X線回折基底標準吸収補正法による含有率の計算(石英・クリストバライト・強度の逆算)
ランクS 鉱物性粉じん・10回出題
正しい理解
石英の量=(測定強度×X線吸収補正係数)÷(石英1 mg/cm²のときの強度)×有効面積。含有率=石英の量÷粉じんの量。
このひっかけパターンが出た問題
令和8年度 第1回(2026年8月実施)
鉱物性粉じん
得点必須S
X線回折基底標準吸収補正法により、粉じん中の石英の定量を行ったところ、次のような測定結果が得られた。有効直径 20 mm のフィルターに、再発じん法により 1.26 mg の粉じんを捕集した。このフィルターの石英の主回折線強度は 280 cps であった。粉じん中の石英含有率(%)として、正しい値は下のうちどれか。ただし、X線吸収補正係数は 1.25、石英の回折線強度は石英が 1 mg・cm⁻²のとき 7000 cps とする。
- (1)3.2 %
- (2)4.0 %
- (3)7.6 %
- (4)10.0 %
- (5)12.5 %
正答 (5)
フィルターの有効面積は、有効直径20 mm(半径1 cm)なので、π × 1² = 3.14 cm² です。
吸収補正をした石英の回折線強度は、280 cps × 1.25 = 350 cps です。石英が1 mg/cm²のとき7000 cpsなので、フィルター上の石英の面密度は、350/7000 = 0.050 mg/cm² です。
石英の量は、0.050 mg/cm² × 3.14 cm² = 0.157 mg です。
石英含有率 = 0.157 ÷ 1.26 ≒ 0.1247 = 12.5%
よって(5)です。
この問題は、試験本番では得点しなければならない問題です(学習の優先度:最高)。
理由:下記の通り、ひっかけパターン「X線回折基底標準吸収補正法による含有率の計算(石英・クリストバライト・強度の逆算)」(過去12回中10回出題)に当てはまる選択肢から、容易に正答を割り出すことができるからです。
この区分は、過去の全回の出題にもとづく目安です。
出題頻度
この科目の過去12回のうち、同じ内容が出題された回数です(同じ回に重複しても1回と数えます。「似た記述」は、言い回しが違うが、論点が近いものです。実際の頻度は、これらの間にあることが多いです)。
- この形式の問題(計算問題):全12回中6回出題(出題確率50%)
石英の量=(測定強度×X線吸収補正係数)÷(石英1 mg/cm²のときの強度)×有効面積。含有率=石英の量÷粉じんの量。
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和8年度 第1回・2026年8月実施)
令和7年度 第1回(2025年8月実施)
鉱物性粉じん
得点必須S
X 線回折基底標準吸収補正法により、以下のような手順で粉じん中のクリストバライトの定量操作を行った。有効直径 20 mmのフィルターに、再発じん法により 1.26 mgの粉じんを捕集した。このフィルターのクリストバライトの主回折線強度は 325 cpsであった。クリストバライトの回折線強度はクリストバライトが 1 mg・cm⁻²のとき 6500 cpsであり、このフィルターの定量操作に用いた X 線吸収補正係数は 1.20 であった。この粉じん中のクリストバライト含有率(%)として、正しい値に最も近いものは次のうちどれか。
- (1)9.0
- (2)11.0
- (3)13.0
- (4)15.0
- (5)17.0
正答 (4)
法改正に関する注意:令和8年10月1日施行の作業環境測定基準の改正で、遊離けい酸の分析方法に関する規定(第2条の3)が加わりました。この解説は旧版のガイドブックにもとづいています。現行の条文で内容が変わっている場合は、現行の条文が優先されます。
次の順で計算します。
- フィルターの有効面積:直径20 mm(半径1 cm)なので、π × 1² = 3.14 cm²
- 吸収補正をしたクリストバライトの回折線強度:325 cps × 1.20 = 390 cps
- 回折線強度は、クリストバライトが1 mg/cm²のとき6500 cpsなので、390 ÷ 6500 = 0.060 mg/cm²
- クリストバライトの量:0.060 × 3.14 = 0.188 mg
- 含有率:0.188 ÷ 1.26 ≒ 0.150 = 15.0%
よって(4)です。
