臭化メチル
特定化学物質・物質別まとめ・過去12回中10回、問題に登場
測定方法(捕集法-分析法)
| 方法 | 捕集 | 前処理・抽出・発色 | 分析(装置・波長) | 参照 |
| 直接捕集法-ガスクロマトグラフ分析法 |
直接捕集 |
- |
ガスクロマトグラフ(FID) |
p.272〜274 |
| 固体捕集法-ガスクロマトグラフ分析法 |
固体捕集管 |
脱着溶媒で脱着 |
ガスクロマトグラフ(FID) |
p.274〜276 |
| 液体捕集法-吸光光度分析法 |
水酸化カリウム-エタノール溶液に吸収(液体捕集) |
硫酸鉄(Ⅲ)アンモニウムとチオシアン酸水銀(Ⅱ)を加えて発色(赤色) |
吸光光度分析(460 nm付近) |
p.277〜280 |
出典:『ガイドブック3 特定化学物質関係(金属類を除く)』の物質別各論(各方法の「原理」の項)。本文で確認して、書き直したものです。詳しい条件(流量・採取時間・試薬の濃度など)は、ページで確認してください。
この物質が登場した過去問(16問・10回)
令和7年度 第1回(2025年8月実施)
特定化学物質
何とか得点B物質の表で解く
特定化学物質Ⓐとそのガスクロマトグラフ分析に用いる検出器Ⓑとの次の組合せのうち、不適当なものはどれか。
| Ⓐ | Ⓑ |
| (1) | アクリロニトリル | 電子捕獲検出器(ECD) |
|---|
| (2) | アクリルアミド | フレーム熱イオン化検出器(FTD、TID) |
|---|
| (3) | 臭化メチル | 水素炎イオン化検出器(FID) |
|---|
| (4) | ナフタレン | 質量分析器(MS) |
|---|
| (5) | 硫酸ジメチル | 炎光光度検出器(FPD) |
正答 (1)
アクリロニトリルのガスクロマトグラフ分析では、窒素を含む化合物に高感度なフレーム熱イオン化検出器(FTD)を使います。電子捕獲検出器(ECD)は、ハロゲンなど電子親和力の強い物質に高感度な検出器なので、アクリロニトリルとの組合せは不適当です。よって(1)です。
硫酸ジメチルは、Porapak Nの捕集管に捕集し、炎光光度検出器(FPD)で分析します。
(参考:『作業環境測定ガイドブック3 特定化学物質関係(金属類を除く)物質別各論』)
この問題は、何とか得点したい問題です(学習の優先度:中)。
理由:下記の通り、物質別の暗記リスト(ガイドブックの物質別各論の表)の物質「アクリロニトリル」から、解けるからです。過去の出題が少なくても、表を押さえておけば、得点できます。
物質の表で解く:アクリロニトリル(ガイドブックの物質別各論)
この区分は、過去の全回の出題にもとづく目安です。
出題頻度
この科目の過去12回のうち、同じ内容が出題された回数です(同じ回に重複しても1回と数えます。頻度は、問われている論点(同じ事実のまとまり)の出題回数です)。
- この形式の問題(穴埋め・組合せの問題):全12回中1回出題(出題確率8%)
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和7年度 第1回・2025年8月実施)
令和7年度 第1回(2025年8月実施)
特定化学物質
失点やむなしD初見
臭化メチル及びヨウ化メチルの1気圧における物性に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)両物質とも、アセトンによく溶ける。
- (2)両物質とも、気体の密度は空気の密度より大きい。
- (3)両物質とも、光に対して安定である。
- (4)臭化メチルの方が、ヨウ化メチルより常温(25 ℃)での蒸気圧が大きい。
- (5)ヨウ化メチルの方が、臭化メチルより融点が高い。
正答 (3)
臭化メチルとヨウ化メチルは、いずれもハロゲン化メチルで、アセトンによく溶けます。気体の密度は、どちらも空気より大きく、臭化メチルは沸点が低く(約4℃)、常温での蒸気圧はヨウ化メチル(沸点約42℃)より大きいです。融点は、ヨウ化メチルのほうが高いです。
