ホルムアルデヒド
特定化学物質・物質別まとめ・過去12回中10回、問題に登場
測定方法(捕集法-分析法)
| 方法 | 捕集材など | 脱着・抽出 | 検出・装置 | 波長 | 参照 |
| 固体捕集法-高速液体クロマトグラフ分析法 |
シリカゲル |
アセトニトリル |
|
|
p.356〜358 |
| 検知管法 |
|
|
|
|
p.358〜359 |
出典:『ガイドブック3 特定化学物質関係(金属類を除く)』の物質別各論。この物質の表の値は、ガイドブックの本文から機械的に拾ったもので、未確認です(抜けや誤りがあります)。ページ(参照)で、本文を確認してください。
この物質が登場した過去問(15問・10回)
令和7年度 第1回(2025年8月実施)
特定化学物質
失点やむなしD初見
次の特定化学物質のうち、2,4-ジニトロフェニルヒドラゾン誘導体として捕集された後、アセトニトリルで抽出し、ガスクロマトグラフ-質量分析法で定量されるものはどれか。
- (1)ジメチル-2,2-ジクロロビニルホスフェイト(DDVP)
- (2)3,3 ' -ジクロロ-4,4' -ジアミノジフェニルメタン(MOCA)
- (3)ホルムアルデヒド
- (4)酸化プロピレン
- (5)1,1-ジメチルヒドラジン
正答 (3)
2,4-ジニトロフェニルヒドラジン(DNPH)は、カルボニル化合物(アルデヒドなど)と反応して、2,4-ジニトロフェニルヒドラゾン誘導体をつくります。ホルムアルデヒドは、DNPHを吸着させた捕集管で捕集して誘導体化し、アセトニトリルで溶出して分析します。
DDVP、MOCA、酸化プロピレン、1,1-ジメチルヒドラジンは、ホルムアルデヒドのようなカルボニル基をもたないので、この誘導体にはなりません。よって(3)です。
(参考:『作業環境測定ガイドブック3 特定化学物質関係(金属類を除く)物質別各論』)
この問題は、失点しても仕方がない問題です(初見)。
理由:この形式の問題(選択肢が物質名などの問題)は、過去の出題がなく、初見です。
この区分は、過去の全回の出題にもとづく目安です。
出題頻度
この科目の過去12回のうち、同じ内容が出題された回数です(同じ回に重複しても1回と数えます。頻度は、問われている論点(同じ事実のまとまり)の出題回数です)。
- この形式の問題(選択肢が物質名などの問題):全12回中1回出題(出題確率8%)
2,4-ジニトロフェニルヒドラジン(DNPH)は、カルボニル化合物(アルデヒドなど)と反応して、2,4-ジニトロフェニルヒドラゾン誘導体をつくります。ホルムアルデヒドは、DNPHを吸着させた捕集管で捕集して誘導体化し、アセトニトリルで溶出して分析します。
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和7年度 第1回・2025年8月実施)
令和7年度 第1回(2025年8月実施)
特定化学物質
余裕があれば得点C暗記で解く
特定化学物質用の検知管Ⓐと、それに利用される反応Ⓑとの次の組合せのうち、誤っているものはどれか。
| Ⓐ | Ⓑ |
| (1) | シアン化水素用検知管 | シアン化水素が反応剤と反応して酸性物質を生成する。 |
|---|
| (2) | 四塩化炭素用検知管 | 四塩化炭素が酸化剤と反応してホスゲンを生成する。 |
|---|
| (3) | スチレン用検知管 | スチレンが pH 指示薬と反応し変色させる。 |
|---|
| (4) | ホルムアルデヒド用検知管 | ホルムアルデヒドがリン酸ヒドロキシルアミンと反応してリン酸を遊離させる。 |
|---|
| (5) | アクリロニトリル用検知管 | アクリロニトリルが酸化剤と反応してシアン化水素を発生する。 |
正答 (3)
この問題の解説は準備中です。
この問題は、余裕があれば得点したい問題です(学習の優先度:低。過去に1回だけ出題)。
理由:この形式の問題(穴埋め・組合せの問題)は、過去に1回出題されています。余裕があれば、解き方を押さえておくと得点できるからです。
この区分は、過去の全回の出題にもとづく目安です。
出題頻度