この問題は、試験本番では得点しなければならない問題です(学習の優先度:最高)。
理由:下記の通り、ひっかけパターン「X線回折基底標準吸収補正法による含有率の計算(石英・クリストバライト・強度の逆算)」(過去12回中10回出題)に当てはまる選択肢から、容易に正答を割り出すことができるからです。
この区分は、過去の全回の出題にもとづく目安です。
出題頻度
この科目の過去12回のうち、同じ内容が出題された回数です(同じ回に重複しても1回と数えます。「似た記述」は、言い回しが違うが、論点が近いものです。実際の頻度は、これらの間にあることが多いです)。
- この形式の問題(計算問題):全12回中4回出題(出題確率33%)
石英の量=(測定強度×X線吸収補正係数)÷(石英1 mg/cm²のときの強度)×有効面積。含有率=石英の量÷粉じんの量。
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和7年度 第1回・2025年8月実施)
令和6年度 第1回(2024年8月実施)
鉱物性粉じん
得点必須S
X 線回折基底標準吸収補正法により、以下のような手順で粉じん中の石英の定量操作を行ったところ、粉じん中の石英含有率として 12.0 % が得られた。有効直径 20 mm のフィルターに、再発じん法により 1.20 mg の粉じんを捕集した。このフィルターの石英の主回折強度は 280 cps であった。石英の回折強度は石英が 1 mg・cm⁻² のとき 7000 cps に相当する。このフィルターの定量操作に用いた X 線吸収補正係数として、最も近い値はどれか。
- (1)1.05
- (2)1.10
- (3)1.15
- (4)1.20
- (5)1.25
正答 (3)
法改正に関する注意:令和8年10月1日施行の作業環境測定基準の改正で、遊離けい酸の分析方法に関する規定(第2条の3)が加わりました。この解説は旧版のガイドブックにもとづいています。現行の条文で内容が変わっている場合は、現行の条文が優先されます。
逆算します。
- フィルターの有効面積:直径20 mm(半径1 cm)なので、π × 1² = 3.14 cm²
- フィルター上の石英の量:粉じん1.20 mgの12.0%なので、1.20 × 0.120 = 0.144 mg、面密度は 0.144 ÷ 3.14 ≒ 0.0458 mg/cm²
- 補正後の回折線強度:石英が1 mg/cm²のとき7000 cpsなので、0.0458 × 7000 ≒ 321 cps
- 測定強度が280 cpsなので、X線吸収補正係数 = 321 ÷ 280 ≒ 1.15
よって(3)です。
この問題は、試験本番では得点しなければならない問題です(学習の優先度:最高)。
理由:下記の通り、ひっかけパターン「X線回折基底標準吸収補正法による含有率の計算(石英・クリストバライト・強度の逆算)」(過去12回中10回出題)に当てはまる選択肢から、容易に正答を割り出すことができるからです。
この区分は、過去の全回の出題にもとづく目安です。
出題頻度
この科目の過去12回のうち、同じ内容が出題された回数です(同じ回に重複しても1回と数えます。「似た記述」は、言い回しが違うが、論点が近いものです。実際の頻度は、これらの間にあることが多いです)。
- この形式の問題(計算問題):全12回中2回出題(出題確率17%)
石英の量=(測定強度×X線吸収補正係数)÷(石英1 mg/cm²のときの強度)×有効面積。含有率=石英の量÷粉じんの量。
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和6年度 第1回・2024年8月実施)
令和5年度 第1回(2023年8月実施)
鉱物性粉じん
得点必須S
粉じん作業場において、有効直径 20 mmのフィルターに 1.30 mgの粉じんを捕集した。このフィルター中の石英を X 線回折基底標準吸収補正法により定量操作を行ったところ、粉じん中の石英含有率は15.0%であった。このとき石英の主回折線強度として、正しい値に最も近いものは次のうちどれか。ただし、X 線吸収補正係数は 1.20、石英の回折線強度は 1 mg・cm⁻²のとき2000 cpsとする。
- (1)103.5 cps
- (2)124.2 cps
- (3)149.0 cps
- (4)325.0 cps
- (5)468.0 cps