ヨウ化メチルは、光(紫外線)で分解して、ヨウ素を遊離し、褐色になります。「両物質とも光に対して安定」とする選択肢3は誤りです。
(物性値は、一般的な化学便覧の概数です。)
細かい論点なので、深追いは禁物です。ヨウ化メチルが光で分解する、という点は、プロジェクトの教科書で記述を確認できておらず、一般的な知識による説明です。根拠の確認は後回しにしています。
この問題は、失点しても仕方がない問題です(初見)。
理由:いずれも初見の選択肢であり、問題のテーマとしても頻出テーマではないからです。
この区分は、過去の全回の出題にもとづく目安です。
出題頻度
この科目の過去12回のうち、同じ内容が出題された回数です(同じ回に重複しても1回と数えます。頻度は、問われている論点(同じ事実のまとまり)の出題回数です)。
- (1)正しい記述初見:全12回中1回出題(出題確率8%)論点「両物質とも、アセトンによく溶ける。」
- (2)正しい記述初見:全12回中1回出題(出題確率8%)/同じ記述の出題:2回論点「両物質とも、気体の密度は空気の密度より大きい。」
- (3)誤った記述正答(初見):全12回中1回出題(出題確率8%)論点「両物質とも、光に対して安定である。(誤りの記述)」
- (4)正しい記述頻出のおとり:全12回中2回出題(出題確率17%)論点「臭化メチルの方が、ヨウ化メチルより常温(25 ℃)での蒸気圧が大きい」原理「沸点・融点・蒸気圧の比較(分子間力)」:全12回中5回出題
- (5)正しい記述頻出のおとり:全12回中3回出題(出題確率25%)/同じ記述の出題:2回論点「臭化メチルの沸点は、水の融点より高い。」原理「沸点・融点・蒸気圧の比較(分子間力)」:全12回中5回出題
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和7年度 第1回・2025年8月実施)
令和6年度 第1回(2024年8月実施)
特定化学物質
何とか得点B暗記で解く
吸光光度分析法における測定対象物質Ⓐとその標準溶液の調製に使用する標準物質Ⓑとの次の組合せのうち、不適切なものはどれか。
| Ⓐ | Ⓑ |
| (1) | 臭化メチル | 臭化カリウム |
|---|
| (2) | シアン化水素 | シアン化カリウム |
|---|
| (3) | 硫化水素 | 硫化ナトリウム |
|---|
| (4) | 硫酸ジメチル | 硫酸ナトリウム |
|---|
| (5) | フッ化水素 | フッ化ナトリウム |
正答 (4)
吸光光度分析法で、標準溶液の調製に使う標準物質は、測定対象物質によって決まります。
- シアン化水素:シアン化カリウム
- 臭化メチル:臭化カリウム
- 硫化水素:硫化ナトリウム
- フッ化水素:フッ化ナトリウム
- 硫酸ジメチル:硫酸ナトリウムではありません。硫酸ジメチルの標準液は、硫酸ジメチルそのものを、溶媒に溶かして調製します。「硫酸ジメチル/硫酸ナトリウム」とする選択肢4は不適切です。
同様の問題は、令和3年度第1回にも出題され、「塩素/塩化ナトリウム」が不適切(塩素の標準溶液は、次亜塩素酸ナトリウムから調製)とされ、「硫酸ジメチル/メタノール」は、適切な組合せとして扱われています。この問題の正誤は、出題実績にもとづいて判断しています。
(参考:『作業環境測定ガイドブック3 特定化学物質関係(金属類を除く)物質別各論』)
この問題は、何とか得点したい問題です(学習の優先度:中)。
理由:この形式の問題(穴埋め・組合せの問題)は、全12回中3回出題されており、解き方を押さえれば、何とか得点できるからです。
この区分は、過去の全回の出題にもとづく目安です。
出題頻度
この科目の過去12回のうち、同じ内容が出題された回数です(同じ回に重複しても1回と数えます。頻度は、問われている論点(同じ事実のまとまり)の出題回数です)。
- この形式の問題(穴埋め・組合せの問題):全12回中3回出題(出題確率25%)
吸光光度分析法で、標準溶液の調製に使う標準物質は、測定対象物質によって決まります。
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和6年度 第1回・2024年8月実施)
