述頻出のおとり:全12回中3回出題(出題確率25%)/同じ記述の出題:2回論点「測定可能な波長範囲は、通常200~1000nmである。」
- (2)正しい記述頻出のおとり:全12回中6回出題(出題確率50%)/同じ記述の出題:1回論点「石英セルは、紫外領域の測定に用いられる。」原理「セル・光源の材質と波長(ガラスは紫外を吸収する)」:全12回中10回出題
- (3)正しい記述頻出のおとり:全12回中6回出題(出題確率50%)/同じ記述の出題:4回論点「プラスチック製セルは、可視領域の測定に用いられる。」原理「セル・光源の材質と波長(ガラスは紫外を吸収する)」:全12回中10回出題
- (4)正しい記述頻出のおとり:全12回中3回出題(出題確率25%)論点「使用する溶媒は、試料の溶解性の高いものを用いる。」
- (5)誤った記述正答(原理から解ける):全12回中4回出題(出題確率33%)/同じ記述の出題:3回論点「T を透過率(%)、A を吸光度とすると、log₁₀T = 3- A が成り立つ(誤りの記述)」原理「吸光度と透過率の関係」:全12回中12回出題
吸光度Aは、入射光の強さを I₀、透過光の強さを I とすると、A = log₁₀(I₀/I)で表されます。
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和3年度 第1回・2021年8月実施)
令和2年度 第1回(2020年8月実施)
有機溶剤
得点必須S原理で解く
吸光光度分析法に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)透過率(%)をアナログメータから読み取る場合は、15 ~ 65 % 程度の範囲で測定することが望ましい。
- (2)T を透過率(%)、A を吸光度とすると、log₁₀T = 3- A が成り立つ。
- (3)通常、青色溶液の可視部の主な吸収波長域は、赤色溶液のそれより長波長側にある。
- (4)プラスチック製セルは、一般に可視領域の測定に用いられる。
- (5)液層の長さが同一の場合、透過率(%)の値が大きいほど、対象物質の試料液中の濃度は低い。
正答 (2)
透過率T(%)と吸光度Aの関係は、A = 2 − log₁₀T、つまり、log₁₀T = 2 − Aです。「log₁₀T = 3 − A」とする選択肢2は誤りです。
アナログメータから透過率を読み取るときは、15〜65%程度の範囲が望ましいです。補色の関係から、青色溶液の主な吸収波長域は、赤色溶液のそれより長波長側にあります。プラスチック製セルは、可視領域の測定に使えます。透過率が大きいほど、濃度は低いです。
(参考:『機器分析の実務[特定化学物質・金属類・有機溶剤]』)
この問題は、試験本番では得点しなければならない問題です(学習の優先度:最高)。
理由:下記の通り、原理「吸光度と透過率の関係」(過去12回中12回出題)を理解していれば、論点そのものを暗記していなくても、解けるからです。
原理から解く:吸光度と透過率の関係(過去12回中12回出題)
この区分は、過去の全回の出題にもとづく目安です。
出題頻度
この科目の過去12回のうち、同じ内容が出題された回数です(同じ回に重複しても1回と数えます。頻度は、問われている論点(同じ事実のまとまり)の出題回数です)。
- (1)正しい記述初見:全12回中1回出題(出題確率8%)論点「透過率(%)をアナログメータから読み取る場合は、15 ~ 65 % 程度の範囲で測定することが望ましい」
- (2)誤った記述正答(原理から解ける):全12回中4回出題(出題確率33%)/同じ記述の出題:1回論点「T を透過率(%)、A を吸光度とすると、log₁₀T = 3- A が成り立つ(誤りの記述)」原理「吸光度と透過率の関係」:全12回中12回出題
- (3)正しい記述頻出のおとり:全12回中6回出題(出題確率50%)/同じ記述の出題:4回論点「通常、青色溶液の可視部の主な吸収波長域は、赤色溶液のそれより長波長側にある」原理「溶液の色と吸収波長(補色の関係)」:全12回中6回出題
- (4)正しい記述頻出のおとり:全12回中6回出題(出題確率50%)/同じ記述の出題:4回論点「プラスチック製セルは、可視領域の測定に用いられる。」原理「セル・光源の材質と波長(ガラスは紫外を吸収する)」:全12回中10回出題
- (5)正しい記述頻出のおとり:全12回中5回出題(出題確率42%)/同じ記述の出題:4回論点「光路長が同一の場合、透過率(%)の値が大きいほど、対象物質の試料液中の濃度は低い」原理「吸光度と透過率の関係」:全12回中12回出題
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和2年度 第1回・2020年8月実施)
