問1
作業環境測定基準に基づいて行われる作業環境測定における有害物質の空気中の濃度等に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)空気中における有害物質の濃度は、通常、25℃、1気圧の条件下における環境空気中濃度として示している。
- (2)水銀の管理濃度は、ppmで表されている。
- (3)石綿の管理濃度は、繊維数濃度で表されている。
- (4)鉱物性粉じんの管理濃度は、その粉じんの遊離けい酸含有率が低いほど大きな値となる。
- (5)空気中の有機溶剤蒸気の体積分率0.1%は、1,000ppmに相当する。
正答 (2)
水銀の管理濃度は、mg/m³(水銀として 0.025 mg/m³)で表されています。ppm とする選択肢2は誤りです。
ガス・蒸気でも、金属の蒸気である水銀は、他の金属と同じく質量濃度で管理します。
この問題のひっかけパターン:管理濃度の表し方(粉じん・RCF)
鉱物性粉じんは遊離けい酸含有率から式で求め、含有率が高いほど小さい(質量濃度)。RCFは長さ5µm以上の繊維の本数濃度。
なぜ?
じん肺の主因は遊離けい酸なので含有率が高いほど厳しくする。繊維は形(長さ)が健康影響を左右するので本数で数える。
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(平成29年度 第2回・2018年2月実施)