問10
ICP 発光分析法について、その分析に関する項目Ⓐとそれに関連する事項又は記述Ⓑとの次の組合せのうち、誤っているものはどれか。
| Ⓐ | Ⓑ | |
|---|---|---|
| (1) | 測定波長の選択 | 回折格子 |
| (2) | イオン化干渉 | 軸方向観察に比べ横方向観察の方が、より影響が大きい |
| (3) | 検量線の直線範囲 | 原子吸光分析法に比べ広い |
| (4) | プラズマ中で発光する測定対象原子 | 中性原子又はイオンの励起状態 |
| (5) | 多元素の同時測定 | 可能 |
正答 (2)
ICP 発光分析法で、アルカリ金属などのイオン化しやすい元素が共存することで起こるイオン化干渉は、プラズマの中心部の光を長い光路で取り込む軸方向観測の方が影響を受けやすいとされています。横方向観測の方が影響が大きいとする選択肢2は誤りです。
軸方向観測は感度が高い代わりに干渉を受けやすく、横方向観測は感度は下がるが干渉が少ない、という関係です。令和5年度第2回の解説とあわせて押さえておきましょう。
現在、管理者にて確認中ICP-AES のイオン化干渉は軸方向観測の方が影響を受けやすい、と説明しています。確認中です。
この問題で狙われた罠:ICP発光分析法
軸方向観測は高感度で低濃度向き、横方向観測は高濃度向きで干渉に強い。内標準には測定対象とは別の元素を使う。
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和6年度 第1回・2024年8月実施)