問8
有害物質の物性、空気中における挙動等に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)コールタールは、常温・常圧で固体である。
- (2)混合した有機溶剤から蒸発する蒸気の成分の組成比は、必ずしもその混合有機溶剤の混合割合とは一致しない。
- (3)メッキ、充電などの電解を伴う工程では、ミストが発生する。
- (4)鉛の蒸気は、空気中で冷却され、酸化物の微細な粒子となる。
- (5)溶接で発生する金属ヒュームは、個数濃度が高いほど凝集速度が大きくなる。
正答 (1)
コールタールは、常温・常圧で黒い粘りのある液体です。固体とする選択肢1は誤りです。
令和2年度第1回でも、コールタールは常温・常圧で液体という正しい記述が出題されています。
この問題で狙われた罠:物性の比較(蒸気圧・沸点・融点・状態)
形式として毎回1〜2問。物質の暗記より、分子量と分子間力(水素結合・極性)からおおまかに推測する。
なぜ?
分子が大きいほど、分子同士が引き合うほど、揮発しにくい(沸点が高く、蒸気圧が低い)。
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和4年度 第2回・2023年2月実施)