令和5年度 第1回(2023年8月実施)
特定化学物質
何とか得点B物質の表で解く
特定化学物質用の検知管Ⓐと、それに利用される反応Ⓑとの次の組合せのうち、誤っているものはどれか。
| Ⓐ | Ⓑ |
| (1) | アクリロニトリル用検知管 | アクリロニトリルが酸化剤と反応してシアン化水素を発生する。 |
|---|
| (2) | 塩化ビニル用検知管 | 塩化ビニルが酸化剤と反応して塩化水素を発生する。 |
|---|
| (3) | 臭化メチル用検知管 | 臭化メチルが酸化剤と反応して臭素を発生する。 |
|---|
| (4) | フッ化水素用検知管 | フッ化水素がリン酸ヒドロキシルアミンと反応してリン酸を遊離する。 |
|---|
| (5) | ベンゼン用検知管 | ベンゼンが五酸化ヨウ素と反応してヨウ素を遊離する。 |
正答 (4)
この問題の解説は準備中です。
この問題は、何とか得点したい問題です(学習の優先度:中)。
理由:下記の通り、物質別の暗記リスト(ガイドブックの物質別各論の表)の物質「弗化水素」から、解けるからです。過去の出題が少なくても、表を押さえておけば、得点できます。
物質の表で解く:弗化水素(ガイドブックの物質別各論)
この区分は、過去の全回の出題にもとづく目安です。
出題頻度
この科目の過去12回のうち、同じ内容が出題された回数です(同じ回に重複しても1回と数えます。頻度は、問われている論点(同じ事実のまとまり)の出題回数です)。
- この形式の問題(穴埋め・組合せの問題):全12回中1回出題(出題確率8%)
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和5年度 第1回・2023年8月実施)
令和3年度 第1回(2021年8月実施)
特定化学物質
余裕があれば得点C暗記で解く
吸光光度分析法における測定対象物質Ⓐとその標準溶液の調製に使用する標準物質Ⓑとの次の組合せのうち、不適切なものはどれか。
| Ⓐ | Ⓑ |
| (1) | シアン化水素 | シアン化カリウム |
|---|
| (2) | 臭化メチル | 臭化カリウム |
|---|
| (3) | 塩素 | 塩化ナトリウム |
|---|
| (4) | 硫酸ジメチル | メタノール |
|---|
| (5) | フッ化水素 | フッ化ナトリウム |
正答 (3)
吸光光度分析法で、標準溶液の調製に使う標準物質は、測定対象物質によって異なります。塩素の標準溶液は、次亜塩素酸ナトリウム溶液から調製します(ヨウ素滴定で標定)。「塩化ナトリウム」とする選択肢3は不適切です。
シアン化水素にはシアン化カリウム、臭化メチルには臭化カリウム、フッ化水素にはフッ化ナトリウムを使います。
(参考:『作業環境測定ガイドブック3 特定化学物質関係(金属類を除く)物質別各論』)
この問題は、余裕があれば得点したい問題です(学習の優先度:低。過去に1回だけ出題)。
理由:この形式の問題(穴埋め・組合せの問題)は、過去に1回出題されています。余裕があれば、解き方を押さえておくと得点できるからです。
この区分は、過去の全回の出題にもとづく目安です。
出題頻度
この科目の過去12回のうち、同じ内容が出題された回数です(同じ回に重複しても1回と数えます。頻度は、問われている論点(同じ事実のまとまり)の出題回数です)。
- この形式の問題(穴埋め・組合せの問題):全12回中2回出題(出題確率17%)
吸光光度分析法で、標準溶液の調製に使う標準物質は、測定対象物質によって異なります。塩素の標準溶液は、次亜塩素酸ナトリウム溶液から調製します(ヨウ素滴定で標定)。
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和3年度 第1回・2021年8月実施)
令和2年度 第1回(2020年8月実施)
特定化学物質
得点必須Sトレンド
臭化メチル及びヨウ化メチルの1気圧における物性に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)両物質とも、エチルアルコールによく溶ける。
