問8
有害物質の物性に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)アセトンと水は、互いに任意の割合で溶解する。
- (2)エチレンオキシドは、空気より蒸気密度が大きい。
- (3)ジクロロメタンは、水より密度が大きい。
- (4)コールタールは、コールタールナフサの分留により得られる。
- (5)石英が長時間高温にさらされると、トリジマイトやクリストバライトに変化する。
正答 (4)
コールタールは、石炭を高温で乾留(蒸し焼き)したときに得られる黒い油状の物質です。コールタールナフサは、このコールタールを蒸留(分留)して得られるものなので、選択肢4は向きが逆になっていて誤りです。
石炭 → 乾留 → コールタール → 分留 → コールタールナフサ、という順番を押さえておきましょう。
この問題で狙われた罠:物性の比較(蒸気圧・沸点・融点・状態)
形式として毎回1〜2問。物質の暗記より、分子量と分子間力(水素結合・極性)からおおまかに推測する。
なぜ?
分子が大きいほど、分子同士が引き合うほど、揮発しにくい(沸点が高く、蒸気圧が低い)。
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和7年度 第1回・2025年8月実施)