原子吸光の光源は線光源
金属類・原理・過去12回中9回、関連する論点が出題
原理
中空陰極ランプは、陰極が測定元素の金属でできており、封入ガスのイオンの衝突で、固有の輝線を出す。至適電流値で使い、輝線の線幅は、吸収線より狭い。
この原理で解ける論点は4個あります。丸暗記ではなく、理屈から答えを導けるようにしておくと、初見の選択肢にも対応できます。
この原理で解ける問題(7問)
令和8年度 第1回(2026年8月実施)
金属類
得点必須S原理で解く
溶媒抽出-原子吸光分析法による作業環境空気中のカドミウムの分析に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)ろ過捕集された金属カドミウムは、希硝酸に溶ける。
- (2)カドミウムの APDC 錯体は、pH 4以上で不安定となる。
- (3)中空陰極ランプは、感度を良くするために高電流で使用する。
- (4)塩化ナトリウムが共存すると、分光学的干渉が起こりやすい。
- (5)吸光度が検量線の直線領域を超えている場合には、MIBK で希釈して測定する。
正答 (3)
中空陰極ランプには、指定された至適電流値があります。至適電流値より大きな電流を流すと、中空陰極内やその前面に未発光の金属原子が増え、自己吸収を起こして共鳴線の形が悪くなり、吸収感度が悪くなります。ランプの寿命も、電流値が大きいほど短くなります。「感度を良くするために高電流で使用する」とする選択肢3は誤りです。
溶媒抽出(キレート剤で金属を有機溶媒に抽出する方法)は、金属が濃縮されて感度が良くなる、キレートをつくらないアルカリ金属などの妨害イオンを除ける、という特徴があります。
(参考:『作業環境測定ガイドブック4 金属類 物質別各論』)
この問題は、試験本番では得点しなければならない問題です(学習の優先度:最高)。
理由:下記の通り、原理「原子吸光の光源は線光源」(過去12回中9回出題)を理解していれば、論点そのものを暗記していなくても、解けるからです。
物質の表で解く:カドミウムおよびその化合物(ガイドブックの物質別各論)
原理から解く:原子吸光の光源は線光源(過去12回中9回出題)
この区分は、過去の全回の出題にもとづく目安です。
出題頻度
この科目の過去12回のうち、同じ内容が出題された回数です(同じ回に重複しても1回と数えます。頻度は、問われている論点(同じ事実のまとまり)の出題回数です)。
- (1)正しい記述:全12回中2回出題(出題確率17%)論点「カドミウムの捕集には、ろ過捕集法を用いる。」
- (2)正しい記述頻出のおとり:全12回中3回出題(出題確率25%)/同じ記述の出題:1回論点「APDCキレートは、pH4以上で不安定になる。」原理「キレート剤による溶媒抽出(APDC・DDTC・MIBK)」:全12回中12回出題
- (3)誤った記述正答(原理から解ける):全12回中4回出題(出題確率33%)/同じ記述の出題:1回論点「中空陰極ランプは、至適電流値で作動させる。」原理「原子吸光の光源は線光源」:全12回中9回出題
- (4)正しい記述頻出のおとり:全12回中6回出題(出題確率50%)/同じ記述の出題:2回論点「塩化ナトリウムが共存すると、分光干渉が起こりやすい。」原理「干渉とその抑制」:全12回中12回出題
- (5)正しい記述:全12回中2回出題(出題確率17%)/同じ記述の出題:1回論点「吸光度が検量線の直線範囲を超えるときは、MIBKで希釈する。」
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和8年度 第1回・2026年8月実施)
令和6年度 第1回(2024年8月実施)
金属類
得点必須S原理で解く
原子吸光分析法に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)光源の輝線の線幅は、吸収線の線幅よりも広い。
- (2)電気加熱原子化法は、フレーム法に比べて測定感度が高い。
- (3)吸光度は、光路長と基底状態の金属原子の濃度の積に比例する。
- (4)中空陰極ランプでは、金属原子が封入ガスのイオンと衝突して発光する。
- (5)フレームに送り込まれるミストの粒径が小さく、分布幅が狭いほど、ノイズは減少する。
正答 (1)
原子吸光分析法では、光源の輝線の線幅は、吸収線の線幅より狭くなければなりません。そうでないと、吸収が小さくなり、感度も検量線の直線性も悪くなります。そのため、線幅の狭い中空陰極ランプなどが使われます。「光源の輝線の線幅は吸収線の線幅より広い」とする選択肢1は誤りです。