- (2)両物質とも、液体の密度は水の密度より大きい。
- (3)両物質とも、常温(25 ℃)では液体である。
- (4)臭化メチルの方が、ヨウ化メチルより常温(25 ℃)での蒸気圧が大きい。
- (5)ヨウ化メチルの方が、臭化メチルより融点が高い。
正答 (3)
臭化メチルは、沸点が約4℃なので、常温(25℃)では気体です。ヨウ化メチルは、沸点が約42℃で、常温では液体です。「両物質とも、常温では液体」とする選択肢3は誤りです。
両物質とも、エチルアルコールによく溶け、液体の密度は水より大きいです。臭化メチルのほうが、ヨウ化メチルより、蒸気圧が大きく、ヨウ化メチルのほうが、融点が高いです。(物性値は、一般的な化学便覧の概数です。)
同じ型の問題は、令和4年度第1回にも出題されています(出題実績)。
この問題は、試験本番では得点しなければならない問題です(学習の優先度:最高)。
理由:下記の通り、正答の選択肢の論点は、直近の回に集中して出題されています(トレンド)。通算の回数以上に、次も出やすいので、最優先で押さえるべきだからです。
原理から解く:沸点・融点・蒸気圧の比較(分子間力)(過去12回中5回出題)
この区分は、過去の全回の出題にもとづく目安です。
出題頻度
この科目の過去12回のうち、同じ内容が出題された回数です(同じ回に重複しても1回と数えます。頻度は、問われている論点(同じ事実のまとまり)の出題回数です)。
- (1)正しい記述初見:全12回中1回出題(出題確率8%)論点「両物質とも、エチルアルコールによく溶ける。」
- (2)正しい記述初見:全12回中1回出題(出題確率8%)/同じ記述の出題:2回論点「両物質とも、液体の密度は水の密度より大きい。」
- (3)誤った記述正答(直近のトレンド):全12回中2回出題(出題確率17%)論点「臭化メチルの方が、ヨウ化メチルより常温(25 ℃)での蒸気圧が大きい」原理「沸点・融点・蒸気圧の比較(分子間力)」:全12回中5回出題
- (4)正しい記述頻出のおとり:全12回中2回出題(出題確率17%)論点「臭化メチルの方が、ヨウ化メチルより常温(25 ℃)での蒸気圧が大きい」原理「沸点・融点・蒸気圧の比較(分子間力)」:全12回中5回出題
- (5)正しい記述頻出のおとり:全12回中3回出題(出題確率25%)/同じ記述の出題:2回論点「臭化メチルの沸点は、水の融点より高い。」原理「沸点・融点・蒸気圧の比較(分子間力)」:全12回中5回出題
エチレンオキシドの沸点は約10.7℃なので、25℃では気体です。エチレンイミンの沸点は約56℃で、25℃では液体です。
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和2年度 第1回・2020年8月実施)
令和2年度 第1回(2020年8月実施)
特定化学物質
何とか得点B物質の表で解く
吸光光度分析法による分析において、測定対象物質Ⓐと、標準溶液調製時に標準物質として使用する物質Ⓑとの次の組合せのうち、不適切なものはどれか。
| Ⓐ | Ⓑ |
| (1) | 塩素 | 次亜塩素酸ナトリウム |
|---|
| (2) | 臭化メチル | 臭化カリウム |
|---|
| (3) | フッ化水素 | フッ化ナトリウム |
|---|
| (4) | 硫酸ジメチル | メタノール |
|---|
| (5) | 硫化水素 | 硫酸亜鉛 |
正答 (5)
吸光光度分析法で、標準溶液の調製に使う標準物質は、測定対象物質によって決まります。硫化水素の標準溶液は、硫化ナトリウムから調製します。「硫酸亜鉛」は、硫化水素の捕集液に使う試薬で、標準物質ではありません。選択肢5は不適切です。
塩素には次亜塩素酸ナトリウム、臭化メチルには臭化カリウム、フッ化水素にはフッ化ナトリウム、硫酸ジメチルにはメタノールを溶媒として使います。
(参考:『作業環境測定ガイドブック3 特定化学物質関係(金属類を除く)物質別各論』)
この問題は、何とか得点したい問題です(学習の優先度:中)。
