問10
ICP-AESに関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)試料溶液は、ネブライザーにより霧状にされる。
- (2)スプレーチャンバーにより粗大な粒径の試料の液滴を除く。
- (3)アルゴンガスは高周波によりプラズマ化される。
- (4)プラズマ中に霧状の試料溶液を導入し、励起された目的元素の発光を測定する。
- (5)窒素パージ型分光器は、赤外領域の発光を感度よく測定するために用いる。
正答 (5)
窒素パージ型分光器は、空気中の酸素に吸収されてしまう真空紫外領域(波長の短い紫外部)の発光を感度よく測定するために用います。赤外領域とする選択肢5は誤りです。
光路の空気を窒素で置き換えることで、酸素による吸収をなくし、短い波長の発光線を測れるようにします。
この問題のひっかけパターン:ICP発光分析法
軸方向観測は高感度で低濃度向き、横方向観測は高濃度向きで干渉に強い。内標準には測定対象とは別の元素を使う。
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(平成29年度 第2回・2018年2月実施)