この科目の過去12回のうち、同じ内容が出題された回数です(同じ回に重複しても1回と数えます。頻度は、問われている論点(同じ事実のまとまり)の出題回数です)。
- この形式の問題(穴埋め・組合せの問題):全12回中2回出題(出題確率17%)
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和7年度 第1回・2025年8月実施)
令和6年度 第1回(2024年8月実施)
特定化学物質
何とか得点B暗記で解く
特定化学物質用の検知管Ⓐとマイナスの妨害を示す物質Ⓑとの組合せとして、正しいものは次のうちどれか。
| Ⓐ | Ⓑ |
| (1) | アクリロニトリル用検知管 | シアン化水素 |
|---|
| (2) | エチレンオキシド用検知管 | ホルムアルデヒド |
|---|
| (3) | シアン化水素用検知管 | アンモニア |
|---|
| (4) | フッ化水素用検知管 | 硝酸 |
|---|
| (5) | ベンゼン用検知管 | キシレン |
正答 (3)
この問題の解説は準備中です。
この問題は、何とか得点したい問題です(学習の優先度:中)。
理由:この形式の問題(穴埋め・組合せの問題)は、全12回中3回出題されており、解き方を押さえれば、何とか得点できるからです。
物質の表で解く:シアン化水素(ガイドブックの物質別各論)
この区分は、過去の全回の出題にもとづく目安です。
出題頻度
この科目の過去12回のうち、同じ内容が出題された回数です(同じ回に重複しても1回と数えます。頻度は、問われている論点(同じ事実のまとまり)の出題回数です)。
- この形式の問題(穴埋め・組合せの問題):全12回中3回出題(出題確率25%)
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和6年度 第1回・2024年8月実施)
令和5年度 第1回(2023年8月実施)
特定化学物質
失点やむなしD初見
作業環境空気中のホルムアルデヒド濃度の測定に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)ホルムアルデヒドの捕集には、フルフラールを含浸させたシリカゲル捕集管が用いられる。
- (2)捕集後の捕集管は、冷蔵保存する。
- (3)ガスクロマトグラフ分析法を用いる場合は、検出には質量分析器が用いられる。
- (4)高速液体クロマトグラフ分析法を用いる場合は、検出には紫外吸光検出器が用いられる。
- (5)作業環境空気中に共存するオゾンにより、測定誤差を生じる場合がある。
正答 (1)
ホルムアルデヒドは、2,4-ジニトロフェニルヒドラジン(DNPH)を含浸させた捕集管で捕集して、誘導体化します。「フルフラールを含浸させたシリカゲル捕集管」とする選択肢1は誤りです。
捕集後の捕集管は冷蔵保存します。検出器には、GC法では質量分析器、HPLC法では紫外吸光検出器を使います。共存するオゾンは、DNPH誘導体を分解して、測定誤差の原因になります。
(参考:『作業環境測定ガイドブック3 特定化学物質関係(金属類を除く)物質別各論』)
この問題は、失点しても仕方がない問題です(初見)。
理由:いずれも初見の選択肢であり、問題のテーマとしても頻出テーマではないからです。
この区分は、過去の全回の出題にもとづく目安です。
出題頻度
この科目の過去12回のうち、同じ内容が出題された回数です(同じ回に重複しても1回と数えます。頻度は、問われている論点(同じ事実のまとまり)の出題回数です)。
- (1)誤った記述正答(初見):全12回中1回出題(出題確率8%)論点「ホルムアルデヒドの捕集には、フルフラールを含浸させたシリカゲル捕集管が用いられる(誤りの記述)」
- (2)正しい記述頻出のおとり:全12回中4回出題(出題確率33%)/同じ記述の出題:2回論点「捕集後の捕集管は、冷蔵保存する。」
- (3)正しい記述:全12回中2回出題(出題確率17%)論点「ガスクロマトグラフ分析法を用いる場合は、質量分析器が用いられる。」