正答 (1)
法改正に関する注意:令和8年10月1日施行の作業環境測定基準の改正で、遊離けい酸の分析方法に関する規定(第2条の3)が加わりました。この解説は旧版のガイドブックにもとづいています。現行の条文で内容が変わっている場合は、現行の条文が優先されます。
逆算します。
- フィルターの有効面積:直径20 mm(半径1 cm)なので、π × 1² = 3.14 cm²
- フィルター上の石英の量:粉じん1.30 mgの15.0%なので、1.30 × 0.150 = 0.195 mg、面密度は 0.195 ÷ 3.14 ≒ 0.0621 mg/cm²
- 吸収補正をした回折線強度:石英が1 mg/cm²のとき2000 cpsなので、0.0621 × 2000 ≒ 124.2 cps
- 実際に測定される回折線強度は、X線吸収補正係数(1.20)で補正する前の値なので、124.2 ÷ 1.20 ≒ 103.5 cps
よって(1)です。
この問題は、試験本番では得点しなければならない問題です(学習の優先度:最高)。
理由:下記の通り、ひっかけパターン「X線回折基底標準吸収補正法による含有率の計算(石英・クリストバライト・強度の逆算)」(過去12回中10回出題)に当てはまる選択肢から、容易に正答を割り出すことができるからです。
この区分は、過去の全回の出題にもとづく目安です。
出題頻度
この科目の過去12回のうち、同じ内容が出題された回数です(同じ回に重複しても1回と数えます。「似た記述」は、言い回しが違うが、論点が近いものです。実際の頻度は、これらの間にあることが多いです)。
- この形式の問題(計算問題):全12回中2回出題(出題確率17%)
石英の量=(測定強度×X線吸収補正係数)÷(石英1 mg/cm²のときの強度)×有効面積。含有率=石英の量÷粉じんの量。
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和5年度 第1回・2023年8月実施)
令和4年度 第1回(2022年8月実施)
鉱物性粉じん
得点必須S
X線回折基底標準吸収補正法により、以下のような手順で粉じん中石英の定量操作を行ったところ、粉じん中の石英含有率として15.0%が得られた。
有効直径20 mmのフィルターに、再発じん法により1.26 mgの粉じんを捕集した。このフィルターの石英の主回折強度は325 cpsであった。石英の回折強度は石英が1 mg・cm⁻²のとき6,500 cpsに相当する。このフィルターの定量操作に用いたX線吸収補正係数として、最も近い値はどれか。
- (1)1.00
- (2)1.10
- (3)1.20
- (4)1.30
- (5)1.40
正答 (3)
法改正に関する注意:令和8年10月1日施行の作業環境測定基準の改正で、遊離けい酸の分析方法に関する規定(第2条の3)が加わりました。この解説は旧版のガイドブックにもとづいています。現行の条文で内容が変わっている場合は、現行の条文が優先されます。
逆算します。
- フィルターの有効面積:直径20 mm(半径1 cm)なので、π × 1² = 3.14 cm²
- フィルター上の石英の量:粉じん1.26 mgの15.0%なので、1.26 × 0.150 = 0.189 mg、面密度は 0.189 ÷ 3.14 ≒ 0.0602 mg/cm²
- 吸収補正をした回折線強度:石英が1 mg/cm²のとき6500 cpsなので、0.0602 × 6500 ≒ 391 cps
- X線吸収補正係数 = 391 ÷ 325 ≒ 1.20
よって(3)です。
この問題は、試験本番では得点しなければならない問題です(学習の優先度:最高)。
理由:下記の通り、ひっかけパターン「X線回折基底標準吸収補正法による含有率の計算(石英・クリストバライト・強度の逆算)」(過去12回中10回出題)に当てはまる選択肢から、容易に正答を割り出すことができるからです。
この区分は、過去の全回の出題にもとづく目安です。
出題頻度
この科目の過去12回のうち、同じ内容が出題された回数です(同じ回に重複しても1回と数えます。「似た記述」は、言い回しが違うが、論点が近いものです。実際の頻度は、これらの間にあることが多いです)。
- この形式の問題(計算問題):全12回中2回出題(出題確率17%)
石英の量=(測定強度×X線吸収補正係数)÷(石英1 mg/cm²のときの強度)×有効面積。含有率=石英の量÷粉じんの量。
