エチレンオキシド
特定化学物質・物質別まとめ・過去12回中9回、問題に登場
測定方法(捕集法-分析法)
| 方法 | 捕集材など | 脱着・抽出 | 検出・装置 | 波長 | 参照 |
| 固体捕集法-ガスクロマトグラフ分析法 (GC-MS法) |
活性炭 |
アセトニトリル |
GC-MS、質量分析 |
|
p.182〜185 |
| 検知管法 |
|
|
|
|
p.185〜186 |
出典:『ガイドブック3 特定化学物質関係(金属類を除く)』の物質別各論。この物質の表の値は、ガイドブックの本文から機械的に拾ったもので、未確認です(抜けや誤りがあります)。ページ(参照)で、本文を確認してください。
この物質が登場した過去問(17問・9回)
令和8年度 第1回(2026年8月実施)
特定化学物質
余裕があれば得点C暗記で解く
環境空気中のエチレンオキシドの測定方法に関する次の記述の㋑から㋩のに入る用語の組合せとして、正しいものは下のうちどれか。「活性炭に[㋑]を含浸・乾燥させたものを充塡した捕集管に試料空気を通気し、エチレンオキシドを誘導体化して 2-ブロモエタノールとして捕集する。この2-ブロモエタノールをトルエン/アセトニトリルで抽出し、[㋺]を加えて1時間以上放置した後、[㋩]で分析する。」
| ㋑ | ㋺ | ㋩ |
| (1) | 臭化水素酸 | 塩化ナトリウム | 高速液体クロマトグラフ分析法 |
|---|
| (2) | 臭化水素酸 | 炭酸ナトリウム | 高速液体クロマトグラフ分析法 |
|---|
| (3) | 臭化水素酸 | 炭酸ナトリウム | ガスクロマトグラフ質量分析法 |
|---|
| (4) | 臭化カリウム溶液 | 塩化ナトリウム | ガスクロマトグラフ質量分析法 |
|---|
| (5) | 臭化カリウム溶液 | 炭酸ナトリウム | 高速液体クロマトグラフ分析法 |
正答 (3)
エチレンオキシドの固体捕集法―ガスクロマトグラフ質量分析法(GC-MS法)は、次のとおりです。
- 活性炭に臭化水素酸を含浸させて乾燥させた捕集管に、試料空気を通し、エチレンオキシドを誘導体化して2-ブロモエタノールとして捕集します。
- 2-ブロモエタノールを、トルエン/アセトニトリルで抽出します。炭酸ナトリウムを加えて1時間以上放置します。
- ガスクロマトグラフ質量分析法(GC-MS)で分析します(イオン化は電子イオン化法、SIM検出)。
よって(3)です。高速液体クロマトグラフ分析法は、この方法では使いません。
(参考:『作業環境測定ガイドブック3 特定化学物質関係(金属類を除く)物質別各論』)
この問題は、余裕があれば得点したい問題です(学習の優先度:低。過去に1回だけ出題)。
理由:この形式の問題(穴埋め・組合せの問題)は、過去に1回出題されています。余裕があれば、解き方を押さえておくと得点できるからです。
この区分は、過去の全回の出題にもとづく目安です。
出題頻度
この科目の過去12回のうち、同じ内容が出題された回数です(同じ回に重複しても1回と数えます。頻度は、問われている論点(同じ事実のまとまり)の出題回数です)。
- この形式の問題(穴埋め・組合せの問題):全12回中2回出題(出題確率17%)
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和8年度 第1回・2026年8月実施)
令和8年度 第1回(2026年8月実施)
特定化学物質
失点やむなしD初見
化合物Ⓐとその構造式Ⓑとの次の組合せのうち、誤っているものはどれか。
| Ⓐ | Ⓑ |
| (1) | ベンゾトリクロリド | 図の1 |
|---|
| (2) | エチレンオキシド | 図の2 |
|---|
| (3) | p-ジメチルアミノアゾベンゼン | 図の3 |
|---|
| (4) | クロロメチルメチルエーテル | 図の4 |
|---|
| (5) | β-プロピオラクトン | 図の5 |
正答 (1)
各物質の構造式を、図と照らし合わせます。
- 1 ベンゾトリクロリド:ベンゼン環に −CCl₃ がついた化合物(C₆H₅−CCl₃)です。図の1は、ベンゼン環の隣り合う3つの炭素に塩素が直接ついたトリクロロベンゼンで、別の物質です。組合せは誤りです。
- 2 エチレンオキシド:C−C−O の三員環(エポキシド)で、正しい組合せです。