電気加熱原子化法は、フレーム法より感度が高い方法です。中空陰極ランプでは、金属原子が封入ガスのイオンと衝突して励起され、発光します。
(参考:『機器分析の実務[特定化学物質・金属類・有機溶剤]』)
この問題は、試験本番では得点しなければならない問題です(学習の優先度:最高)。
理由:下記の通り、原理「原子吸光の光源は線光源」(過去12回中9回出題)を理解していれば、論点そのものを暗記していなくても、解けるからです。
原理から解く:原子吸光の光源は線光源(過去12回中9回出題)
この区分は、過去の全回の出題にもとづく目安です。
出題頻度
この科目の過去12回のうち、同じ内容が出題された回数です(同じ回に重複しても1回と数えます。頻度は、問われている論点(同じ事実のまとまり)の出題回数です)。
- (1)誤った記述正答(原理から解ける):全12回中6回出題(出題確率50%)/同じ記述の出題:5回論点「光源の輝線の線幅は、吸収線の線幅より狭い。」原理「原子吸光の光源は線光源」:全12回中9回出題
- (2)正しい記述頻出のおとり:全12回中7回出題(出題確率58%)/同じ記述の出題:4回論点「電気加熱原子化法は、フレーム法に比べて測定感度が高い。」原理「フレームの種類と原子化」:全12回中11回出題
- (3)正しい記述頻出のおとり:全12回中5回出題(出題確率42%)/同じ記述の出題:4回論点「吸光度は、光路長と基底状態の金属原子の濃度の積に比例する。」原理「原子吸光は基底状態の原子の光吸収」:全12回中5回出題
- (4)正しい記述頻出のおとり:全12回中5回出題(出題確率42%)論点「中空陰極ランプでは、金属原子が封入ガスのイオンと衝突して発光する」原理「原子吸光の光源は線光源」:全12回中9回出題
- (5)正しい記述初見:全12回中1回出題(出題確率8%)論点「フレームに送り込まれるミストの粒径が小さく、分布幅が狭いほど、ノイズは減少する」
原子吸光分析法では、光源の輝線の線幅は、吸収線の線幅より狭くなければなりません。そうでないと、吸収が小さくなり、感度も検量線の直線性も悪くなります。
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和6年度 第1回・2024年8月実施)
令和2年度 第1回(2020年8月実施)
金属類
得点必須S原理で解く
原子吸光分析法に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)光源の輝線の線幅は、吸収線の線幅よりも広い。
- (2)中空陰極ランプは、陰極が測定対象金属又はその合金でできている。
- (3)吸光度は、光路長と基底状態の金属原子の濃度の積に比例する。
- (4)中空陰極ランプでは、励起原子の発光スペクトルが得られる。
- (5)電気加熱原子化法(グラファイト炉法)は、フレーム法に比べて測定感度が高い。
正答 (1)
原子吸光分析法では、光源の輝線の線幅は、吸収線の線幅より狭くなければなりません。「広い」とする選択肢1は誤りです。
中空陰極ランプは、陰極が測定対象金属(またはその合金)でできています。吸光度は、光路長と、基底状態の金属原子の濃度の積に比例します。中空陰極ランプでは、励起原子の発光スペクトルが得られます。電気加熱原子化法は、フレーム法より、測定感度が高いです。
同じ記述は、令和6年度第1回にも出題されています(出題実績)。
(参考:『機器分析の実務[特定化学物質・金属類・有機溶剤]』)
この問題は、試験本番では得点しなければならない問題です(学習の優先度:最高)。
理由:下記の通り、原理「原子吸光の光源は線光源」(過去12回中9回出題)を理解していれば、論点そのものを暗記していなくても、解けるからです。
原理から解く:原子吸光の光源は線光源(過去12回中9回出題)
この区分は、過去の全回の出題にもとづく目安です。
出題頻度
この科目の過去12回のうち、同じ内容が出題された回数です(同じ回に重複しても1回と数えます。頻度は、問われている論点(同じ事実のまとまり)の出題回数です)。
- (1)誤った記述正答(原理から解ける):全12回中6回出題(出題確率50%)/同じ記述の出題:5回論点「光源の輝線の線幅は、吸収線の線幅より狭い。」原理「原子吸光の光源は線光源」:全12回中9回出題
- (2)正しい記述:全12回中2回出題(出題確率17%)/同じ記述の出題:1回論点「中空陰極ランプは、陰極が測定対象金属又はその合金でできている。」
- (3)正しい記述頻出のおとり:全12回中5回出題(出題確率42%)/同じ記述の出題:4回論点「吸光度は、光路長と基底状態の金属原子の濃度の積に比例する。」原理「原子吸光は基底状態の原子の光吸収」:全12回中5回出題