- (4)正しい記述:全12回中2回出題(出題確率17%)/同じ記述の出題:1回論点「高速液体クロマトグラフ分析法を用いる場合は、検出には紫外吸光検出器が用いられる」
- (5)正しい記述初見:全12回中1回出題(出題確率8%)論点「作業環境空気中に共存するオゾンにより、測定誤差を生じる場合がある」
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和5年度 第1回・2023年8月実施)
令和4年度 第1回(2022年8月実施)
特定化学物質
得点必須S原理で解く
ガスクロマトグラフ分析法による環境空気中のホルムアルデヒド濃度の測定に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)ホルムアルデヒドの捕集は、2,4-ジニトロフェニルヒドラジン(DNPH)含浸シリカゲルを充填した捕集管が用いられる。
- (2)捕集後の捕集管は、冷凍又は冷蔵して保存する。
- (3)捕集管から抽出された試料液は、強カチオン交換樹脂に通して処理される。
- (4)検出器には、炎光光度検出器(FPD)が用いられる。
- (5)他のアルデヒド類やケトン類が、妨害物質となる場合がある。
正答 (4)
ホルムアルデヒドのガスクロマトグラフ分析法では、DNPH含浸シリカゲル捕集管で捕集してDNPH誘導体にし、保存は冷凍または冷蔵とします。捕集管から抽出した試料液は、強カチオン交換樹脂に通して処理します。検出器には、質量分析器を使います。「炎光光度検出器(FPD)が用いられる」とする選択肢4は誤りです。FPDは、リンや硫黄を含む化合物に選択性のある検出器です。
他のアルデヒド類やケトン類が、妨害物質になることがあります。
(参考:『作業環境測定ガイドブック3 特定化学物質関係(金属類を除く)物質別各論』)
この問題は、試験本番では得点しなければならない問題です(学習の優先度:最高)。
理由:下記の通り、原理「検出器の原理(FID・FPD・ECD・電気化学・紫外可視)」(過去12回中9回出題)を理解していれば、論点そのものを暗記していなくても、解けるからです。
原理から解く:検出器の原理(FID・FPD・ECD・電気化学・紫外可視)(過去12回中9回出題)
この区分は、過去の全回の出題にもとづく目安です。
出題頻度
この科目の過去12回のうち、同じ内容が出題された回数です(同じ回に重複しても1回と数えます。頻度は、問われている論点(同じ事実のまとまり)の出題回数です)。
- (1)正しい記述:全12回中2回出題(出題確率17%)論点「ホルムアルデヒドの捕集は、2,4-ジニトロフェニルヒドラジン(DNPH)含浸シリカゲルを充填した捕集管が用いられる」
- (2)正しい記述頻出のおとり:全12回中4回出題(出題確率33%)/同じ記述の出題:1回論点「捕集後の捕集管は、冷蔵保存する。」
- (3)正しい記述初見:全12回中1回出題(出題確率8%)論点「捕集管から抽出された試料液は、強カチオン交換樹脂に通して処理される」
- (4)誤った記述正答(原理から解ける):全12回中4回出題(出題確率33%)/同じ記述の出題:2回論点「炎光光度検出器(FPD)では、還元炎を用いる。」原理「検出器の原理(FID・FPD・ECD・電気化学・紫外可視)」:全12回中9回出題
- (5)正しい記述:全12回中2回出題(出題確率17%)論点「他のアルデヒド類やケトン類が、妨害物質となる場合がある。」
アクリルアミドのガスクロマトグラフ分析法は、次のとおりです。
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和4年度 第1回・2022年8月実施)
令和4年度 第1回(2022年8月実施)
特定化学物質
何とか得点B暗記で解く
特定化学物質用の検知管Ⓐとマイナスの妨害を示す物質Ⓑとの組合せとして、正しいものは次のうちどれか。
| Ⓐ | Ⓑ |
| (1) | エチレンオキシド用検知管 | ホルムアルデヒド |
|---|
| (2) | 塩化ビニル用検知管 | 塩化水素 |
|---|
| (3) | シアン化水素用検知管 | アンモニア |
|---|