- 3 p-ジメチルアミノアゾベンゼン:アゾ基(−N=N−)でつないだ2つのベンゼン環の一方に −N(CH₃)₂ がついた構造で、正しい組合せです。
- 4 クロロメチルメチルエーテル:CH₃−O−CH₂Cl で、正しい組合せです。
- 5 β-プロピオラクトン:O=C−CH₂−CH₂−O の四員環(β-ラクトン)で、正しい組合せです。
よって(1)です。
この問題は、失点しても仕方がない問題です(初見)。
理由:この形式の問題(穴埋め・組合せの問題)は、過去の出題がなく、初見です。
この区分は、過去の全回の出題にもとづく目安です。
出題頻度
この科目の過去12回のうち、同じ内容が出題された回数です(同じ回に重複しても1回と数えます。頻度は、問われている論点(同じ事実のまとまり)の出題回数です)。
- この形式の問題(穴埋め・組合せの問題):全12回中1回出題(出題確率8%)
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和8年度 第1回・2026年8月実施)
令和6年度 第1回(2024年8月実施)
特定化学物質
余裕があれば得点C暗記で解く
環境空気中のエチレンオキシドの測定方法に関する次の記述の㋑から㋩のに入る用語の組合せとして、正しいものは下のうちどれか。「活性炭に[㋑]溶液を含浸・乾燥させたものを充塡した捕集管に試料空気を通気し、エチレンオキシドを誘導体化して[㋺]として捕集する。この[㋺]をトルエン/アセトニトリルで抽出し、炭酸ナトリウムを加えて1時間以上放置した後、[㋩]で分析する。」
| ㋑ | ㋺ | ㋩ |
| (1) | 臭化水素酸 | 1-ブロモエタノール | 高速液体クロマトグラフ分析法 |
|---|
| (2) | 臭化水素酸 | 2-ブロモエタノール | 高速液体クロマトグラフ分析法 |
|---|
| (3) | 臭化水素酸 | 2-ブロモエタノール | ガスクロマトグラフ質量分析法 |
|---|
| (4) | 臭化カリウム | 1-ブロモエタノール | ガスクロマトグラフ質量分析法 |
|---|
| (5) | 臭化カリウム | 2-ブロモエタノール | 高速液体クロマトグラフ分析法 |
正答 (3)
エチレンオキシドの固体捕集法―ガスクロマトグラフ質量分析法(GC-MS法)は、次のとおりです。
- 活性炭に臭化水素酸を含浸・乾燥させた捕集管に試料空気を通し、エチレンオキシドを誘導体化して2-ブロモエタノールとして捕集します。
- 2-ブロモエタノールを、トルエン/アセトニトリルで抽出し、炭酸ナトリウムを加えて1時間以上放置します。
- ガスクロマトグラフ質量分析法で分析します。
よって(3)です。
(参考:『作業環境測定ガイドブック3 特定化学物質関係(金属類を除く)物質別各論』)
この問題は、余裕があれば得点したい問題です(学習の優先度:低。過去に1回だけ出題)。
理由:この形式の問題(穴埋め・組合せの問題)は、過去に1回出題されています。余裕があれば、解き方を押さえておくと得点できるからです。
この区分は、過去の全回の出題にもとづく目安です。
出題頻度
この科目の過去12回のうち、同じ内容が出題された回数です(同じ回に重複しても1回と数えます。頻度は、問われている論点(同じ事実のまとまり)の出題回数です)。
- この形式の問題(穴埋め・組合せの問題):全12回中2回出題(出題確率17%)
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和6年度 第1回・2024年8月実施)
令和6年度 第1回(2024年8月実施)
特定化学物質
何とか得点B暗記で解く
特定化学物質用の検知管Ⓐとマイナスの妨害を示す物質Ⓑとの組合せとして、正しいものは次のうちどれか。
| Ⓐ | Ⓑ |
| (1) | アクリロニトリル用検知管 | シアン化水素 |
|---|
| (2) | エチレンオキシド用検知管 | ホルムアルデヒド |
|---|
| (3) | シアン化水素用検知管 | アンモニア |
|---|
| (4) | フッ化水素用検知管 | 硝酸 |
|---|
| (5) | ベンゼン用検知管 | キシレン |
正答 (3)
この問題の解説は準備中です。
この問題は、何とか得点したい問題です(学習の優先度:中)。
理由:この形式の問題(穴埋め・組合せの問題)は、全12回中3回出題されており、解き方を押さえれば、何とか得点できるからです。
物質の表で解く:シアン化水素(ガイドブックの物質別各論)