- (4)正しい記述初見:全12回中1回出題(出題確率8%)論点「中空陰極ランプでは、励起原子の発光スペクトルが得られる。」
- (5)正しい記述頻出のおとり:全12回中7回出題(出題確率58%)/同じ記述の出題:6回論点「電気加熱原子化法は、フレーム法に比べて測定感度が高い。」原理「フレームの種類と原子化」:全12回中11回出題
原子吸光分析法では、光源の輝線の線幅は、吸収線の線幅より狭くなければなりません。そうでないと、吸収が小さくなり、感度も検量線の直線性も悪くなります。
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和2年度 第1回・2020年8月実施)
令和元年度 第1回(2019年8月実施)
金属類
得点必須S原理で解く
原子吸光分析法に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)中空陰極ランプは、陰極が測定対象金属又はその合金からなり、その金属固有の輝線スペクトルを発する。
- (2)中空陰極ランプでは、金属原子が封入ガスのイオンと衝突して発光する。
- (3)光源の輝線の線幅は、吸収線の線幅より広い。
- (4)吸光度は光路長に比例する。
- (5)電気加熱式原子化法(グラファイト炉法)は、フレーム原子化法に比べて測定感度が高い。
正答 (3)
原子吸光分析法では、光源の輝線の線幅は、吸収線の線幅より狭くなければなりません。「広い」とする選択肢3は誤りです。同じ記述は、令和2年度第1回、令和6年度第1回にも出題されています(出題実績)。
中空陰極ランプは、陰極が測定対象金属(またはその合金)で、その金属固有の輝線スペクトルを発し、金属原子が封入ガスのイオンと衝突して発光します。吸光度は光路長に比例します。電気加熱式原子化法は、フレーム原子化法に比べて、測定感度が高いです。
(参考:『機器分析の実務[特定化学物質・金属類・有機溶剤]』)
この問題は、試験本番では得点しなければならない問題です(学習の優先度:最高)。
理由:下記の通り、原理「原子吸光の光源は線光源」(過去12回中9回出題)を理解していれば、論点そのものを暗記していなくても、解けるからです。
原理から解く:原子吸光の光源は線光源(過去12回中9回出題)
この区分は、過去の全回の出題にもとづく目安です。
出題頻度
この科目の過去12回のうち、同じ内容が出題された回数です(同じ回に重複しても1回と数えます。頻度は、問われている論点(同じ事実のまとまり)の出題回数です)。
- (1)正しい記述頻出のおとり:全12回中3回出題(出題確率25%)論点「中空陰極ランプは、陰極が測定対象金属又はその合金からなり、金属固有の輝線スペクトルを発する」原理「原子吸光の光源は線光源」:全12回中9回出題
- (2)正しい記述頻出のおとり:全12回中5回出題(出題確率42%)論点「中空陰極ランプでは、金属原子が封入ガスのイオンと衝突して発光する」原理「原子吸光の光源は線光源」:全12回中9回出題
- (3)誤った記述正答(原理から解ける):全12回中6回出題(出題確率50%)/同じ記述の出題:5回論点「光源の輝線の線幅は、吸収線の線幅より狭い。」原理「原子吸光の光源は線光源」:全12回中9回出題
- (4)正しい記述初見:全12回中1回出題(出題確率8%)論点「吸光度は光路長に比例する。」
- (5)正しい記述頻出のおとり:全12回中7回出題(出題確率58%)/同じ記述の出題:6回論点「電気加熱原子化法は、フレーム法に比べて測定感度が高い。」原理「フレームの種類と原子化」:全12回中11回出題
原子吸光分析法では、光源の輝線の線幅は、吸収線の線幅より狭くなければなりません。そうでないと、吸収が小さくなり、感度も検量線の直線性も悪くなります。
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和元年度 第1回・2019年8月実施)
平成30年度 第1回(2018年8月実施)
金属類
得点必須S原理で解く
原子吸光分析法に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)光源の輝線の線幅は、吸収線の線幅よりも広い。
- (2)フレーム式原子化装置では、試料溶液のうちフレームに導入される試料は、数%~10%程度である。
- (3)吸光度は、光路長と基底状態の金属原子の濃度の積に比例する。
- (4)中空陰極ランプでは、金属原子が封入ガスのイオンと衝突して発光する。