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和4年度 第1回・2022年8月実施)
令和2年度 第1回(2020年8月実施)
鉱物性粉じん
得点必須S
粉じん作業場において、有効直径 20 mm のフィルターに 1.26 mg の 粉 じ んを捕集した。このフィルター中のクリストバライトをX線回折基底標準吸収補正法により定量操作を行ったところ、クリストバライトの主回折線強度は 150 cps であった。粉じん中のクリストバライト含有率(%)として、正しいものはどれか。ただし、X線吸収補正係数は 1.10、クリストバライトの回折線強度は1 mg/cm² のとき 4000 cps とする。
- (1)4.7 %
- (2)7.5 %
- (3)10.3 %
- (4)13.1 %
- (5)15.0 %
正答 (3)
法改正に関する注意:令和8年10月1日施行の作業環境測定基準の改正で、遊離けい酸の分析方法に関する規定(第2条の3)が加わりました。この解説は旧版のガイドブックにもとづいています。現行の条文で内容が変わっている場合は、現行の条文が優先されます。
次の順で計算します。
- フィルターの有効面積:直径20 mm(半径1 cm)なので、π × 1² = 3.14 cm²
- 吸収補正をしたクリストバライトの回折線強度:150 cps × 1.10 = 165 cps
- クリストバライトが1 mg/cm²のとき4000 cpsなので、165 ÷ 4000 = 0.04125 mg/cm²
- クリストバライトの量:0.04125 × 3.14 ≒ 0.1296 mg
- 含有率:0.1296 ÷ 1.26 ≒ 0.103 = 10.3%
よって(3)です。
この問題は、試験本番では得点しなければならない問題です(学習の優先度:最高)。
理由:下記の通り、ひっかけパターン「X線回折基底標準吸収補正法による含有率の計算(石英・クリストバライト・強度の逆算)」(過去12回中10回出題)に当てはまる選択肢から、容易に正答を割り出すことができるからです。
この区分は、過去の全回の出題にもとづく目安です。
出題頻度
この科目の過去12回のうち、同じ内容が出題された回数です(同じ回に重複しても1回と数えます。「似た記述」は、言い回しが違うが、論点が近いものです。実際の頻度は、これらの間にあることが多いです)。
- この形式の問題(計算問題):全12回中2回出題(出題確率17%)
石英の量=(測定強度×X線吸収補正係数)÷(石英1 mg/cm²のときの強度)×有効面積。含有率=石英の量÷粉じんの量。
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和2年度 第1回・2020年8月実施)
令和元年度 第1回(2019年8月実施)
鉱物性粉じん
得点必須S
X線回折基底標準吸収補正法により、粉じん中の石英の定量を行ったところ、次のような測定結果が得られた。有効直径 20 mm のフィルターに、再発じん法により 1.26 mg の粉じんを捕集した。このフィルターの石英の主回折線強度は 325 cps であった。粉じん中の石英含有率(%)は、下のうちどれか。ただし、X線吸収補正係数は 1.20、石英の回折線強度は石英が 1 mg/cm²のとき 6500 cps とする。
- (1)4.8%
- (2)7.6%
- (3)10.4%
- (4)13.2%
- (5)15.0%
正答 (5)
法改正に関する注意:令和8年10月1日施行の作業環境測定基準の改正で、遊離けい酸の分析方法に関する規定(第2条の3)が加わりました。この解説は旧版のガイドブックにもとづいています。現行の条文で内容が変わっている場合は、現行の条文が優先されます。
次の順で計算します。
- フィルターの有効面積:直径20 mm(半径1 cm)なので、π × 1² = 3.14 cm²
- 吸収補正をした回折線強度:325 cps × 1.20 = 390 cps
- 石英が1 mg/cm²のとき6500 cpsなので、390 ÷ 6500 = 0.060 mg/cm²
- 石英の量:0.060 × 3.14 ≒ 0.1885 mg
- 含有率:0.1885 ÷ 1.26 ≒ 0.150 = 15.0%
よって(5)です。