この区分は、過去の全回の出題にもとづく目安です。
出題頻度
この科目の過去12回のうち、同じ内容が出題された回数です(同じ回に重複しても1回と数えます。頻度は、問われている論点(同じ事実のまとまり)の出題回数です)。
- この形式の問題(穴埋め・組合せの問題):全12回中3回出題(出題確率25%)
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和6年度 第1回・2024年8月実施)
令和6年度 第1回(2024年8月実施)
特定化学物質
何とか得点B暗記で解く
次の特定化学物質Ⓐについて、その構造式Ⓑが誤っているものはどれか。
| Ⓐ | Ⓑ |
| (1) | エチレンオキシド | 図の1 |
|---|
| (2) | ベンゾトリクロリド | 図の2 |
|---|
| (3) | o-フタロジニトリル | 図の3 |
|---|
| (4) | β-プロピオラクトン | 図の4 |
|---|
| (5) | ジクロロベンジジン | 図の5 |
正答 (3)
各物質の構造式を、図と照らし合わせます。
- 3 o-フタロジニトリル:ベンゼン環の隣り合う2つの炭素に、シアノ基(−CN)が1つずつついた化合物です。図の3は、ナフタレンの1位と2位にニトロ基(−NO₂)がついたジニトロナフタレンで、別の物質です。組合せは誤りです。
- 1 エチレンオキシド(三員環のエポキシド)、2 ベンゾトリクロリド(ベンゼン環に −CCl₃)、4 β-プロピオラクトン(四員環のラクトン)、5 ジクロロベンジジン(ビフェニルの両端にNH₂、隣にClがついた構造)は、正しい組合せです。
よって(3)です。
この問題は、何とか得点したい問題です(学習の優先度:中)。
理由:この形式の問題(穴埋め・組合せの問題)は、全12回中3回出題されており、解き方を押さえれば、何とか得点できるからです。
この区分は、過去の全回の出題にもとづく目安です。
出題頻度
この科目の過去12回のうち、同じ内容が出題された回数です(同じ回に重複しても1回と数えます。頻度は、問われている論点(同じ事実のまとまり)の出題回数です)。
- この形式の問題(穴埋め・組合せの問題):全12回中3回出題(出題確率25%)
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和6年度 第1回・2024年8月実施)
令和4年度 第1回(2022年8月実施)
特定化学物質
何とか得点B暗記で解く
特定化学物質用の検知管Ⓐとマイナスの妨害を示す物質Ⓑとの組合せとして、正しいものは次のうちどれか。
| Ⓐ | Ⓑ |
| (1) | エチレンオキシド用検知管 | ホルムアルデヒド |
|---|
| (2) | 塩化ビニル用検知管 | 塩化水素 |
|---|
| (3) | シアン化水素用検知管 | アンモニア |
|---|
| (4) | ホルムアルデヒド用検知管 | アセトアルデヒド |
|---|
| (5) | 硫化水素用検知管 | 二酸化硫黄 |
正答 (3)
検知管は、目的の物質以外の共存ガスによって、指示値が高く出る(プラスの妨害)か、低く出る(マイナスの妨害)ことがあります。シアン化水素用検知管では、アンモニアが、マイナスの妨害を示します。よって(3)です。
同じ組合せは、令和6年度第1回の問題でも、正しいものとして出題されています(出題実績)。
この問題は、何とか得点したい問題です(学習の優先度:中)。
理由:この形式の問題(穴埋め・組合せの問題)は、全12回中3回出題されており、解き方を押さえれば、何とか得点できるからです。
物質の表で解く:シアン化水素(ガイドブックの物質別各論)
この区分は、過去の全回の出題にもとづく目安です。
出題頻度
この科目の過去12回のうち、同じ内容が出題された回数です(同じ回に重複しても1回と数えます。頻度は、問われている論点(同じ事実のまとまり)の出題回数です)。
- この形式の問題(穴埋め・組合せの問題):全12回中3回出題(出題確率25%)
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和4年度 第1回・2022年8月実施)
令和4年度 第1回(2022年8月実施)
特定化学物質
失点やむなしD初見