令和元年度 第1回(2019年8月実施)
有機溶剤
得点必須S原理で解く
吸光光度分析法に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)分析に用いる波長範囲は、通常 200 ~ 1000 nm である。
- (2)検出器として、光電子増倍管が用いられる。
- (3)プラスチック製セルは、可視領域の測定に用いられる。
- (4)使用する溶媒は、試料の溶解性の高いものを用いる。
- (5)透過率(%)は、対象物質の試料液中の濃度に反比例する。
正答 (5)
透過率(%)は、試料液中の濃度に、指数関数的に減少する関係にあります(反比例ではありません)。濃度に比例するのは、吸光度です。「透過率は、濃度に反比例する」とする選択肢5は誤りです。
分析に使う波長範囲は、通常200〜1000 nmです。検出器には、光電子増倍管を使います。プラスチック製のセルは、可視領域の測定に使えます。溶媒は、試料の溶解性が高いものを使います。
(参考:『機器分析の実務[特定化学物質・金属類・有機溶剤]』)
この問題は、試験本番では得点しなければならない問題です(学習の優先度:最高)。
理由:下記の通り、原理「吸光度と透過率の関係」(過去12回中12回出題)を理解していれば、論点そのものを暗記していなくても、解けるからです。
原理から解く:吸光度と透過率の関係(過去12回中12回出題)
この区分は、過去の全回の出題にもとづく目安です。
出題頻度
この科目の過去12回のうち、同じ内容が出題された回数です(同じ回に重複しても1回と数えます。頻度は、問われている論点(同じ事実のまとまり)の出題回数です)。
- (1)正しい記述頻出のおとり:全12回中3回出題(出題確率25%)/同じ記述の出題:1回論点「測定可能な波長範囲は、通常200~1000nmである。」
- (2)正しい記述頻出のおとり:全12回中7回出題(出題確率58%)/同じ記述の出題:1回論点「検出器には、光電子増倍管が用いられる。」
- (3)正しい記述頻出のおとり:全12回中6回出題(出題確率50%)/同じ記述の出題:4回論点「プラスチック製セルは、可視領域の測定に用いられる。」原理「セル・光源の材質と波長(ガラスは紫外を吸収する)」:全12回中10回出題
- (4)正しい記述頻出のおとり:全12回中3回出題(出題確率25%)論点「使用する溶媒は、試料の溶解性の高いものを用いる。」
- (5)誤った記述正答(原理から解ける):全12回中3回出題(出題確率25%)/同じ記述の出題:2回論点「液層の長さが同一の場合、透過率(%)の値が大きいほど、対象物質の試料液中の濃度は低い」原理「吸光度と透過率の関係」:全12回中12回出題
透過率(%)は、試料液中の濃度に、指数関数的に減少する関係にあります(反比例ではありません)。濃度に比例するのは、吸光度です。
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和元年度 第1回・2019年8月実施)
平成29年度 第1回(2017年8月実施)
有機溶剤
得点必須S原理で解く
吸光光度分析法に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)入射光の強さをI₀、透過光の強さをIとすると、吸光度Eは、E=log(I/I₀)で表される。
- (2)モノクロメータは、波長幅の狭い光を取り出す装置である。
- (3)プラスチック製セルは、可視領域の測定に用いられる。
- (4)使用する溶媒は、試料の溶解性の高いものを用いる。
- (5)吸光度の測定は、吸光度が0.2~0.8程度で行うことが望ましい。
正答 (1)
吸光度 E は、入射光の強さを I₀、透過光の強さを I とすると、E = log₁₀(I₀/I)で表されます。「log(I/I₀)」とする選択肢1は、符号が逆なので誤りです。同様の記述は、令和3年度第1回にも出題されています(出題実績)。
モノクロメータは、波長幅の狭い光を取り出す装置です。プラスチック製セルは、可視領域の測定に使えます。溶媒は、試料の溶解性の高いものを使います。吸光度の測定は、0.2〜0.8程度で行うのが望ましいです。
(参考:『機器分析の実務[特定化学物質・金属類・有機溶剤]』)
この問題は、試験本番では得点しなければならない問題です(学習の優先度:最高)。
理由:下記の通り、原理「吸光度と透過率の関係」(過去12回中12回出題)を理解していれば、論点そのものを暗記していなくても、解けるからです。
原理から解く:吸光度と透過率の関係(過去12回中12回出題)
この区分は、過去の全回の出題にもとづく目安です。
出題頻度
この科目の過去12回のうち、同じ内容が出題された回数です(同じ回に重複しても1回と数えます。頻度は、問われている論点(同じ事実のまとまり)の出題回数です)。
