問5
次の有害物質のうち、1気圧において、融点が最も高いものはどれか。
- (1)アクリロニトリル
- (2)p-キシレン
- (3)1,4-ジオキサン
- (4)o-フタロジニトリル
- (5)n-ヘキサン
正答 (4)
o-フタロジニトリルは常温で固体の物質で、融点は約 140℃ です。ほかの4つ(アクリロニトリル、p-キシレン、1,4-ジオキサン、n-ヘキサン)は、常温で液体の有機溶剤なので、融点は最も高くて十数℃程度です。よって、融点が最も高いのは(4)です。
物性の問題は、まず「常温で気体・液体・固体のどれか」を考えるのが近道です。常温で固体のものは、融点が常温より高いことがすぐに分かります。
この問題で狙われた罠:物性の比較(蒸気圧・沸点・融点・状態)
形式として毎回1〜2問。物質の暗記より、分子量と分子間力(水素結合・極性)からおおまかに推測する。
なぜ?
分子が大きいほど、分子同士が引き合うほど、揮発しにくい(沸点が高く、蒸気圧が低い)。
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和7年度 第1回・2025年8月実施)