作業環境測定士試験 過去問解説

透過率が大きいほど試料液の濃度は低い

ランクB 有機溶剤・2回出題

正しい理解

透過率(%)は、液層を通った光の割合です。透過率が大きいほど、光が多く通る(光を吸収しない)ので、濃度は低くなります。

このひっかけパターンが出た問題

令和8年度 第1回(2026年8月実施) 有機溶剤 何とか得点B

問16

吸光光度分析法に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

  1. (1)発色反応は、発色までの時間が比較的短時間であること、発色液の発色の状態が安定であることが望ましい。
  2. (2)通常、青色溶液の可視部の主な吸収波長域は、赤色溶液のそれより長波長側にある。
  3. (3)定量分析の測定波長として、吸収極大を示す波長又は共存物質や発色試薬自身による影響のない波長を選ぶ。
  4. (4)液層の長さが同一の場合、透過率(%)の値が大きいほど、対象物質の試料液中の濃度は高い。
  5. (5)溶液の濃度 1 mol・L⁻¹、かつ、液層の長さ 1 cm のときの吸光度の値をモル吸光係数という。

出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和8年度 第1回・2026年8月実施)

令和6年度 第1回(2024年8月実施) 有機溶剤 何とか得点B

問15

吸光光度分析法に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

  1. (1)T を透過率(%)、A を吸光度とすると、log₁₀T = 2-A が成り立つ。
  2. (2)液層の長さが同一の場合、透過率(%)の値が大きいほど、対象物質の試料液中の濃度は高い。
  3. (3)試料液の濃度がベールの法則に従う範囲内、すなわち吸光度が測定対象物質の濃度に比例する範囲内で行うべきである。
  4. (4)通常、青色溶液の可視部の主な吸収波長域は、赤色溶液のそれより長波長側にある。
  5. (5)発色させた液は、時間の経過とともに退色することがあるので、発色の状態が安定しているうちに測定する。

出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和6年度 第1回・2024年8月実施)