理由:下記の通り、物質別の暗記リスト(ガイドブックの物質別各論の表)の物質「硫化水素」から、解けるからです。過去の出題が少なくても、表を押さえておけば、得点できます。
物質の表で解く:硫化水素(ガイドブックの物質別各論)
この区分は、過去の全回の出題にもとづく目安です。
出題頻度
この科目の過去12回のうち、同じ内容が出題された回数です(同じ回に重複しても1回と数えます。頻度は、問われている論点(同じ事実のまとまり)の出題回数です)。
- この形式の問題(穴埋め・組合せの問題):全12回中1回出題(出題確率8%)
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和2年度 第1回・2020年8月実施)
令和2年度 第1回(2020年8月実施)
特定化学物質
何とか得点B物質の表で解く
次の測定対象物質のうち、ろ過捕集法と固体捕集法との組合せで捕集を行うものはどれか。
- (1)o-フタロジニトリル
- (2)コールタール
- (3)酸化プロピレン
- (4)臭化メチル
- (5)ベンゼン
正答 (1)
オルト-フタロジニトリルは、粒子とガスの両方の状態で存在するので、ろ過捕集法と固体捕集法を組み合わせて捕集します。よって(1)です。同じ問題は、令和8年度第1回にも出題されています(出題実績)。
この問題は、何とか得点したい問題です(学習の優先度:中)。
理由:下記の通り、物質別の暗記リスト(ガイドブックの物質別各論の表)の物質「オルト-フタロジニトリル」から、解けるからです。過去の出題が少なくても、表を押さえておけば、得点できます。
物質の表で解く:オルト-フタロジニトリル(ガイドブックの物質別各論)
この区分は、過去の全回の出題にもとづく目安です。
出題頻度
この科目の過去12回のうち、同じ内容が出題された回数です(同じ回に重複しても1回と数えます。頻度は、問われている論点(同じ事実のまとまり)の出題回数です)。
- この形式の問題(選択肢が物質名などの問題):全12回中2回出題(出題確率17%)
オルト-フタロジニトリルは、粒子とガスの両方の状態で存在するため、固体捕集方法とろ過捕集方法を組み合わせて捕集します(ろ過材で捕集した粒子から揮発する分を、後ろの固体捕集剤で補う方法)。よって(3)です。
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和2年度 第1回・2020年8月実施)
令和元年度 第1回(2019年8月実施)
特定化学物質
失点やむなしD初見
次の化合物のうち、常温における蒸気圧が最も低いものはどれか。
- (1)クロロホルム
- (2)ニッケルカルボニル
- (3)o-トリジン
- (4)臭化メチル
- (5)エチレンオキシド
正答 (3)
常温での蒸気圧は、常温で固体の物質ほど低くなります。クロロホルム(沸点約61℃)、ニッケルカルボニル(約43℃)、臭化メチル(約4℃)、エチレンオキシド(約11℃)は、常温で液体または気体で、蒸気圧が高いです。o-トリジンは、融点が約130℃の常温で固体の物質で、蒸気圧が最も低いので、(3)です。(物性値は、一般的な化学便覧の概数です。)
この問題は、失点しても仕方がない問題です(初見)。
理由:この形式の問題(選択肢が物質名などの問題)は、過去の出題がなく、初見です。
この区分は、過去の全回の出題にもとづく目安です。
出題頻度
この科目の過去12回のうち、同じ内容が出題された回数です(同じ回に重複しても1回と数えます。頻度は、問われている論点(同じ事実のまとまり)の出題回数です)。
- この形式の問題(選択肢が物質名などの問題):全12回中1回出題(出題確率8%)
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和元年度 第1回・2019年8月実施)
令和元年度 第1回(2019年8月実施)
特定化学物質
余裕があれば得点C暗記で解く
吸光光度分析法による分析において、測定対象物質Ⓐとその標準溶液の調製に使用する物質Ⓑとの組合せのうち、不適切なものはどれか。
| Ⓐ | Ⓑ |
| (1) | シアン化水素 | シアン化カリウム |
