作業環境測定士試験 過去問解説

ベリリウムおよびその化合物

金属類・物質別まとめ・過去12回中12回、問題に登場

測定方法(捕集法-分析法)

方法捕集前処理・抽出・発色分析(装置・波長)参照
ろ過捕集法-吸光光度分析法 メンブランフィルター(ろ過捕集) 混酸で処理→アルカリ性にしてベリロンと反応(赤紫色) 吸光光度分析(525 nm付近) p.140〜143
ろ過捕集法-蛍光光度分析法 グラスファイバーフィルター(ろ過捕集) 硫酸で処理→アルカリ性にしてモリンを加え、紫外線を照射 蛍光光度分析(蛍光の強度) p.143〜149
ろ過捕集法-誘導結合プラズマ原子発光分析法 ろ過捕集 酸で処理 ICP-AES p.149〜150

出典:『ガイドブック4 金属類』の物質別各論(各方法の「原理」の項)。本文で確認して、書き直したものです。詳しい条件(流量・採取時間・試薬の濃度など)は、ページで確認してください。

この物質が登場した過去問(18問・12回)

令和8年度 第1回(2026年8月実施) 金属類 失点やむなしD初見

問4

作業環境空気中の金属類の吸光光度分析法の発色試薬に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

  1. (1)ベリロンⅢは、ベリリウムの発色試薬として用いることができる。
  2. (2)ジチゾンは、カドミウムの発色試薬として用いることができる。
  3. (3)ホルムアルドキシムは、ニッケルの発色試薬として用いることができる。
  4. (4)N-ベンゾイル-N-フェニルヒドロキシルアミンは、バナジウムの発色試薬として用いることができる。
  5. (5)モリブデン酸アンモニウムは、ヒ素の発色試薬として用いることができる。

出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和8年度 第1回・2026年8月実施)

令和8年度 第1回(2026年8月実施) 金属類 失点やむなしD初見

問9

次の金属のうち、常温、常圧で最も密度が小さいものはどれか。

  1. (1)鉛
  2. (2)水銀
  3. (3)ベリリウム
  4. (4)カドミウム
  5. (5)クロム

出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和8年度 第1回・2026年8月実施)

令和8年度 第1回(2026年8月実施) 金属類 何とか得点B消去法で解く

問10

蛍光光度分析法による作業環境空気中のベリリウムの分析に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

  1. (1)試料液をアルカリ性にした後、モリンを加えて、最終試料液とする。
  2. (2)蛍光の波長は、励起光の波長より長い。
  3. (3)入射光に対して直角方向の蛍光を測定する。
  4. (4)試料溶液の pH や温度は、蛍光強度に影響を及ぼす。
  5. (5)吸光光度分析法に比べ、定量下限濃度が高い。

出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和8年度 第1回・2026年8月実施)

令和7年度 第1回(2025年8月実施) 金属類 得点必須A暗記で解く

問11

ベリリウムの蛍光光度分析法に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

  1. (1)吸光光度分析法よりも感度が高い。
  2. (2)測定感度は、反応液のアルカリ濃度の影響を強く受ける。
  3. (3)標準液の調製には、硫酸ベリリウム(四水和物)を用いる。
  4. (4)試薬は、ベリロンⅢを用いる。
  5. (5)シアン化カリウム溶液は、共存する亜鉛イオンの妨害を抑制するために加えられる。

出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和7年度 第1回・2025年8月実施)

令和6年度 第1回(2024年8月実施) 金属類 何とか得点B物質の表で解く

問10

ろ過捕集法-蛍光光度分析法によるベリリウムの分析に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

  1. (1)ガラス繊維ろ紙で試料を捕集する。
  2. (2)試料を硫酸で処理した後、アルカリ性にする。
  3. (3)モリンによるベリリウムの蛍光強度は、アルカリ濃度の影響を受ける。
  4. (4)モリン試薬の蛍光は、分析の妨害にならない。
  5. (5)シアン化カリウムは、モリンの酸化を防ぎ、蛍光を安定に保つために用いる。

出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和6年度 第1回・2024年8月実施)