1気圧におけるエチレンイミン及びエチレンオキシドの物性に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)エチレンイミンの方が、エチレンオキシドより融点が高い。
- (2)エチレンイミンの分子量の方が、エチレンオキシドの分子量より小さい。
- (3)20℃において、エチレンイミンの蒸気圧の方が、エチレンオキシドの蒸気圧より小さい。
- (4)両物質とも25℃で液体である。
- (5)両物質とも、沸点は水の沸点より低い。
正答 (4)
エチレンオキシドの沸点は約10.7℃なので、25℃では気体です。エチレンイミンの沸点は約56℃で、25℃では液体です。「両物質とも25℃で液体」とする選択肢4は誤りです。
エチレンイミンの融点(約−71℃)は、エチレンオキシドの融点(約−111℃)より高いです。分子量は、エチレンイミンが43で、エチレンオキシドの44より小さいです。20℃の蒸気圧は、沸点が高いエチレンイミンのほうが小さいです。両物質とも、沸点は水の沸点(100℃)より低いです。(物性値は、一般的な化学便覧の概数です。)
この問題は、失点しても仕方がない問題です(初見)。
理由:いずれも初見の選択肢であり、問題のテーマとしても頻出テーマではないからです。
この区分は、過去の全回の出題にもとづく目安です。
出題頻度
この科目の過去12回のうち、同じ内容が出題された回数です(同じ回に重複しても1回と数えます。頻度は、問われている論点(同じ事実のまとまり)の出題回数です)。
- (1)正しい記述初見:全12回中1回出題(出題確率8%)論点「エチレンイミンの方が、エチレンオキシドより融点が高い。」
- (2)正しい記述初見:全12回中1回出題(出題確率8%)論点「エチレンイミンの方が、エチレンオキシドより融点が高い。」
- (3)正しい記述初見:全12回中1回出題(出題確率8%)論点「20℃において、エチレンイミンの蒸気圧の方が、エチレンオキシドの蒸気圧より小さい」
- (4)誤った記述正答(初見):全12回中1回出題(出題確率8%)/同じ記述の出題:2回論点「両物質とも25℃で液体である。(誤りの記述)」
- (5)正しい記述頻出のおとり:全12回中3回出題(出題確率25%)/同じ記述の出題:2回論点「両物質とも、沸点は水の沸点より低い。」原理「沸点・融点・蒸気圧の比較(分子間力)」:全12回中5回出題
エチレンオキシドの沸点は約10.7℃なので、25℃では気体です。エチレンイミンの沸点は約56℃で、25℃では液体です。
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和4年度 第1回・2022年8月実施)
令和3年度 第1回(2021年8月実施)
特定化学物質
失点やむなしD初見
環境空気中のエチレンオキシドのガスクロマトグラフ質量分析法に関する次の記述の㋑から㋩の[ ]に入る用語の組合せとして、正しいものは下のうちどれか。「活性炭に[㋑]を含浸・乾燥させたものを充塡した捕集管に試料空気を通気し、エチレンオキシドを誘導体化して[㋺]として捕集する。この[㋺]をトルエン/アセトニトリルで抽出し、[㋩]を加えて1時間以上放置した後、ガスクロマトグラフ質量分析法で分析する。」
| ㋑ | ㋺ | ㋩ |
| (1) | 臭化水素酸 | 1-ブロモエタノール | 炭酸ナトリウム |
|---|
| (2) | 臭化水素酸 | 1-ブロモエタノール | 塩化ナトリウム |
|---|
| (3) | 臭化水素酸 | 2-ブロモエタノール | 炭酸ナトリウム |
|---|
| (4) | 臭化カリウム | 2-ブロモエタノール | 炭酸ナトリウム |
|---|
| (5) | 臭化カリウム | 2-ブロモエタノール | 塩化ナトリウム |
正答 (3)
エチレンオキシドの固体捕集法―ガスクロマトグラフ質量分析法(GC-MS法)は、次のとおりです。
- 活性炭に臭化水素酸を含浸・乾燥させた捕集管に試料空気を通し、エチレンオキシドを誘導体化して2-ブロモエタノールとして捕集します。
- 2-ブロモエタノールをトルエン/アセトニトリルで抽出し、炭酸ナトリウムを加えて1時間以上放置したあと、GC-MSで分析します。
よって(3)です。
(参考:『作業環境測定ガイドブック3 特定化学物質関係(金属類を除く)物質別各論』)
この問題は、失点しても仕方がない問題です(初見)。
理由:この形式の問題(穴埋め・組合せの問題)は、過去の出題がなく、初見です。
この区分は、過去の全回の出題にもとづく目安です。