|---|
| (2) | 臭化メチル | 臭化カリウム |
|---|
| (3) | 塩素 | 次亜塩素酸ナトリウム |
|---|
| (4) | 硫酸ジメチル | 硫酸ナトリウム |
|---|
| (5) | フッ化水素 | フッ化ナトリウム |
正答 (4)
吸光光度分析法で、標準溶液の調製に使う物質は、測定対象物質によって決まります。硫酸ジメチルの標準液は、硫酸ナトリウムではなく、硫酸ジメチルそのものを、溶媒に溶かして調製します。「硫酸ジメチル/硫酸ナトリウム」とする選択肢4は不適切です。同じ問題は、令和6年度第1回にも出題されています(出題実績)。
シアン化水素にはシアン化カリウム、臭化メチルには臭化カリウム、塩素には次亜塩素酸ナトリウム、フッ化水素にはフッ化ナトリウムを使います。
(参考:『作業環境測定ガイドブック3 特定化学物質関係(金属類を除く)物質別各論』)
この問題は、余裕があれば得点したい問題です(学習の優先度:低。過去に1回だけ出題)。
理由:この形式の問題(穴埋め・組合せの問題)は、過去に1回出題されています。余裕があれば、解き方を押さえておくと得点できるからです。
この区分は、過去の全回の出題にもとづく目安です。
出題頻度
この科目の過去12回のうち、同じ内容が出題された回数です(同じ回に重複しても1回と数えます。頻度は、問われている論点(同じ事実のまとまり)の出題回数です)。
- この形式の問題(穴埋め・組合せの問題):全12回中2回出題(出題確率17%)
吸光光度分析法で、標準溶液の調製に使う標準物質は、測定対象物質によって決まります。
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和元年度 第1回・2019年8月実施)
平成30年度 第1回(2018年8月実施)
特定化学物質
失点やむなしD初見
特定化学物質Ⓐとそのガスクロマトグラフ分析法に用いる検出器Ⓑとの次の組合せのうち、誤っているものはどれか。
| Ⓐ | Ⓑ |
| (1) | 硫化水素 | 炎光光度検出器(FPD) |
|---|
| (2) | アクリロニトリル | アルカリ熱イオン化検出器(FTD) |
|---|
| (3) | ナフタレン | 電子捕獲検出器(ECD) |
|---|
| (4) | ジメチル-2,2-ジクロロビニルホスフェイト(DDVP) | 質量分析器(MS) |
|---|
| (5) | 臭化メチル | 水素炎イオン化検出器(FID) |
正答 (3)
ナフタレンのガスクロマトグラフ分析法では、検出器に、質量分析器(MS)を使います(または水素炎イオン化検出器)。電子捕獲検出器(ECD)は、ハロゲンなど、電子親和力の強い物質に高感度な検出器なので、ナフタレンとの組合せは誤りです。選択肢3は誤りです。
硫化水素には炎光光度検出器(FPD)、アクリロニトリルにはアルカリ熱イオン化検出器(FTD)、DDVPには質量分析器(MS)、臭化メチルには水素炎イオン化検出器(FID)が、適切な組合せです。
(参考:『作業環境測定ガイドブック3 特定化学物質関係(金属類を除く)物質別各論』)
この問題は、失点しても仕方がない問題です(初見)。
理由:この形式の問題(穴埋め・組合せの問題)は、過去の出題がなく、初見です。
この区分は、過去の全回の出題にもとづく目安です。
出題頻度
この科目の過去12回のうち、同じ内容が出題された回数です(同じ回に重複しても1回と数えます。頻度は、問われている論点(同じ事実のまとまり)の出題回数です)。
- この形式の問題(穴埋め・組合せの問題):全12回中1回出題(出題確率8%)
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(平成30年度 第1回・2018年8月実施)
平成29年度 第1回(2017年8月実施)
特定化学物質
失点やむなしD初見
次の化合物のうち、25℃、1気圧で液体であるものはどれか。
- (1)オーラミン
- (2)臭化メチル
- (3)硫化水素
- (4)エチレンイミン