| (4) | ホルムアルデヒド用検知管 | アセトアルデヒド |
|---|
| (5) | 硫化水素用検知管 | 二酸化硫黄 |
正答 (3)
検知管は、目的の物質以外の共存ガスによって、指示値が高く出る(プラスの妨害)か、低く出る(マイナスの妨害)ことがあります。シアン化水素用検知管では、アンモニアが、マイナスの妨害を示します。よって(3)です。
同じ組合せは、令和6年度第1回の問題でも、正しいものとして出題されています(出題実績)。
この問題は、何とか得点したい問題です(学習の優先度:中)。
理由:この形式の問題(穴埋め・組合せの問題)は、全12回中3回出題されており、解き方を押さえれば、何とか得点できるからです。
物質の表で解く:シアン化水素(ガイドブックの物質別各論)
この区分は、過去の全回の出題にもとづく目安です。
出題頻度
この科目の過去12回のうち、同じ内容が出題された回数です(同じ回に重複しても1回と数えます。頻度は、問われている論点(同じ事実のまとまり)の出題回数です)。
- この形式の問題(穴埋め・組合せの問題):全12回中3回出題(出題確率25%)
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和4年度 第1回・2022年8月実施)
令和3年度 第1回(2021年8月実施)
特定化学物質
余裕があれば得点C暗記で解く
特定化学物質Ⓐとそのガスクロマトグラフ分析に用いる検出器Ⓑとの次の組合せとして、不適当なものはどれか。
| Ⓐ | Ⓑ |
| (1) | アクリロニトリル | アルカリ熱イオン化検出器(FTD) |
|---|
| (2) | ホルムアルデヒド | 水素炎イオン化検出器(FID) |
|---|
| (3) | 3,3'-ジクロロ-4,4'-ジアミノジフェニルメタン(MOCA) | 電子捕獲検出器(ECD) |
|---|
| (4) | ナフタレン | 質量分析器(MS) |
|---|
| (5) | 硫酸ジメチル | 炎光光度検出器(FPD) |
正答 (2)
ホルムアルデヒドは、水素炎イオン化検出器(FID)では検出されません(FIDは、ホルムアルデヒドやギ酸などを検出できません)。「ホルムアルデヒド/FID」とする選択肢2は不適当です。ホルムアルデヒドは、DNPH誘導体にして、質量分析器やHPLCで分析します。
アクリロニトリルは、窒素を含むのでFTD、MOCAは、ハロゲンを含む誘導体にしてECD、ナフタレンは、質量分析器、硫酸ジメチルは、炎光光度検出器(FPD)で分析します。
(参考:『作業環境測定ガイドブック3 特定化学物質関係(金属類を除く)物質別各論』)
この問題は、余裕があれば得点したい問題です(学習の優先度:低。過去に1回だけ出題)。
理由:この形式の問題(穴埋め・組合せの問題)は、過去に1回出題されています。余裕があれば、解き方を押さえておくと得点できるからです。
この区分は、過去の全回の出題にもとづく目安です。
出題頻度
この科目の過去12回のうち、同じ内容が出題された回数です(同じ回に重複しても1回と数えます。頻度は、問われている論点(同じ事実のまとまり)の出題回数です)。
- この形式の問題(穴埋め・組合せの問題):全12回中2回出題(出題確率17%)
ホルムアルデヒドは、水素炎イオン化検出器(FID)では検出されません(FIDは、ホルムアルデヒドやギ酸などを検出できません)。ホルムアルデヒドは、DNPH誘導体にして、質量分析器やHPLCで分析します。
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和3年度 第1回・2021年8月実施)
令和3年度 第1回(2021年8月実施)
特定化学物質
何とか得点B物質の表で解く
特定化学物質用の検知管Ⓐと、それに利用される反応Ⓑとの次の組合せのうち、誤っているものはどれか。
| Ⓐ | Ⓑ |
| (1) | アクリロニトリル用検知管 | アクリロニトリルが酸化剤と反応してシアン化水素を発生する。 |
|---|
| (2) | 四塩化炭素用検知管 | 四塩化炭素が酸化剤と反応してホスゲンとなる。 |
