周期律(イオン化エネルギー・イオン半径)
金属類・原理・過去12回中3回、関連する論点が出題
原理
同じ族では、原子番号が大きいほど、イオン半径が大きく、イオン化エネルギーが小さい。
この原理で解ける論点は3個あります。丸暗記ではなく、理屈から答えを導けるようにしておくと、初見の選択肢にも対応できます。
この原理で解ける問題(4問)
令和8年度 第1回(2026年8月実施)
金属類
得点必須Aトレンド
金属元素の性質に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)金属元素の原子半径は、周期表の横の列(周期)にそって左から右へとしだいに増大するわけではない。
- (2)アルカリ金属元素のイオン化エネルギーは、原子番号が大きくなるにつれて減少する傾向がある。
- (3)すべての金属元素において、その電気陰性度の値はフッ素の電気陰性度の値よりも小さい。
- (4)遷移元素には、金属元素ではないものがある。
- (5)ナトリウムよりもマグネシウムの方がその原子半径は小さい。
正答 (4)
遷移元素は、すべて金属元素です。「金属元素ではないものがある」とする選択肢4は誤りです。
- アルカリ金属のイオン化エネルギーは、原子番号が大きくなるほど減少します(選択肢2)。
- 原子半径は、周期表の同じ周期では、左から右へ向かってしだいに減少する傾向があり、必ずしも単調ではありません(選択肢1)。
- ナトリウムよりマグネシウムのほうが、原子核の正電荷が大きく、原子半径は小さいです(選択肢5)。
- フッ素は、全元素のうちで電気陰性度が最大なので、すべての金属元素はフッ素より小さくなります(選択肢3)。
この問題は、試験本番では得点しなければならない問題です(学習の優先度:高)。
理由:下記の通り、正答の選択肢の論点は、通算の回数は少なめですが、直近の回に集中して出題されています(トレンド)。押さえておけば、得点できるからです。
原理から解く:周期律(イオン化エネルギー・イオン半径)(過去12回中3回出題)
この区分は、過去の全回の出題にもとづく目安です。
出題頻度
この科目の過去12回のうち、同じ内容が出題された回数です(同じ回に重複しても1回と数えます。頻度は、問われている論点(同じ事実のまとまり)の出題回数です)。
- (1)正しい記述頻出のおとり:全12回中3回出題(出題確率25%)/同じ記述の出題:1回論点「金属元素のイオン半径は、周期表の縦の列(族)にそって上から下へとしだいに増大する」原理「周期律(イオン化エネルギー・イオン半径)」:全12回中3回出題
- (2)正しい記述頻出のおとり:全12回中3回出題(出題確率25%)論点「アルカリ金属元素のイオン化エネルギーは、原子番号が大きくなるにつれて減少する傾向がある」原理「周期律(イオン化エネルギー・イオン半径)」:全12回中3回出題
- (3)正しい記述初見:全12回中1回出題(出題確率8%)論点「すべての金属元素において、その電気陰性度の値はフッ素の電気陰性度の値よりも小さい」
- (4)誤った記述正答(直近のトレンド):全12回中2回出題(出題確率17%)/同じ記述の出題:1回論点「遷移元素には、金属元素ではないものがある。(誤りの記述)」原理「周期律(イオン化エネルギー・イオン半径)」:全12回中3回出題
- (5)正しい記述初見:全12回中1回出題(出題確率8%)論点「ナトリウムよりもマグネシウムの方がその原子半径は小さい。」
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和8年度 第1回・2026年8月実施)
令和7年度 第1回(2025年8月実施)
金属類
得点必須Aトレンド
金属元素の性質に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)金属元素の原子半径は、周期表の横の列(周期)にそって左から右へとしだいに増大する。
- (2)アルカリ土類金属の二価イオンのイオン半径は、周期表の縦の列(族)にそって上から下へとしだいに増大する。
- (3)アルカリ金属元素のイオン化エネルギーは、原子番号が大きくなるにつれて減少する傾向がある。
- (4)金属元素の化合物の多くは、金属の酸化数が正である。
- (5)同一金属の酸化物の水溶液は、金属の酸化数が大きくなるにつれて、酸性を示す傾向がある。