この問題は、試験本番では得点しなければならない問題です(学習の優先度:最高)。
理由:下記の通り、ひっかけパターン「X線回折基底標準吸収補正法による含有率の計算(石英・クリストバライト・強度の逆算)」(過去12回中10回出題)に当てはまる選択肢から、容易に正答を割り出すことができるからです。
この区分は、過去の全回の出題にもとづく目安です。
出題頻度
この科目の過去12回のうち、同じ内容が出題された回数です(同じ回に重複しても1回と数えます。「似た記述」は、言い回しが違うが、論点が近いものです。実際の頻度は、これらの間にあることが多いです)。
- この形式の問題(計算問題):全12回中6回出題(出題確率50%)
石英の量=(測定強度×X線吸収補正係数)÷(石英1 mg/cm²のときの強度)×有効面積。含有率=石英の量÷粉じんの量。
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和元年度 第1回・2019年8月実施)
平成30年度 第1回(2018年8月実施)
鉱物性粉じん
得点必須S
X線回折基底標準吸収補正法により、粉じん中の石英の定量を行った。直径25mmのフィルター(採じん面の直径20mm)に再発じん法により1.57mgの粉じんを捕集した。このフィルターの石英の主回折線強度を測定し、粉じん中の石英含有率を求めたところ24.0%が得られた。測定された石英の主回折線強度(cps)として、正しい値に最も近いものは下のうちどれか。ただし、X線吸収補正係数は1.20、石英の回折線強度は石英が1mg/cm²のとき6,400cpsとする。
- (1)533
- (2)640
- (3)768
- (4)870
- (5)949
正答 (2)
法改正に関する注意:令和8年10月1日施行の作業環境測定基準の改正で、遊離けい酸の分析方法に関する規定(第2条の3)が加わりました。この解説は旧版のガイドブックにもとづいています。現行の条文で内容が変わっている場合は、現行の条文が優先されます。
逆算します。
- 採じん面の面積:直径20 mm(半径1 cm)なので、π × 1² = 3.14 cm²
- 石英の量:粉じん1.57 mgの24.0%なので、1.57 × 0.240 = 0.3768 mg、面密度は 0.3768 ÷ 3.14 ≒ 0.120 mg/cm²
- 吸収補正をした回折線強度:石英が1 mg/cm²のとき6400 cpsなので、0.120 × 6400 ≒ 768 cps
- 実際に測定される強度は、X線吸収補正係数(1.20)で補正する前の値なので、768 ÷ 1.20 ≒ 640 cps
よって(2)です。
この問題は、試験本番では得点しなければならない問題です(学習の優先度:最高)。
理由:下記の通り、ひっかけパターン「X線回折基底標準吸収補正法による含有率の計算(石英・クリストバライト・強度の逆算)」(過去12回中10回出題)に当てはまる選択肢から、容易に正答を割り出すことができるからです。
この区分は、過去の全回の出題にもとづく目安です。
出題頻度
この科目の過去12回のうち、同じ内容が出題された回数です(同じ回に重複しても1回と数えます。「似た記述」は、言い回しが違うが、論点が近いものです。実際の頻度は、これらの間にあることが多いです)。
- この形式の問題(計算問題):全12回中6回出題(出題確率50%)
石英の量=(測定強度×X線吸収補正係数)÷(石英1 mg/cm²のときの強度)×有効面積。含有率=石英の量÷粉じんの量。
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(平成30年度 第1回・2018年8月実施)
平成29年度 第1回(2017年8月実施)
鉱物性粉じん
得点必須S
X線回折基底標準吸収補正法により、粉じん中の石英の定量を行ったところ、次のような測定結果が得られた。φ25mmのフィルター(有効直径20mm)に再発じん法により1.57mgの粉じんを捕集した。このフィルターの石英の主回折線強度は440cpsであった。粉じん中の石英含有率(%)は、下のうちどれか。ただし、X線吸収補正係数は1.08、石英の回折線強度は石英が0.25mg/cm²のとき1,400cpsとする。
- (1)13.0%
- (2)15.0%
- (3)17.0%
- (4)19.0%
- (5)21.0%
正答 (3)