|---|
| (3) | フッ化水素用検知管 | フッ化水素が五酸化ヨウ素と反応してヨウ素を生じる。 |
|---|
| (4) | ホルムアルデヒド用検知管 | ホルムアルデヒドがリン酸ヒドロキシルアミンと反応してリン酸を遊離する。 |
|---|
| (5) | 硫化水素用検知管 | 硫化水素が酢酸鉛と反応して硫化鉛を生成する。 |
正答 (3)
検知管の反応を確認します。
- 五酸化ヨウ素と反応してヨウ素を生じる反応は、ベンゼン用検知管などの、炭化水素・有機溶剤用の検知管の反応です。フッ化水素用検知管ではないので、選択肢3は誤りです。
- アクリロニトリル用検知管は、酸化剤との反応でシアン化水素を発生させます。四塩化炭素用検知管は、酸化剤との反応でホスゲンになります。ホルムアルデヒド用検知管は、リン酸ヒドロキシルアミンとの反応でリン酸を遊離し、pH指示薬が変色します。硫化水素用検知管は、酢酸鉛との反応で硫化鉛を生成します。
この問題は、何とか得点したい問題です(学習の優先度:中)。
理由:下記の通り、物質別の暗記リスト(ガイドブックの物質別各論の表)の物質「弗化水素」から、解けるからです。過去の出題が少なくても、表を押さえておけば、得点できます。
物質の表で解く:弗化水素(ガイドブックの物質別各論)
この区分は、過去の全回の出題にもとづく目安です。
出題頻度
この科目の過去12回のうち、同じ内容が出題された回数です(同じ回に重複しても1回と数えます。頻度は、問われている論点(同じ事実のまとまり)の出題回数です)。
- この形式の問題(穴埋め・組合せの問題):全12回中2回出題(出題確率17%)
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和3年度 第1回・2021年8月実施)
令和2年度 第1回(2020年8月実施)
特定化学物質
何とか得点B暗記で解く
特定化学物質用の検知管Ⓐとプラスの妨害を示す物質Ⓑとの組合せとして、誤っているものは次のうちどれか。
| Ⓐ | Ⓑ |
| (1) | エチレンオキシド用検知管 | ホルムアルデヒド |
|---|
| (2) | ホルムアルデヒド用検知管 | アセトアルデヒド |
|---|
| (3) | 塩化ビニル用検知管 | 塩化水素 |
|---|
| (4) | ベンゼン用検知管 | キシレン |
|---|
| (5) | シアン化水素用検知管 | アンモニア |
正答 (5)
検知管は、目的の物質以外の共存ガスによって、指示値が高く出る(プラスの妨害)か、低く出る(マイナスの妨害)ことがあります。シアン化水素用検知管では、アンモニアが、マイナスの妨害を示します。「プラスの妨害を示す物質」とする選択肢5は誤りです。
同じ型の問題は、令和4年度第1回にも出題されています(出題実績)。
この問題は、何とか得点したい問題です(学習の優先度:中)。
理由:この形式の問題(穴埋め・組合せの問題)は、全12回中3回出題されており、解き方を押さえれば、何とか得点できるからです。
物質の表で解く:シアン化水素(ガイドブックの物質別各論)
この区分は、過去の全回の出題にもとづく目安です。
出題頻度
この科目の過去12回のうち、同じ内容が出題された回数です(同じ回に重複しても1回と数えます。頻度は、問われている論点(同じ事実のまとまり)の出題回数です)。
- この形式の問題(穴埋め・組合せの問題):全12回中3回出題(出題確率25%)
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和2年度 第1回・2020年8月実施)
令和元年度 第1回(2019年8月実施)
特定化学物質
余裕があれば得点C暗記で解く
環境空気中のホルムアルデヒド濃度の測定に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)ホルムアルデヒドの捕集には、2,4-ジニトロフェニルヒドラジン(DNP H)を含浸させたシリカゲル捕集管が用いられる。
- (2)捕集後の捕集管は、冷蔵又は冷凍保存する。