- (5)アクリルアミド
正答 (4)
25℃、1気圧で液体の物質は、沸点が25℃より高く、融点が25℃より低い物質です。エチレンイミンは、沸点が約56℃、融点が約−71℃で、常温で液体です。オーラミンとアクリルアミドは、常温で固体、臭化メチル(沸点約4℃)と硫化水素(沸点約−60℃)は、常温で気体です。よって(4)です。(物性値は、一般的な化学便覧の概数です。)
この問題は、失点しても仕方がない問題です(初見)。
理由:この形式の問題(選択肢が物質名などの問題)は、過去の出題がなく、初見です。
この区分は、過去の全回の出題にもとづく目安です。
出題頻度
この科目の過去12回のうち、同じ内容が出題された回数です(同じ回に重複しても1回と数えます。頻度は、問われている論点(同じ事実のまとまり)の出題回数です)。
- この形式の問題(選択肢が物質名などの問題):全12回中1回出題(出題確率8%)
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(平成29年度 第1回・2017年8月実施)
平成28年度 第1回(2016年8月実施)
特定化学物質
失点やむなしD初見
塩化ビニル及び臭化メチルの1気圧における物性に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)塩化ビニルの方が、臭化メチルより沸点が高い。
- (2)臭化メチルの方が、塩化ビニルより融点が高い。
- (3)両物質とも25℃で気体である。
- (4)両物質とも、その融点は水の融点より低い。
- (5)臭化メチルの沸点は、水の融点より高い。
正答 (1)
1気圧での沸点は、塩化ビニルが約−13℃、臭化メチルが約4℃で、塩化ビニルのほうが低いです。「塩化ビニルの方が、臭化メチルより沸点が高い」とする選択肢1は誤りです。
臭化メチルの融点(約−94℃)は、塩化ビニルの融点(約−154℃)より高いです。両物質とも、25℃で気体で、融点は水の融点(0℃)より低いです。臭化メチルの沸点(約4℃)は、水の融点(0℃)より高いです。(物性値は、一般的な化学便覧の概数です。)
この問題は、失点しても仕方がない問題です(初見)。
理由:いずれも初見の選択肢であり、問題のテーマとしても頻出テーマではないからです。
この区分は、過去の全回の出題にもとづく目安です。
出題頻度
この科目の過去12回のうち、同じ内容が出題された回数です(同じ回に重複しても1回と数えます。頻度は、問われている論点(同じ事実のまとまり)の出題回数です)。
- (1)誤った記述正答(初見):全12回中1回出題(出題確率8%)論点「臭化メチルの方が、塩化ビニルより融点が高い。」
- (2)正しい記述初見:全12回中1回出題(出題確率8%)論点「臭化メチルの方が、塩化ビニルより融点が高い。」
- (3)正しい記述初見:全12回中1回出題(出題確率8%)論点「両物質とも25℃で気体である。」
- (4)正しい記述初見:全12回中1回出題(出題確率8%)論点「両物質とも、その融点は水の融点より低い。」
- (5)正しい記述頻出のおとり:全12回中3回出題(出題確率25%)/同じ記述の出題:1回論点「臭化メチルの沸点は、水の融点より高い。」原理「沸点・融点・蒸気圧の比較(分子間力)」:全12回中5回出題
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(平成28年度 第1回・2016年8月実施)
平成28年度 第1回(2016年8月実施)
特定化学物質
失点やむなしD初見
吸光光度分析法による分析において、測定対象物質Ⓐと、標準溶液調製時に標準物質として使用する物質Ⓑとの次の組合せのうち、不適切なものはどれか。
| Ⓐ | Ⓑ |
| (1) | 塩素 | 塩化ナトリウム |
|---|
| (2) | 臭化メチル | 臭化カリウム |
|---|
| (3) | フッ化水素 | フッ化ナトリウム |
|---|
| (4) | 硫化水素 | 硫化ナトリウム |
|---|
| (5) | 硫酸ジメチル | メタノール |
正答 (1)
