問15
1気圧におけるエチレンイミン及びエチレンオキシドの物性に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)エチレンイミンの方が、エチレンオキシドより融点が高い。
- (2)エチレンイミンの分子量の方が、エチレンオキシドの分子量より小さい。
- (3)20℃において、エチレンイミンの蒸気圧の方が、エチレンオキシドの蒸気圧より小さい。
- (4)両物質とも25℃で液体である。
- (5)両物質とも、沸点は水の沸点より低い。
正答 (4)
エチレンオキシドの沸点は約10.7℃なので、25℃では気体です。エチレンイミンの沸点は約56℃で、25℃では液体です。「両物質とも25℃で液体」とする選択肢4は誤りです。
エチレンイミンの融点(約−71℃)は、エチレンオキシドの融点(約−111℃)より高いです。分子量は、エチレンイミンが43で、エチレンオキシドの44より小さいです。20℃の蒸気圧は、沸点が高いエチレンイミンのほうが小さいです。両物質とも、沸点は水の沸点(100℃)より低いです。(物性値は、一般的な化学便覧の概数です。)
この問題は、何とか得点したい問題です(学習の優先度:中)。
理由:下記の通り、正答の選択肢が、過去に複数回出題されており、押さえておけば、正答を割り出せるからです。
この区分は、過去の全回の出題にもとづく目安です。
出題頻度
この科目の過去12回のうち、同じ内容が出題された回数です(同じ回に重複しても1回と数えます。「似た記述」は、言い回しが違うが、論点が近いものです。実際の頻度は、これらの間にあることが多いです)。
- (1)正しい記述初見:全12回中1回出題(出題確率8%)
- (2)正しい記述初見:全12回中1回出題(出題確率8%)
- (3)正しい記述初見:全12回中1回出題(出題確率8%)
- (4)誤った記述正答(過去に複数回出題):全12回中2回出題(出題確率17%)
- (5)正しい記述頻出のおとり:全12回中2回出題(出題確率17%)
この問題のひっかけパターン:常温(25℃)で液体か気体かの見分け(エチレンオキシド・臭化メチル)
エチレンオキシドの沸点は約10.7℃なので、25℃では気体です。エチレンイミンの沸点は約56℃で、25℃では液体です。
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和4年度 第1回・2022年8月実施)