- (5)電気加熱原子化法(グラファイト炉法)は、フレーム法に比べて測定感度が高い。
正答 (1)
原子吸光分析法では、光源の輝線の線幅は、吸収線の線幅より狭くなければなりません。「広い」とする選択肢1は誤りです。同じ記述は、令和2年度第1回、令和6年度第1回、令和元年度第1回にも出題されています(出題実績)。
フレーム式原子化装置では、試料溶液のうち、フレームに導入される試料は、数%〜10%程度です。吸光度は、光路長と、基底状態の金属原子の濃度の積に比例します。中空陰極ランプでは、金属原子が封入ガスのイオンと衝突して発光します。電気加熱原子化法は、フレーム法に比べて、測定感度が高いです。
(参考:『機器分析の実務[特定化学物質・金属類・有機溶剤]』)
この問題は、試験本番では得点しなければならない問題です(学習の優先度:最高)。
理由:下記の通り、原理「原子吸光の光源は線光源」(過去12回中9回出題)を理解していれば、論点そのものを暗記していなくても、解けるからです。
原理から解く:原子吸光の光源は線光源(過去12回中9回出題)
この区分は、過去の全回の出題にもとづく目安です。
出題頻度
この科目の過去12回のうち、同じ内容が出題された回数です(同じ回に重複しても1回と数えます。頻度は、問われている論点(同じ事実のまとまり)の出題回数です)。
- (1)誤った記述正答(原理から解ける):全12回中6回出題(出題確率50%)/同じ記述の出題:5回論点「光源の輝線の線幅は、吸収線の線幅より狭い。」原理「原子吸光の光源は線光源」:全12回中9回出題
- (2)正しい記述初見:全12回中1回出題(出題確率8%)論点「フレーム式原子化装置では、試料溶液のうちフレームに導入される試料は、数%~10%程度である」
- (3)正しい記述頻出のおとり:全12回中5回出題(出題確率42%)/同じ記述の出題:4回論点「吸光度は、光路長と基底状態の金属原子の濃度の積に比例する。」原理「原子吸光は基底状態の原子の光吸収」:全12回中5回出題
- (4)正しい記述頻出のおとり:全12回中5回出題(出題確率42%)論点「中空陰極ランプでは、金属原子が封入ガスのイオンと衝突して発光する」原理「原子吸光の光源は線光源」:全12回中9回出題
- (5)正しい記述頻出のおとり:全12回中7回出題(出題確率58%)/同じ記述の出題:6回論点「電気加熱原子化法は、フレーム法に比べて測定感度が高い。」原理「フレームの種類と原子化」:全12回中11回出題
原子吸光分析法では、光源の輝線の線幅は、吸収線の線幅より狭くなければなりません。そうでないと、吸収が小さくなり、感度も検量線の直線性も悪くなります。
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(平成30年度 第1回・2018年8月実施)
平成30年度 第1回(2018年8月実施)
金属類
得点必須S原理で解く
溶媒抽出-原子吸光分析法によるカドミウムの分析に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)捕集されたカドミウムは、硝酸を用いて加熱溶解する。
- (2)カドミウムの共鳴線は、自己吸収を起こしやすいため、中空陰極ランプは高電流で使用する。
- (3)APDCキレートは、pH4以上で不安定になる。
- (4)測定波長には、228.8nmの共鳴線を用いる。
- (5)アセチレンの流量を少なくしたフレームを用いる。
正答 (2)
中空陰極ランプは、至適電流値より大きな電流で使うと、自己吸収を起こして、感度が悪くなります。カドミウムの共鳴線は、自己吸収を起こしやすいので、ランプは、低電流で使います。「高電流で使用する」とする選択肢2は誤りです。同様の記述は、令和8年度第1回にも出題されています(出題実績)。
捕集されたカドミウムは、硝酸を使って加熱溶解します。APDCキレートは、pH4以上で不安定になります。測定波長には、228.8 nmの共鳴線を使います。アセチレンの流量を少なくしたフレームを使います。
(参考:『作業環境測定ガイドブック4 金属類 物質別各論』)
この問題は、試験本番では得点しなければならない問題です(学習の優先度:最高)。
理由:下記の通り、原理「原子吸光の光源は線光源」(過去12回中9回出題)を理解していれば、論点そのものを暗記していなくても、解けるからです。
物質の表で解く:カドミウムおよびその化合物(ガイドブックの物質別各論)
原理から解く:原子吸光の光源は線光源(過去12回中9回出題)
この区分は、過去の全回の出題にもとづく目安です。
出題頻度