吸光光度分析法で、標準溶液の調製に使う標準物質は、測定対象物質によって決まります。塩素の標準溶液は、次亜塩素酸ナトリウム溶液から調製します。「塩化ナトリウム」とする選択肢1は不適切です。同じ問題は、令和3年度第1回にも出題されています(出題実績)。
臭化メチルには臭化カリウム、フッ化水素にはフッ化ナトリウム、硫化水素には硫化ナトリウム、硫酸ジメチルにはメタノールを溶媒として使います。
(参考:『作業環境測定ガイドブック3 特定化学物質関係(金属類を除く)物質別各論』)
この問題は、失点しても仕方がない問題です(初見)。
理由:この形式の問題(穴埋め・組合せの問題)は、過去の出題がなく、初見です。
この区分は、過去の全回の出題にもとづく目安です。
出題頻度
この科目の過去12回のうち、同じ内容が出題された回数です(同じ回に重複しても1回と数えます。頻度は、問われている論点(同じ事実のまとまり)の出題回数です)。
- この形式の問題(穴埋め・組合せの問題):全12回中1回出題(出題確率8%)
吸光光度分析法で、標準溶液の調製に使う標準物質は、測定対象物質によって異なります。塩素の標準溶液は、次亜塩素酸ナトリウム溶液から調製します(ヨウ素滴定で標定)。
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(平成28年度 第1回・2016年8月実施)
平成27年度 第1回(2015年8月実施)
特定化学物質
得点必須S原理で解く
特定化学物質Ⓐとそのガスクロマトグラフ分析法に用いる検出器Ⓑとの次の組合せのうち、誤っているものはどれか。
- (1)アクリルアミド炎光光度検出器(FPD)
- (2)アクリロニトリルアルカリ熱イオン化検出器(FTD)
- (3)塩素化ビフェニル電子捕獲検出器(ECD)
- (4)o-フタロジニトリル質量分析器(MS)
- (5)臭化メチル水素炎イオン化検出器(FID)
正答 (1)
アクリルアミドのガスクロマトグラフ分析法では、検出器に、アルカリ熱イオン化検出器(FTD)を使います(窒素を含む化合物に高感度です)。炎光光度検出器(FPD)は、リンや硫黄を含む化合物に選択性のある検出器なので、組合せは誤りです。選択肢1は誤りです。同様の記述は、令和6年度第1回などにも出題されています(出題実績)。
アクリロニトリルはFTD、塩素化ビフェニルはECD、o-フタロジニトリルは質量分析器、臭化メチルはFIDで、適切な組合せです。
(参考:『作業環境測定ガイドブック3 特定化学物質関係(金属類を除く)物質別各論』)
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(平成27年度 第1回・2015年8月実施)
平成27年度 第1回(2015年8月実施)
特定化学物質
余裕があれば得点C暗記で解く
次の化合物のうち、1気圧における沸点が最も低いものはどれか。
- (1)ベンゼン
- (2)エチレンオキシド
- (3)アクリロニトリル
- (4)臭化メチル
- (5)フッ化水素
正答 (4)
1気圧での沸点は、臭化メチルが約4℃、エチレンオキシドが約11℃、フッ化水素が約20℃、アクリロニトリルが約77℃、ベンゼンが約80℃です。最も低いのは、臭化メチルで、(4)です。(沸点は、一般的な化学便覧の概数です。)
この問題は、余裕があれば得点したい問題です(学習の優先度:低。過去に1回だけ出題)。
理由:この形式の問題(選択肢が物質名などの問題)は、過去に1回出題されています。余裕があれば、解き方を押さえておくと得点できるからです。
この区分は、過去の全回の出題にもとづく目安です。
出題頻度
この科目の過去12回のうち、同じ内容が出題された回数です(同じ回に重複しても1回と数えます。頻度は、問われている論点(同じ事実のまとまり)の出題回数です)。
- この形式の問題(選択肢が物質名などの問題):全12回中2回出題(出題確率17%)
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(平成27年度 第1回・2015年8月実施)