問5
特定化学物質Ⓐとそのガスクロマトグラフ分析に用いる検出器Ⓑとの次の組合せとして、不適当なものはどれか。
| Ⓐ | Ⓑ | |
|---|---|---|
| (1) | アクリロニトリル | アルカリ熱イオン化検出器(FTD) |
| (2) | ホルムアルデヒド | 水素炎イオン化検出器(FID) |
| (3) | 3,3'-ジクロロ-4,4'-ジアミノジフェニルメタン(MOCA) | 電子捕獲検出器(ECD) |
| (4) | ナフタレン | 質量分析器(MS) |
| (5) | 硫酸ジメチル | 炎光光度検出器(FPD) |
正答 (2)
ホルムアルデヒドは、水素炎イオン化検出器(FID)では検出されません(FIDは、ホルムアルデヒドやギ酸などを検出できません)。「ホルムアルデヒド/FID」とする選択肢2は不適当です。ホルムアルデヒドは、DNPH誘導体にして、質量分析器やHPLCで分析します。
アクリロニトリルは、窒素を含むのでFTD、MOCAは、ハロゲンを含む誘導体にしてECD、ナフタレンは、質量分析器、硫酸ジメチルは、炎光光度検出器(FPD)で分析します。
(参考:『作業環境測定ガイドブック3 特定化学物質関係(金属類を除く)物質別各論』)
この問題は、何とか得点したい問題です(学習の優先度:中)。
理由:下記の通り、ひっかけパターン「ホルムアルデヒドは水素炎イオン化検出器で検出されない」(過去12回中2回出題)に当てはまる選択肢であり、押さえておけば、何とか正答を割り出せるからです。
この区分は、過去の全回の出題にもとづく目安です。
出題頻度
この科目の過去12回のうち、同じ内容が出題された回数です(同じ回に重複しても1回と数えます。「似た記述」は、言い回しが違うが、論点が近いものです。実際の頻度は、これらの間にあることが多いです)。
- この形式の問題(穴埋め・組合せの問題):全12回中2回出題(出題確率17%)
この問題のひっかけパターン:ホルムアルデヒドは水素炎イオン化検出器で検出されない
ホルムアルデヒドは、水素炎イオン化検出器(FID)では検出されません(FIDは、ホルムアルデヒドやギ酸などを検出できません)。ホルムアルデヒドは、DNPH誘導体にして、質量分析器やHPLCで分析します。
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和3年度 第1回・2021年8月実施)