問6
鉱物性粉じんに関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)トリジマイトは、遊離けい酸である。
- (2)正長石は、遊離けい酸ではない。
- (3)石英及びクリストバライトの化学式は、いずれもSiO₂で表される。
- (4)遊離けい酸含有率が0%の鉱物性粉じんの管理濃度は、5.0mg/m³である。
- (5)粉じん粒子の空気力学相当径とは、その粒子と同じ終末沈降速度をもつ密度1g/cm³の球形粒子の直径である。
正答 (4)
遊離けい酸含有率が 0 % の鉱物性粉じんの管理濃度は、E = 3.0 ÷ (1.19 × 0 + 1) = 3.0 mg/m³ です。5.0 mg/m³ とする選択肢4は誤りです。
トリジマイト・石英・クリストバライトはいずれも遊離けい酸(SiO₂)、正長石はけい酸塩で遊離けい酸ではありません。
この問題のひっかけパターン:管理濃度の表し方(粉じん・RCF)
鉱物性粉じんは遊離けい酸含有率から式で求め、含有率が高いほど小さい(質量濃度)。RCFは長さ5µm以上の繊維の本数濃度。
なぜ?
じん肺の主因は遊離けい酸なので含有率が高いほど厳しくする。繊維は形(長さ)が健康影響を左右するので本数で数える。
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(平成28年度 第1回・2016年8月実施)