問7
次の有害物質のうち、25℃において飽和蒸気圧が最も高いものはどれか。
- (1)アクリルアミド
- (2)アセトン
- (3)クロロホルム
- (4)テトラヒドロフラン
- (5)ホルムアルデヒド
正答 (5)
ホルムアルデヒドは沸点が約 −19℃で、常温では気体(ガス)です。25℃での飽和蒸気圧は1気圧を大きく超えるので、5つの中で最も高くなります。
残りの4つは常温で液体または固体です。アセトン(沸点約 56℃)、クロロホルム(約 61℃)、テトラヒドロフラン(約 66℃)はいずれも揮発しやすい液体ですが、沸点が 25℃より高いので、飽和蒸気圧は1気圧に届きません。アクリルアミドは常温で固体で、蒸気圧はごくわずかです。
飽和蒸気圧の大小は、まず「常温でガスか、液体か、固体か」で大きく分け、液体どうしは沸点が低いほど蒸気圧が高い、と考えると判断できます。
この問題で狙われた罠:物性の比較(蒸気圧・沸点・融点・状態)
形式として毎回1〜2問。物質の暗記より、分子量と分子間力(水素結合・極性)からおおまかに推測する。
なぜ?
分子が大きいほど、分子同士が引き合うほど、揮発しにくい(沸点が高く、蒸気圧が低い)。
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和8年度 第1回・2026年8月実施)