作業環境測定士試験 過去問解説

沸点・融点・蒸気圧の比較(分子間力)

特定化学物質・原理・過去12回中5回、関連する論点が出題

原理

分子量が大きいほど、また、分子間力が強いほど、沸点が高い。常温で気体か液体かは、沸点と室温の比較で決まる。水の沸点は100℃、融点は0℃。

この原理で解ける論点は3個あります。丸暗記ではなく、理屈から答えを導けるようにしておくと、初見の選択肢にも対応できます。

この原理で解ける問題(2問)

令和2年度 第1回(2020年8月実施) 特定化学物質 得点必須Sトレンド

問14

臭化メチル及びヨウ化メチルの1気圧における物性に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

  1. (1)両物質とも、エチルアルコールによく溶ける。
  2. (2)両物質とも、液体の密度は水の密度より大きい。
  3. (3)両物質とも、常温(25 ℃)では液体である。
  4. (4)臭化メチルの方が、ヨウ化メチルより常温(25 ℃)での蒸気圧が大きい。
  5. (5)ヨウ化メチルの方が、臭化メチルより融点が高い。

出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和2年度 第1回・2020年8月実施)

平成29年度 第1回(2017年8月実施) 特定化学物質 得点必須A原理で解く

問7

キャピラリガスクロマトグラフ分析法に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

  1. (1)混合有機溶剤の分析に有効である。
  2. (2)水素炎イオン化検出器(FID)を用いる場合は、検出器部にメイクアップガスを追加する。
  3. (3)キャリアガスとしては、窒素よりヘリウムを使用する方が理論段数が大きい。
  4. (4)試料負荷量が小さいため、多量の試料を導入することができない。
  5. (5)液相の膜厚が厚いほど、高沸点物質の分析に適している。

出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(平成29年度 第1回・2017年8月実施)