- (3)ガスクロマトグラフ分析法を用いる場合は、質量分析器が用いられる。
- (4)高速液体クロマトグラフ分析法を用いる場合は、蛍光検出器が用いられる。
- (5)他のアルデヒド類やケトン類が、妨害物質となる場合がある。
正答 (4)
ホルムアルデヒドの高速液体クロマトグラフ分析法(DNPH誘導体)では、検出器に、紫外吸光検出器を使います。「蛍光検出器」とする選択肢4は誤りです。同じ趣旨の記述は、令和5年度第1回にも出題されています(出題実績)。
ホルムアルデヒドの捕集には、DNPHを含浸させたシリカゲル捕集管を使います。捕集後の捕集管は、冷蔵または冷凍保存します。ガスクロマトグラフ分析法では、質量分析器を使います。他のアルデヒド類やケトン類が、妨害物質になることがあります。
(参考:『作業環境測定ガイドブック3 特定化学物質関係(金属類を除く)物質別各論』)
この問題は、余裕があれば得点したい問題です(学習の優先度:低。過去に1回だけ出題)。
理由:正答の選択肢の論点は、過去に1回だけ出題されています。頻出ではありませんが、既出なので、余裕があれば押さえておくと得点できるからです。
この区分は、過去の全回の出題にもとづく目安です。
出題頻度
この科目の過去12回のうち、同じ内容が出題された回数です(同じ回に重複しても1回と数えます。頻度は、問われている論点(同じ事実のまとまり)の出題回数です)。
- (1)正しい記述:全12回中2回出題(出題確率17%)論点「ホルムアルデヒドの捕集は、2,4-ジニトロフェニルヒドラジン(DNPH)含浸シリカゲルを充填した捕集管が用いられる」
- (2)正しい記述頻出のおとり:全12回中4回出題(出題確率33%)/同じ記述の出題:2回論点「捕集後の捕集管は、冷蔵保存する。」
- (3)正しい記述:全12回中2回出題(出題確率17%)論点「ガスクロマトグラフ分析法を用いる場合は、質量分析器が用いられる。」
- (4)誤った記述正答(過去に1回出題):全12回中2回出題(出題確率17%)/同じ記述の出題:1回論点「高速液体クロマトグラフ分析法を用いる場合は、検出には紫外吸光検出器が用いられる」
- (5)正しい記述:全12回中2回出題(出題確率17%)論点「他のアルデヒド類やケトン類が、妨害物質となる場合がある。」
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和元年度 第1回・2019年8月実施)
平成30年度 第1回(2018年8月実施)
特定化学物質
失点やむなしD初見
次の化合物のうち、1気圧における沸点が最も低いものはどれか。
- (1)ベンゾトリクロリド
- (2)アクリロニトリル
- (3)ホルムアルデヒド
- (4)ベンゼン
- (5)クロロメチルメチルエーテル
正答 (3)
1気圧での沸点は、ホルムアルデヒドが約−19℃、アクリロニトリルが約77℃、ベンゼンが約80℃、クロロメチルメチルエーテルが約59℃、ベンゾトリクロリドが約220℃です。最も低いのは、ホルムアルデヒドで、(3)です。同様の問題は、令和7年度第1回にも出題されています(出題実績)。(沸点は、一般的な化学便覧の概数です。)
この問題は、失点しても仕方がない問題です(初見)。
理由:この形式の問題(選択肢が物質名などの問題)は、過去の出題がなく、初見です。
この区分は、過去の全回の出題にもとづく目安です。
出題頻度
この科目の過去12回のうち、同じ内容が出題された回数です(同じ回に重複しても1回と数えます。頻度は、問われている論点(同じ事実のまとまり)の出題回数です)。
- この形式の問題(選択肢が物質名などの問題):全12回中1回出題(出題確率8%)
2,4-ジニトロフェニルヒドラジン(DNPH)は、カルボニル化合物(アルデヒドなど)と反応して、2,4-ジニトロフェニルヒドラゾン誘導体をつくります。ホルムアルデヒドは、DNPHを吸着させた捕集管で捕集して誘導体化し、アセトニトリルで溶出して分析します。
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(平成30年度 第1回・2018年8月実施)