令和5年度 第1回(2023年8月実施) 金属類 失点やむなしD初見

問1

金属及び金属化合物の性質を示す次の記述のうち、誤っているものはどれか。

  1. (1)ベリリウムは銀白色の金属であり、銅にベリリウムを添加したベリリウム銅は火花を出しにくい特徴を有している。
  2. (2)バナジウムは耐食性と耐熱性にすぐれており、ドリルなどの工具用合金に使用されている。
  3. (3)酸化クロム(Ⅵ)は、緑色で化学的に安定である。
  4. (4)インジウム酸化物は、液晶ディスプレイの透明電極材料として使用される。
  5. (5)鉛は融点が低く加工しやすい金属であり、鉛ガラスは放射線遮蔽物として使用されている。

出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和5年度 第1回・2023年8月実施)

令和5年度 第1回(2023年8月実施) 金属類 何とか得点B物質の表で解く

問11

吸光光度分析法によるベリリウムの分析に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

  1. (1)試料の溶解には塩酸と硫酸を用いる。
  2. (2)ベリロンⅢとベリリウムとの錯体は、共存物質の影響を避けるため、pH 10 付近のアルカリ性で発色させるのがよい。
  3. (3)ベリロンⅢとベリリウムとの錯体の吸収極大波長は、ベリロンⅢの吸収極大波長付近なので、吸収極大波長での測定は避ける。
  4. (4)他元素の影響は受けにくい。
  5. (5)標準液の調製には金属ベリリウムを用いる。

出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和5年度 第1回・2023年8月実施)

令和4年度 第1回(2022年8月実施) 金属類 得点必須Aトレンド

問1

元素に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

  1. (1)ヒ素は、典型元素である。
  2. (2)カドミウムは、遷移元素である。
  3. (3)ベリリウムは、軽金属元素である。
  4. (4)水銀は、常温で液体である。
  5. (5)鉛は、両性金属である。

出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和4年度 第1回・2022年8月実施)

令和4年度 第1回(2022年8月実施) 金属類 何とか得点B物質の表で解く

問11

ベリリウムの蛍光光度分析法に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

  1. (1)標準液の調製には、硫酸ベリリウム(四水和物)を用いる。
  2. (2)最終試料液に365 nmの励起光を照射し、蛍光強度を測定する。
  3. (3)モリン試薬を用いる蛍光光度分析法は、ベリロン(Ⅲ)を用いる吸光光度分析法より感度が高い。
  4. (4)モリン錯体の蛍光強度は、水酸化ナトリウム濃度が2 mol・L⁻¹で最大となる。
  5. (5)塩化スズ(Ⅱ)溶液は、モリン試薬の酸化を防ぎ、蛍光を安定に保つ作用がある。

出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和4年度 第1回・2022年8月実施)

令和3年度 第1回(2021年8月実施) 金属類 何とか得点B消去法で解く

問11

ベリリウムの蛍光光度分析法に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

  1. (1)試料の捕集には、ガラス繊維ろ紙を用いる。
  2. (2)採取した試料を硫酸(1+10)で処理し、試料溶液を調製する。
  3. (3)試料溶液をアルカリ性にした後、モリンを加えて最終試料溶液とする。
  4. (4)試料中の亜鉛による妨害を抑制するために、シアン化カリウムを加える。
  5. (5)モリンが還元されて蛍光強度が低下するのを防ぐために、塩化スズ(Ⅱ)溶液を加える。

出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和3年度 第1回・2021年8月実施)

令和3年度 第1回(2021年8月実施) 金属類 失点やむなしD初見

問20

硫酸ベリリウム(四水和物)(BeSO₄・4H₂O)197 mg を精製水に溶かし、95 % 硫酸 1 mL を加えた後、メスフラスコ(500 mL)に洗い移し、精製水で定容にした。この溶液のベリリウムの濃度として、正しい値に最も近いものは次のうちどれか。ただし、ベリリウム、硫黄、酸素、水素の原子量はそれぞれ9、32、16、1とする。

  1. (1)5 mg・L⁻¹
  2. (2)10 mg・L⁻¹
  3. (3)15 mg・L⁻¹
  4. (4)20 mg・L⁻¹
  5. (5)25 mg・L⁻¹

出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和3年度 第1回・2021年8月実施)

令和2年度 第1回(2020年8月実施) 金属類 何とか得点B消去法で解く

問9

金属の定量に用いられる試薬に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

  1. (1)過マンガン酸カリウムの酸化力は、溶液の pH によらない。
  2. (2)塩化スズ(Ⅱ)は、塩酸溶液として用いる。
  3. (3)硫酸アンモニウムは、溶媒抽出の際に抽出効率を高めるために用いられる。
  4. (4)ベリロンⅢは、ベリリウム(Ⅱ)の発色試薬として用いることができる。
  5. (5)酢酸アンモニウムは、pH の緩衝剤として用いられる。

