作業環境測定士試験 過去問解説

溶液の色と吸収波長(補色の関係)

有機溶剤・原理・過去12回中6回、関連する論点が出題

原理

溶液の色は、吸収した光の補色として見える。青色溶液は、赤〜橙(長波長側)の光を吸収し、赤色溶液は、緑〜青(短波長側)の光を吸収する。

この原理で解ける論点は1個あります。丸暗記ではなく、理屈から答えを導けるようにしておくと、初見の選択肢にも対応できます。

この原理で解ける問題(2問)

令和4年度 第1回(2022年8月実施) 有機溶剤 得点必須S原理で解く

問15

吸光光度分析法に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

  1. (1)通常、青色溶液の可視部の主な吸収波長域は、赤色溶液のそれより短波長側にある。
  2. (2)定量分析の測定波長は、吸収極大を示す波長のみでなく、共存物質や発色試薬自身による影響のない波長を選ぶこともある。
  3. (3)液層の長さが同一の場合、透過率(%)の値が大きいほど、対象物質の試料液中の濃度は低い。
  4. (4)溶液の濃度1 mol・L⁻¹、かつ、液層の長さ1 cmのときの吸光度の値をモル吸光係数という。
  5. (5)発色させた液は、時間の経過とともに退色することがあるので、発色の状態が安定しているうちに測定する。

出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和4年度 第1回・2022年8月実施)

平成30年度 第1回(2018年8月実施) 有機溶剤 得点必須S原理で解く

問15

吸光光度分析法に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

  1. (1)溶液の濃度1mol·L⁻¹、かつ、液層の長さ1cmのときの吸光度の値をモル吸光係数という。
  2. (2)Tを透過率(%)、Aを吸光度とすると、log₁₀T=2-Aが成り立つ。
  3. (3)通常、青色溶液の可視部の主な吸収波長域は、赤色溶液のそれより短波長側にある。
  4. (4)吸光度は、対象物質の試料液中の濃度と液層の長さの積に比例する。
  5. (5)液層の長さが同一の場合、透過率(%)の値が大きいほど、対象物質の試料液中の濃度は低い。

出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(平成30年度 第1回・2018年8月実施)