法改正に関する注意:令和8年10月1日施行の作業環境測定基準の改正で、遊離けい酸の分析方法に関する規定(第2条の3)が加わりました。この解説は旧版のガイドブックにもとづいています。現行の条文で内容が変わっている場合は、現行の条文が優先されます。
次の順で計算します。
- 採じん面の面積:有効直径20 mm(半径1 cm)なので、π × 1² = 3.14 cm²
- 吸収補正をした回折線強度:440 cps × 1.08 = 475 cps
- 石英が0.25 mg/cm²のとき1400 cpsなので、1 mg/cm²のとき5600 cps、475 ÷ 5600 = 0.0849 mg/cm²
- 石英の量:0.0849 × 3.14 ≒ 0.2666 mg
- 含有率:0.2666 ÷ 1.57 ≒ 0.170 = 17.0%
よって(3)です。
この問題は、試験本番では得点しなければならない問題です(学習の優先度:最高)。
理由:下記の通り、ひっかけパターン「X線回折基底標準吸収補正法による含有率の計算(石英・クリストバライト・強度の逆算)」(過去12回中10回出題)に当てはまる選択肢から、容易に正答を割り出すことができるからです。
この区分は、過去の全回の出題にもとづく目安です。
出題頻度
この科目の過去12回のうち、同じ内容が出題された回数です(同じ回に重複しても1回と数えます。「似た記述」は、言い回しが違うが、論点が近いものです。実際の頻度は、これらの間にあることが多いです)。
- この形式の問題(計算問題):全12回中5回出題(出題確率42%)
石英の量=(測定強度×X線吸収補正係数)÷(石英1 mg/cm²のときの強度)×有効面積。含有率=石英の量÷粉じんの量。
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(平成29年度 第1回・2017年8月実施)
平成27年度 第1回(2015年8月実施)
鉱物性粉じん
得点必須S
X線回折基底標準吸収補正法により、粉じん中の石英の定量を行ったところ、次のような測定結果が得られた。φ25mmのフィルター(有効直径20mm)に再発じん法により1.57mgの粉じんを捕集した。このフィルターの石英の主回折線強度は640cpsであった。粉じん中の石英含有率(%)は、下のうちどれか。ただし、X線吸収補正係数は1.20、石英の回折線強度は石英が1mg/cm²のとき6,400cpsとする。
- (1)13.0%
- (2)16.7%
- (3)20.0%
- (4)24.0%
- (5)28.2%
正答 (4)
法改正に関する注意:令和8年10月1日施行の作業環境測定基準の改正で、遊離けい酸の分析方法に関する規定(第2条の3)が加わりました。この解説は旧版のガイドブックにもとづいています。現行の条文で内容が変わっている場合は、現行の条文が優先されます。
次の順で計算します。
- 採じん面の面積:有効直径20 mm(半径1 cm)なので、π × 1² = 3.14 cm²
- 吸収補正をした回折線強度:640 cps × 1.20 = 768 cps
- 石英が1 mg/cm²のとき6400 cpsなので、768 ÷ 6400 = 0.120 mg/cm²
- 石英の量:0.120 × 3.14 ≒ 0.377 mg
- 含有率:0.377 ÷ 1.57 ≒ 0.240 = 24.0%
よって(4)です。
この問題は、試験本番では得点しなければならない問題です(学習の優先度:最高)。
理由:下記の通り、ひっかけパターン「X線回折基底標準吸収補正法による含有率の計算(石英・クリストバライト・強度の逆算)」(過去12回中10回出題)に当てはまる選択肢から、容易に正答を割り出すことができるからです。
この区分は、過去の全回の出題にもとづく目安です。
出題頻度
この科目の過去12回のうち、同じ内容が出題された回数です(同じ回に重複しても1回と数えます。「似た記述」は、言い回しが違うが、論点が近いものです。実際の頻度は、これらの間にあることが多いです)。
- この形式の問題(計算問題):全12回中5回出題(出題確率42%)
石英の量=(測定強度×X線吸収補正係数)÷(石英1 mg/cm²のときの強度)×有効面積。含有率=石英の量÷粉じんの量。
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(平成27年度 第1回・2015年8月実施)