正答 (1)
金属元素の原子半径は、同じ周期では、原子番号が大きくなるにつれて(左から右へ)、原子核の正電荷が増えて電子が引きつけられるため、しだいに小さくなる傾向があります。「しだいに増大する」とする選択肢1は誤りです。
アルカリ土類金属の二価イオンのイオン半径は、上から下へ(電子殻が増えるため)増大します。アルカリ金属のイオン化エネルギーは、原子番号が大きくなるほど減少します。金属の化合物の多くは、金属の酸化数が正です。同じ金属の酸化物は、酸化数が大きいほど、水溶液が酸性を示す傾向があります(例:CrO₃は酸性、Cr₂O₃は両性、CrOは塩基性)。
この問題は、試験本番では得点しなければならない問題です(学習の優先度:高)。
理由:下記の通り、正答の選択肢の論点は、通算の回数は少なめですが、直近の回に集中して出題されています(トレンド)。押さえておけば、得点できるからです。
原理から解く:周期律(イオン化エネルギー・イオン半径)(過去12回中3回出題)
この区分は、過去の全回の出題にもとづく目安です。
出題頻度
この科目の過去12回のうち、同じ内容が出題された回数です(同じ回に重複しても1回と数えます。頻度は、問われている論点(同じ事実のまとまり)の出題回数です)。
- (1)誤った記述正答(直近のトレンド):全12回中3回出題(出題確率25%)/同じ記述の出題:2回論点「金属元素のイオン半径は、周期表の縦の列(族)にそって上から下へとしだいに増大する」原理「周期律(イオン化エネルギー・イオン半径)」:全12回中3回出題
- (2)正しい記述頻出のおとり:全12回中3回出題(出題確率25%)/同じ記述の出題:1回論点「金属元素のイオン半径は、周期表の縦の列(族)にそって上から下へとしだいに増大する」原理「周期律(イオン化エネルギー・イオン半径)」:全12回中3回出題
- (3)正しい記述頻出のおとり:全12回中3回出題(出題確率25%)論点「アルカリ金属元素のイオン化エネルギーは、原子番号が大きくなるにつれて減少する傾向がある」原理「周期律(イオン化エネルギー・イオン半径)」:全12回中3回出題
- (4)正しい記述:全12回中2回出題(出題確率17%)論点「金属元素の化合物の多くは、金属の酸化数が正である。」
- (5)正しい記述:全12回中2回出題(出題確率17%)論点「同一の金属の酸化物は、金属の酸化数が大きくなるにつれて、酸性を示す傾向にある」
金属元素の原子半径は、同じ周期では、原子番号が大きくなるにつれて(左から右へ)、原子核の正電荷が増えて電子が引きつけられるため、しだいに小さくなる傾向があります。
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和7年度 第1回・2025年8月実施)
令和4年度 第1回(2022年8月実施)
金属類
得点必須Aトレンド
元素に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)ヒ素は、典型元素である。
- (2)カドミウムは、遷移元素である。
- (3)ベリリウムは、軽金属元素である。
- (4)水銀は、常温で液体である。
- (5)鉛は、両性金属である。
正答 (2)
カドミウムは、周期表の12族の元素で、d軌道が満たされているため、IUPACの定義では遷移元素に含めません(典型元素として扱われます)。「カドミウムは、遷移元素である」とする選択肢2は誤りです。
ヒ素は典型元素、ベリリウムは軽金属元素です。水銀は、常温で唯一の液体の金属です。鉛は、酸にもアルカリにも溶ける両性金属です。
細かい論点なので、深追いは禁物です。カドミウムを遷移元素に含めない扱い(IUPACの定義)は、プロジェクトの教科書で確認できておらず、一般的な化学の知識による説明です。根拠の確認は後回しにしています。
この問題は、試験本番では得点しなければならない問題です(学習の優先度:高)。
理由:下記の通り、正答の選択肢の論点は、通算の回数は少なめですが、直近の回に集中して出題されています(トレンド)。押さえておけば、得点できるからです。
原理から解く:周期律(イオン化エネルギー・イオン半径)(過去12回中3回出題)
この区分は、過去の全回の出題にもとづく目安です。
出題頻度