平成30年度 第1回(2018年8月実施)
特定化学物質
失点やむなしD初見
測定対象物質Ⓐとその捕集又は分析で使用される試薬Ⓑとの次の組合せのうち、不適当なものはどれか。
| Ⓐ | Ⓑ |
| (1) | エチレンオキシド | ナフトキノンスルホン酸 |
|---|
| (2) | ジアニシジン | p-ジメチルアミノベンズアルデヒド |
|---|
| (3) | フッ化水素 | アリザリンコンプレクソン |
|---|
| (4) | ニトログリコール | N、N'-ジフェニルベンジジン |
|---|
| (5) | ホルムアルデヒド | 2,4-ジニトロフェニルヒドラジン(DNPH) |
正答 (1)
ナフトキノンスルホン酸は、エチレンイミンの吸光光度分析法で使う試薬です(エチレンオキシドの試薬ではありません)。「エチレンオキシド/ナフトキノンスルホン酸」とする選択肢1は不適当です。エチレンオキシドは、臭化水素酸を含浸した活性炭管に捕集して、誘導体化します。
フッ化水素はアリザリンコンプレクソン、ホルムアルデヒドは2,4-ジニトロフェニルヒドラジン(DNPH)を使います。
(参考:『作業環境測定ガイドブック3 特定化学物質関係(金属類を除く)物質別各論』)
この問題は、失点しても仕方がない問題です(初見)。
理由:この形式の問題(穴埋め・組合せの問題)は、過去の出題がなく、初見です。
この区分は、過去の全回の出題にもとづく目安です。
出題頻度
この科目の過去12回のうち、同じ内容が出題された回数です(同じ回に重複しても1回と数えます。頻度は、問われている論点(同じ事実のまとまり)の出題回数です)。
- この形式の問題(穴埋め・組合せの問題):全12回中1回出題(出題確率8%)
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(平成30年度 第1回・2018年8月実施)
平成29年度 第1回(2017年8月実施)
特定化学物質
余裕があれば得点C暗記で解く
特定化学物質Ⓐとそのガスクロマトグラフ分析法に用いる検出器Ⓑとの次の組合せのうち、不適切なものはどれか。
| Ⓐ | Ⓑ |
| (1) | アクリルアミド | アルカリ熱イオン化検出器(FTD) |
|---|
| (2) | ホルムアルデヒド | 水素炎イオン化検出器(FID) |
|---|
| (3) | 3,3'-ジクロロ-4,4'-ジアミノジフェニルメタン(MOCA) | 電子捕獲検出器(ECD) |
|---|
| (4) | o-フタロジニトリル | 質量分析器(MS) |
|---|
| (5) | 硫酸ジメチル | 炎光光度検出器(FPD) |
正答 (2)
ホルムアルデヒドは、水素炎イオン化検出器(FID)では検出されません(FIDは、ホルムアルデヒドやギ酸などを検出できません)。「ホルムアルデヒド/FID」とする選択肢2は不適切です。同じ問題は、令和3年度第1回にも出題されています(出題実績)。
アクリルアミドはFTD、MOCAはECD、o-フタロジニトリルは質量分析器(MS)、硫酸ジメチルは炎光光度検出器(FPD)で分析します。
(参考:『作業環境測定ガイドブック3 特定化学物質関係(金属類を除く)物質別各論』)
この問題は、余裕があれば得点したい問題です(学習の優先度:低。過去に1回だけ出題)。
理由:この形式の問題(穴埋め・組合せの問題)は、過去に1回出題されています。余裕があれば、解き方を押さえておくと得点できるからです。
この区分は、過去の全回の出題にもとづく目安です。
出題頻度
この科目の過去12回のうち、同じ内容が出題された回数です(同じ回に重複しても1回と数えます。頻度は、問われている論点(同じ事実のまとまり)の出題回数です)。
- この形式の問題(穴埋め・組合せの問題):全12回中2回出題(出題確率17%)
ホルムアルデヒドは、水素炎イオン化検出器(FID)では検出されません(FIDは、ホルムアルデヒドやギ酸などを検出できません)。ホルムアルデヒドは、DNPH誘導体にして、質量分析器やHPLCで分析します。