この科目の過去12回のうち、同じ内容が出題された回数です(同じ回に重複しても1回と数えます。頻度は、問われている論点(同じ事実のまとまり)の出題回数です)。
- (1)正しい記述頻出のおとり:全12回中6回出題(出題確率50%)/同じ記述の出題:2回論点「捕集されたカドミウムは、硝酸を用いて溶解する。」
- (2)誤った記述正答(原理から解ける):全12回中4回出題(出題確率33%)/同じ記述の出題:1回論点「中空陰極ランプは、至適電流値で作動させる。」原理「原子吸光の光源は線光源」:全12回中9回出題
- (3)正しい記述頻出のおとり:全12回中3回出題(出題確率25%)/同じ記述の出題:1回論点「APDCキレートは、pH4以上で不安定になる。」原理「キレート剤による溶媒抽出(APDC・DDTC・MIBK)」:全12回中12回出題
- (4)正しい記述:全12回中2回出題(出題確率17%)論点「測定波長には、228.8nmの共鳴線を用いる。」
- (5)正しい記述頻出のおとり:全12回中3回出題(出題確率25%)/同じ記述の出題:2回論点「アセチレンの流量を少なくしたフレームを用いる。」原理「フレームの種類と原子化」:全12回中11回出題
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(平成30年度 第1回・2018年8月実施)
平成29年度 第1回(2017年8月実施)
金属類
得点必須S原理で解く
原子吸光分析法に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)光源の輝線の線幅は、吸収線の線幅よりも広い。
- (2)中空陰極ランプは、至適電流値で作動させる。
- (3)吸光度は、光路長と基底状態の金属原子の濃度の積に比例する。
- (4)中空陰極ランプでは、金属原子が封入ガスのイオンと衝突して発光する。
- (5)電気加熱原子化法(グラファイト炉法)は、フレーム法に比べて測定感度が高い。
正答 (1)
原子吸光分析法では、光源の輝線の線幅は、吸収線の線幅より狭くなければなりません。「広い」とする選択肢1は誤りです。同じ記述は、令和2年度第1回、令和6年度第1回などにも出題されています(出題実績)。
中空陰極ランプは、至適電流値で作動させます。吸光度は、光路長と、基底状態の金属原子の濃度の積に比例します。中空陰極ランプでは、金属原子が封入ガスのイオンと衝突して発光します。電気加熱原子化法は、フレーム法に比べて、測定感度が高いです。
(参考:『機器分析の実務[特定化学物質・金属類・有機溶剤]』)
この問題は、試験本番では得点しなければならない問題です(学習の優先度:最高)。
理由:下記の通り、原理「原子吸光の光源は線光源」(過去12回中9回出題)を理解していれば、論点そのものを暗記していなくても、解けるからです。
原理から解く:原子吸光の光源は線光源(過去12回中9回出題)
この区分は、過去の全回の出題にもとづく目安です。
出題頻度
この科目の過去12回のうち、同じ内容が出題された回数です(同じ回に重複しても1回と数えます。頻度は、問われている論点(同じ事実のまとまり)の出題回数です)。
- (1)誤った記述正答(原理から解ける):全12回中6回出題(出題確率50%)/同じ記述の出題:5回論点「光源の輝線の線幅は、吸収線の線幅より狭い。」原理「原子吸光の光源は線光源」:全12回中9回出題
- (2)正しい記述頻出のおとり:全12回中4回出題(出題確率33%)/同じ記述の出題:1回論点「中空陰極ランプは、至適電流値で作動させる。」原理「原子吸光の光源は線光源」:全12回中9回出題
- (3)正しい記述頻出のおとり:全12回中5回出題(出題確率42%)/同じ記述の出題:4回論点「吸光度は、光路長と基底状態の金属原子の濃度の積に比例する。」原理「原子吸光は基底状態の原子の光吸収」:全12回中5回出題
- (4)正しい記述頻出のおとり:全12回中5回出題(出題確率42%)論点「中空陰極ランプでは、金属原子が封入ガスのイオンと衝突して発光する」原理「原子吸光の光源は線光源」:全12回中9回出題
- (5)正しい記述頻出のおとり:全12回中7回出題(出題確率58%)/同じ記述の出題:6回論点「電気加熱原子化法は、フレーム法に比べて測定感度が高い。」原理「フレームの種類と原子化」:全12回中11回出題
原子吸光分析法では、光源の輝線の線幅は、吸収線の線幅より狭くなければなりません。そうでないと、吸収が小さくなり、感度も検量線の直線性も悪くなります。
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(平成29年度 第1回・2017年8月実施)