作業環境測定士試験 過去問解説

化学平衡と平衡定数

分析に関する概論・原理・過去23回中10回、関連する論点が出題

原理

平衡状態では、正反応と逆反応の速度が等しい。平衡定数は、温度だけで決まり、濃度や圧力、触媒では変わらない。

K = [生成物] ÷ [反応物]

この原理で解ける論点は17個あります。丸暗記ではなく、理屈から答えを導けるようにしておくと、初見の選択肢にも対応できます。

この原理で解ける問題(6問)

令和7年度 第1回(2025年8月実施) 分析に関する概論 得点必須A原理で解く

問11

塩化銀の溶解度積に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

  1. (1)溶解度積は、AgCl ⇄ Ag⁺ + Cl⁻ で示される塩化銀の溶解平衡の平衡定数である。
  2. (2)溶解度積は、水溶液中の塩化物イオンのモル濃度によって変化する。
  3. (3)水溶液中の銀イオンと塩化物イオンのモル濃度の積は、溶解度積より大きくならない。
  4. (4)溶解度積は、温度によって変化する。
  5. (5)溶解度積は、難溶性の塩についてのみ定義できる。

出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和7年度 第1回・2025年8月実施)

令和3年度 第1回(2021年8月実施) 分析に関する概論 得点必須A原理で解く

問11

塩化銀の溶解度積に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。ただし、塩化銀の溶解度積 K は、次式で表される。

K = [Ag⁺][Cl⁻]

  1. (1)溶解度積 K は、AgCl ⇄ Ag⁺ + Cl⁻ で示される塩化銀の溶解平衡の平衡定数である。
  2. (2)溶解度積 K の単位は、mol²・L⁻²である。
  3. (3)溶解度積 K は、水溶液中の塩化物イオンのモル濃度によって変化する。
  4. (4)水溶液中の銀イオンと塩化物イオンのモル濃度の積は、溶解度積 K より大きくならない。
  5. (5)溶解度積 K は、温度によって変化する。

出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和3年度 第1回・2021年8月実施)

令和元年度 第2回(2020年2月実施) 分析に関する概論 得点必須A原理で解く

問5

次の熱化学反応式で示される溶液中での反応の平衡状態に関する下の記述のうち、誤っているものはどれか。

A + B ⇄ C + q(q は熱エネルギーで q < 0)

ただし、平衡定数は次の式で表される。

平衡定数 = [C] ÷ ([A][B])

  1. (1)平衡状態での正方向と逆方向の反応速度は等しい。
  2. (2)温度を上げると、反応は右に進む。
  3. (3)平衡定数の単位は、mol⁻¹・L である。
  4. (4)平衡定数は、反応開始時の物質の濃度比に依存する。
  5. (5)平衡定数は、温度に依存する。

出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和元年度 第2回・2020年2月実施)

平成30年度 第2回(2019年2月実施) 分析に関する概論 得点必須A原理で解く

問12

難溶性の塩であるハロゲン化銀の溶解度積及び溶解度に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。ただし、各ハロゲン化銀の溶解度積は、以下の式で表され、その大きさはK_AgCl>K_AgBr>K_AgIの順であり、[ ]は、それぞれのイオンのモル濃度を表す。

K_AgCl=[Ag⁺][Cl⁻]

K_AgBr=[Ag⁺][Br⁻]

K_AgI=[Ag⁺][I⁻]

  1. (1)各溶解度積Kは、AgX(固体)⇄Ag⁺+X⁻で示されるハロゲン化銀の溶解平衡の平衡定数である。ただし、X⁻はCl⁻、Br⁻、I⁻を表す。
  2. (2)平衡状態の溶液では、ハロゲン化銀の溶解する速度と生成する速度が等しい。
  3. (3)各溶解度積Kは、温度にかかわらず一定である。
  4. (4)各溶解度積Kの単位は、mol²·L⁻²である。
  5. (5)水へのモル溶解度が一番大きいのは、AgClである。

出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(平成30年度 第2回・2019年2月実施)

平成30年度 第1回(2018年8月実施) 分析に関する概論 得点必須A原理で解く

問5

次の熱化学反応式で示される溶液中での反応の平衡状態に関する下の記述のうち、誤っているものはどれか。

A+B⇄C+q (qは熱エネルギーでq<0)

  1. (1)平衡状態での正逆両方向の反応速度は等しい。
  2. (2)温度を上げると、反応は右に進む。
  3. (3)平衡定数の単位は、mol⁻¹·Lである。
  4. (4)平衡定数は、反応開始時の物質の濃度比に依存する。
  5. (5)平衡定数は、温度に依存する。

出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(平成30年度 第1回・2018年8月実施)

平成30年度 第1回(2018年8月実施) 分析に関する概論 得点必須A原理で解く

問11

塩化銀の溶解度積及び溶解度に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。ただし、塩化銀の溶解度積Kは、以下の式で表される。

K=[Ag⁺][Cl⁻]

  1. (1)溶解度積Kは、AgCl⇄Ag⁺+Cl⁻で示される塩化銀の溶解平衡の平衡定数である。
  2. (2)溶解度積Kの単位は、mol²·L⁻²である。
  3. (3)溶解度積Kは、水溶液中の塩化物イオンのモル濃度によって変化する。
  4. (4)水溶液中の銀イオン濃度と塩化物イオンのモル濃度の積は、溶解度積Kより大きくならない。
  5. (5)塩化銀の水への溶解度(mol·L⁻¹)は、K^(1/2)である。

出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(平成30年度 第1回・2018年8月実施)