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(平成29年度 第1回・2017年8月実施)
平成29年度 第1回(2017年8月実施)
特定化学物質
失点やむなしD初見
次の化合物Ⓐについて、その分子式Ⓑが誤っているものはどれか。
| Ⓐ | Ⓑ |
| (1) | アクリロニトリル | C₃H₃N |
|---|
| (2) | 酸化プロピレン | C₃H₆O |
|---|
| (3) | β-プロピオラクトン | C₃H₄O₂ |
|---|
| (4) | ホルムアルデヒド | CH₂O |
|---|
| (5) | 塩化ビニル | C₂H₂Cl₂ |
正答 (5)
各化合物の分子式を確認します。
- アクリロニトリル(CH₂=CH−CN):C₃H₃N
- 酸化プロピレン:C₃H₆O
- β-プロピオラクトン:C₃H₄O₂
- ホルムアルデヒド(HCHO):CH₂O
- 塩化ビニル(CH₂=CHCl):C₂H₃Cl
「C₂H₂Cl₂」とする選択肢5は誤りです(C₂H₂Cl₂は、ジクロロエチレンの分子式です)。
この問題は、失点しても仕方がない問題です(初見)。
理由:この形式の問題(穴埋め・組合せの問題)は、過去の出題がなく、初見です。
この区分は、過去の全回の出題にもとづく目安です。
出題頻度
この科目の過去12回のうち、同じ内容が出題された回数です(同じ回に重複しても1回と数えます。頻度は、問われている論点(同じ事実のまとまり)の出題回数です)。
- この形式の問題(穴埋め・組合せの問題):全12回中1回出題(出題確率8%)
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(平成29年度 第1回・2017年8月実施)
平成27年度 第1回(2015年8月実施)
特定化学物質
何とか得点B物質の表で解く
特定化学物質用検知管Ⓐと、それに利用されている反応Ⓑとの次の組合せのうち、誤っているものはどれか。
| Ⓐ | Ⓑ |
| (1) | シアン化水素用検知管 | シアン化水素が塩化水銀(Ⅱ)と反応して塩化水素を生じる。 |
|---|
| (2) | ホルムアルデヒド用検知管 | ホルムアルデヒドがリン酸ヒドロキシルアミンと反応してリン酸を遊離する。 |
|---|
| (3) | フッ化水素用検知管 | フッ化水素が五酸化ヨウ素と反応してヨウ素を生じる。 |
|---|
| (4) | 硫化水素用検知管 | 硫化水素が酢酸鉛と反応して硫化鉛を生成する。 |
|---|
| (5) | スチレン用検知管 | スチレンが発煙硫酸により重合する。 |
正答 (3)
フッ化水素用検知管は、フッ化水素と反応する試薬を使う検知管で、五酸化ヨウ素と反応して、ヨウ素を生じる反応は、ベンゼンなどの炭化水素・有機溶剤用の検知管の反応です。「フッ化水素が五酸化ヨウ素と反応してヨウ素を生じる」とする選択肢3は誤りです。同様の記述は、令和3年度第1回にも出題されています(出題実績)。
シアン化水素用検知管は、塩化水銀(Ⅱ)との反応で塩化水素を生じ、ホルムアルデヒド用検知管は、リン酸ヒドロキシルアミンとの反応でリン酸を遊離します。硫化水素用検知管は、酢酸鉛との反応で硫化鉛を生成し、スチレン用検知管は、発煙硫酸による重合を利用します。
この問題は、何とか得点したい問題です(学習の優先度:中)。
理由:下記の通り、物質別の暗記リスト(ガイドブックの物質別各論の表)の物質「弗化水素」から、解けるからです。過去の出題が少なくても、表を押さえておけば、得点できます。
物質の表で解く:弗化水素(ガイドブックの物質別各論)
この区分は、過去の全回の出題にもとづく目安です。
出題頻度
この科目の過去12回のうち、同じ内容が出題された回数です(同じ回に重複しても1回と数えます。頻度は、問われている論点(同じ事実のまとまり)の出題回数です)。
- この形式の問題(穴埋め・組合せの問題):全12回中2回出題(出題確率17%)
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(平成27年度 第1回・2015年8月実施)