この科目の過去12回のうち、同じ内容が出題された回数です(同じ回に重複しても1回と数えます。頻度は、問われている論点(同じ事実のまとまり)の出題回数です)。
- (1)正しい記述初見:全12回中1回出題(出題確率8%)論点「ヒ素は、典型元素である。」
- (2)誤った記述正答(直近のトレンド):全12回中2回出題(出題確率17%)/同じ記述の出題:1回論点「遷移元素には、金属元素ではないものがある。(誤りの記述)」原理「周期律(イオン化エネルギー・イオン半径)」:全12回中3回出題
- (3)正しい記述初見:全12回中1回出題(出題確率8%)論点「ベリリウムは、軽金属元素である。」
- (4)正しい記述初見:全12回中1回出題(出題確率8%)論点「水銀は、常温で液体である。」
- (5)正しい記述初見:全12回中1回出題(出題確率8%)論点「鉛は、両性金属である。」
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和4年度 第1回・2022年8月実施)
令和4年度 第1回(2022年8月実施)
金属類
得点必須Aトレンド
金属元素の性質に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)金属元素の原子半径は、周期表の横の列(周期)にそって左から右へとしだいに増大する。
- (2)金属元素のイオン半径は、周期表の縦の列(族)にそって上から下へとしだいに増大する。
- (3)アルカリ金属元素のイオン化エネルギーは、原子番号が大きくなるにつれて減少する。
- (4)金属元素の化合物の多くは、金属の酸化数が正である。
- (5)同一の金属の酸化物は、金属の酸化数が大きくなるにつれて、酸性を示す傾向にある。
正答 (1)
金属元素の原子半径は、同じ周期では、原子番号が大きくなるにつれて(左から右へ)、原子核の正電荷が増えて電子が引きつけられるため、しだいに小さくなる傾向があります。「しだいに増大する」とする選択肢1は誤りです。
イオン半径は、族の上から下へ増大します。アルカリ金属のイオン化エネルギーは、原子番号が大きくなるほど減少します。金属の化合物の多くは、金属の酸化数が正です。同じ金属の酸化物は、酸化数が大きいほど、酸性を示す傾向があります。
この問題は、試験本番では得点しなければならない問題です(学習の優先度:高)。
理由:下記の通り、正答の選択肢の論点は、通算の回数は少なめですが、直近の回に集中して出題されています(トレンド)。押さえておけば、得点できるからです。
原理から解く:周期律(イオン化エネルギー・イオン半径)(過去12回中3回出題)
この区分は、過去の全回の出題にもとづく目安です。
出題頻度
この科目の過去12回のうち、同じ内容が出題された回数です(同じ回に重複しても1回と数えます。頻度は、問われている論点(同じ事実のまとまり)の出題回数です)。
- (1)誤った記述正答(直近のトレンド):全12回中3回出題(出題確率25%)/同じ記述の出題:2回論点「金属元素のイオン半径は、周期表の縦の列(族)にそって上から下へとしだいに増大する」原理「周期律(イオン化エネルギー・イオン半径)」:全12回中3回出題
- (2)正しい記述頻出のおとり:全12回中3回出題(出題確率25%)/同じ記述の出題:1回論点「金属元素のイオン半径は、周期表の縦の列(族)にそって上から下へとしだいに増大する」原理「周期律(イオン化エネルギー・イオン半径)」:全12回中3回出題
- (3)正しい記述頻出のおとり:全12回中3回出題(出題確率25%)論点「アルカリ金属元素のイオン化エネルギーは、原子番号が大きくなるにつれて減少する傾向がある」原理「周期律(イオン化エネルギー・イオン半径)」:全12回中3回出題
- (4)正しい記述:全12回中2回出題(出題確率17%)論点「金属元素の化合物の多くは、金属の酸化数が正である。」
- (5)正しい記述:全12回中2回出題(出題確率17%)論点「同一の金属の酸化物は、金属の酸化数が大きくなるにつれて、酸性を示す傾向にある」
金属元素の原子半径は、同じ周期では、原子番号が大きくなるにつれて(左から右へ)、原子核の正電荷が増えて電子が引きつけられるため、しだいに小さくなる傾向があります。
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和4年度 第1回・2022年8月実施)