作業環境測定士試験 過去問解説

干渉とその抑制

金属類・原理・過去12回中12回、関連する論点が出題

原理

共存物質による干渉(スペクトル・化学・イオン化)がある。塩化ナトリウムは、分光干渉を起こし、鉄の共存は、測定値に影響する。抑制剤(塩化アルミニウムなど)を加える。

この原理で解ける論点は5個あります。丸暗記ではなく、理屈から答えを導けるようにしておくと、初見の選択肢にも対応できます。

この原理で解ける問題(2問)

令和3年度 第1回(2021年8月実施) 金属類 得点必須S原理で解く

問18

作業環境空気中の鉛のろ過捕集法-原子吸光分析法に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

  1. (1)試料液は、ガラス繊維ろ紙に捕集した試料を硝酸又は塩酸で加熱溶解して調製する。
  2. (2)鉛を MIBK に抽出するキレート剤には、APDC、DDTC などが用いられる。
  3. (3)キレート剤には、微量の重金属が混入している場合がある。
  4. (4)溶媒抽出法を用いないフレーム法では、鉄が多量に共存すると測定値にプラスの影響を及ぼす。
  5. (5)電気加熱式の灰化段階で、塩化鉛は蒸発しやすい。

出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和3年度 第1回・2021年8月実施)

令和元年度 第1回(2019年8月実施) 金属類 得点必須S原理で解く

問18

ろ過捕集法-原子吸光分析法による鉛の分析に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

  1. (1)グラスファイバーろ紙による捕集の場合、溶媒抽出によらないフレーム法では、ケイ酸による干渉が起こることがある。
  2. (2)鉛を MIBK に抽出するキレート剤には、APDC を用いることができる。
  3. (3)DDTC と鉛のキレート形成の至適 pH は、弱アルカリ性である。
  4. (4)溶媒抽出によらないフレーム法では、鉄が多量に共存すると測定値に正の誤差を生じる。
  5. (5)分析線 217.0 nm は、283.3 nm よりノイズが大きい。

出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和元年度 第1回・2019年8月実施)