- (1)誤った記述正答(原理から解ける):全12回中4回出題(出題確率33%)/同じ記述の出題:3回論点「T を透過率(%)、A を吸光度とすると、log₁₀T = 3- A が成り立つ(誤りの記述)」原理「吸光度と透過率の関係」:全12回中12回出題
- (2)正しい記述初見:全12回中1回出題(出題確率8%)論点「モノクロメータは、波長幅の狭い光を取り出す装置である。」
- (3)正しい記述頻出のおとり:全12回中6回出題(出題確率50%)/同じ記述の出題:4回論点「プラスチック製セルは、可視領域の測定に用いられる。」原理「セル・光源の材質と波長(ガラスは紫外を吸収する)」:全12回中10回出題
- (4)正しい記述頻出のおとり:全12回中3回出題(出題確率25%)論点「使用する溶媒は、試料の溶解性の高いものを用いる。」
- (5)正しい記述:全12回中2回出題(出題確率17%)論点「吸光度の測定は、吸光度が0.2~0.8程度で行うことが望ましい。」
吸光度Aは、入射光の強さを I₀、透過光の強さを I とすると、A = log₁₀(I₀/I)で表されます。
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(平成29年度 第1回・2017年8月実施)
平成27年度 第1回(2015年8月実施)
有機溶剤
得点必須S原理で解く
吸光光度分析法に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)モル吸光係数が大きいほど、感度が高い。
- (2)Tを透過率(%)、Aを吸光度とすると、log₁₀T=2-Aが成り立つ。
- (3)一般に、青色溶液の可視部の主な吸収波長域は、赤色溶液のそれより長波長側にある。
- (4)吸光度は、対象物質の試料液中の濃度と液層の長さの積に比例する。
- (5)透過率(%)は、対象物質の試料液中の濃度に反比例する。
正答 (5)
透過率(%)は、試料液中の濃度に、指数関数的に減少する関係にあります(反比例ではありません)。濃度に比例するのは、吸光度です。「透過率は、濃度に反比例する」とする選択肢5は誤りです。同様の記述は、令和元年度第1回にも出題されています(出題実績)。
モル吸光係数が大きいほど、感度が高いです。透過率T(%)と吸光度Aの関係は、log₁₀T = 2 − A です。青色溶液の主な吸収波長域は、赤色溶液のそれより長波長側にあります。吸光度は、濃度と液層の長さの積に比例します。
(参考:『機器分析の実務[特定化学物質・金属類・有機溶剤]』)
この問題は、試験本番では得点しなければならない問題です(学習の優先度:最高)。
理由:下記の通り、原理「吸光度と透過率の関係」(過去12回中12回出題)を理解していれば、論点そのものを暗記していなくても、解けるからです。
原理から解く:吸光度と透過率の関係(過去12回中12回出題)
この区分は、過去の全回の出題にもとづく目安です。
出題頻度
この科目の過去12回のうち、同じ内容が出題された回数です(同じ回に重複しても1回と数えます。頻度は、問われている論点(同じ事実のまとまり)の出題回数です)。
- (1)正しい記述頻出のおとり:全12回中1回出題(出題確率8%)論点「モル吸光係数が大きいほど、感度が高い。」原理「モル吸光係数の性質」:全12回中5回出題
- (2)正しい記述頻出のおとり:全12回中5回出題(出題確率42%)論点「Tを透過率(%)、Aを吸光度とすると、log₁₀T=2-Aが成り立つ」原理「吸光度と透過率の関係」:全12回中12回出題
- (3)正しい記述頻出のおとり:全12回中6回出題(出題確率50%)/同じ記述の出題:4回論点「通常、青色溶液の可視部の主な吸収波長域は、赤色溶液のそれより長波長側にある」原理「溶液の色と吸収波長(補色の関係)」:全12回中6回出題
- (4)正しい記述頻出のおとり:全12回中5回出題(出題確率42%)/同じ記述の出題:3回論点「吸光度は、対象物質の試料液中の濃度と液層の長さの積に比例する。」原理「ランベルト・ベールの法則」:全12回中5回出題
- (5)誤った記述正答(原理から解ける):全12回中3回出題(出題確率25%)/同じ記述の出題:2回論点「液層の長さが同一の場合、透過率(%)の値が大きいほど、対象物質の試料液中の濃度は低い」原理「吸光度と透過率の関係」:全12回中12回出題
透過率(%)は、試料液中の濃度に、指数関数的に減少する関係にあります(反比例ではありません)。濃度に比例するのは、吸光度です。
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(平成27年度 第1回・2015年8月実施)