出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和2年度 第1回・2020年8月実施)

令和2年度 第1回(2020年8月実施) 金属類 何とか得点B暗記で解く

問11

ベリリウムの蛍光光度分析法に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

  1. (1)ガラス繊維ろ紙で試料を捕集する。
  2. (2)採取した試料を硫酸(1+10)で処理し、試料液を調製する。
  3. (3)試料液をアルカリ性にした後、モリンを加えて、最終試料液とする。
  4. (4)最終試料液に励起光を照射し、蛍光強度を測定する。
  5. (5)標準液の調製には、硫酸ベリリウム(四水和物)を高温乾燥後、使用する。

出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和2年度 第1回・2020年8月実施)

令和元年度 第1回(2019年8月実施) 金属類 何とか得点B消去法で解く

問11

ベリリウムの分析に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

  1. (1)吸光光度分析法では、ベリロンⅢを用いる。
  2. (2)蛍光光度分析法では、モリン試薬を用いる。
  3. (3)蛍光光度分析法では、共存する亜鉛イオンの妨害を抑制するため、シアン化カリウム溶液を加える。
  4. (4)原子吸光分析法では、試料の溶解に塩酸を用いる。
  5. (5)電気加熱式原子化法では、灰化温度を 1000 ℃以下とする。

出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和元年度 第1回・2019年8月実施)

平成30年度 第1回(2018年8月実施) 金属類 何とか得点B暗記で解く

問11

ベリリウムの分析に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

  1. (1)吸光光度分析法よりも蛍光光度分析法の方が感度が高い。
  2. (2)ベリロンⅢとベリリウムとの錯体は、共存物質の影響を避けるためpH10付近のアルカリ性で発色させるのがよい。
  3. (3)塩化スズ(Ⅱ)溶液は、モリン試薬の酸化を防ぎ蛍光を安定に保つ作用がある。
  4. (4)モリン錯体は、水酸化ナトリウム濃度が0.02~0.1mol·L⁻¹の範囲で蛍光強度が最も大きくなる。
  5. (5)電気加熱原子吸光分析法では、灰化温度を1,100℃以上にする。

出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(平成30年度 第1回・2018年8月実施)

平成29年度 第1回(2017年8月実施) 金属類 何とか得点B暗記で解く

問11

ベリリウムの分析に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

  1. (1)電気加熱式原子吸光分析法では、試料の捕集にメンブランフィルターを用いる。
  2. (2)電気加熱式原子吸光分析法では、試料の溶解に硝酸と硫酸を用いる。
  3. (3)電気加熱式原子吸光分析法では、1,100℃以上で灰化する。
  4. (4)蛍光光度分析法では、モリン試薬の蛍光は、分析の妨害にはならない。
  5. (5)吸光度測定の際の対照液には、ベリロンⅢ試薬を必ず加える。

出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(平成29年度 第1回・2017年8月実施)

平成28年度 第1回(2016年8月実施) 金属類 何とか得点B消去法で解く

問11

ベリリウムの分析に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

  1. (1)吸光光度分析法よりも蛍光光度分析法の方が感度が高い。
  2. (2)蛍光光度分析法では、試料の捕集にガラス繊維ろ紙を用いる。
  3. (3)ベリロンⅢを用いた吸光光度分析法では、他の元素の干渉を受けにくい。
  4. (4)原子吸光分析法では、試料の溶解に塩酸(1+1)を用いる。
  5. (5)原子吸光分析法では、電気加熱式原子吸光分析法が高感度である。

出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(平成28年度 第1回・2016年8月実施)

平成27年度 第1回(2015年8月実施) 金属類 何とか得点B暗記で解く

問11

ベリリウムの分析に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

  1. (1)試料の捕集には、グラスファイバーろ紙又はメンブランフィルターを用いる。
  2. (2)吸光光度分析法では、ベリロン(Ⅲ)を発色試薬として用いる。
  3. (3)モリン試薬を用いる蛍光光度分析法では、反応液のアルカリ濃度の影響を強く受ける。
  4. (4)電気加熱式原子吸光分析法では、灰化温度を1,000℃以上に設定する。
  5. (5)蛍光光度分析法において、塩化スズ(Ⅱ)溶液を加えるのは、蛍光を安定に保ち、モリンの酸化を防止するためである。

出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(平成27年度 第1回・2015年8月実施)