出題頻度
この科目の過去12回のうち、同じ内容が出題された回数です(同じ回に重複しても1回と数えます。頻度は、問われている論点(同じ事実のまとまり)の出題回数です)。
- この形式の問題(穴埋め・組合せの問題):全12回中1回出題(出題確率8%)
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和3年度 第1回・2021年8月実施)
令和2年度 第1回(2020年8月実施)
特定化学物質
得点必須S暗記で解く
固体捕集法-ガスクロマトグラフ分析法(GC-MS 法)による環境空気中のエチレンオキシド濃度の測定に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)エチレンオキシドの捕集管には、臭化水素酸を含浸させて乾燥させた活性炭を充塡する。
- (2)エチレンオキシドは、2-ブロモエタノールに誘導体化して捕集する。
- (3)捕集は、0.1 L・min⁻¹ の一定流量で試料空気を吸引する。
- (4)捕集管からの脱着には、二硫化炭素を用いる。
- (5)質量分析でのイオン化は、電子イオン化法で行う。
正答 (4)
エチレンオキシドの固体捕集法―GC-MS法では、捕集管からの脱着には、トルエン/アセトニトリルを使います。「二硫化炭素を用いる」とする選択肢4は誤りです。
活性炭に臭化水素酸を含浸・乾燥させた捕集管に、エチレンオキシドを2-ブロモエタノールに誘導体化して捕集し(0.1 L/minの一定流量)、質量分析は、電子イオン化法で行います。
(参考:『作業環境測定ガイドブック3 特定化学物質関係(金属類を除く)物質別各論』)
この問題は、試験本番では得点しなければならない問題です(学習の優先度:最高)。
理由:下記の通り、論点「活性炭からの脱着には、二硫化炭素を用いる。」(過去12回中5回出題)に当てはまる選択肢から、容易に正答を割り出すことができるからです。
この区分は、過去の全回の出題にもとづく目安です。
出題頻度
この科目の過去12回のうち、同じ内容が出題された回数です(同じ回に重複しても1回と数えます。頻度は、問われている論点(同じ事実のまとまり)の出題回数です)。
- (1)正しい記述初見:全12回中1回出題(出題確率8%)論点「エチレンオキシドの捕集管には、臭化水素酸を含浸させて乾燥させた活性炭を充塡する」
- (2)正しい記述初見:全12回中1回出題(出題確率8%)論点「エチレンオキシドは、2-ブロモエタノールに誘導体化して捕集する。」
- (3)正しい記述頻出のおとり:全12回中4回出題(出題確率33%)/同じ記述の出題:3回論点「捕集は、30L・min⁻¹の一定流量で試料空気を吸引する。」
- (4)誤った記述正答(出題頻度が高い):全12回中5回出題(出題確率42%)/同じ記述の出題:1回論点「活性炭からの脱着には、二硫化炭素を用いる。」
- (5)正しい記述初見:全12回中1回出題(出題確率8%)論点「質量分析でのイオン化は、電子イオン化法で行う。」
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和2年度 第1回・2020年8月実施)
令和2年度 第1回(2020年8月実施)
特定化学物質
何とか得点B暗記で解く
特定化学物質用の検知管Ⓐとプラスの妨害を示す物質Ⓑとの組合せとして、誤っているものは次のうちどれか。
| Ⓐ | Ⓑ |
| (1) | エチレンオキシド用検知管 | ホルムアルデヒド |
|---|
| (2) | ホルムアルデヒド用検知管 | アセトアルデヒド |
|---|
| (3) | 塩化ビニル用検知管 | 塩化水素 |
|---|
| (4) | ベンゼン用検知管 | キシレン |
|---|
| (5) | シアン化水素用検知管 | アンモニア |
正答 (5)
検知管は、目的の物質以外の共存ガスによって、指示値が高く出る(プラスの妨害)か、低く出る(マイナスの妨害)ことがあります。シアン化水素用検知管では、アンモニアが、マイナスの妨害を示します。「プラスの妨害を示す物質」とする選択肢5は誤りです。
同じ型の問題は、令和4年度第1回にも出題されています(出題実績)。
この問題は、何とか得点したい問題です(学習の優先度:中)。
理由:この形式の問題(穴埋め・組合せの問題)は、全12回中3回出題されており、解き方を押さえれば、何とか得点できるからです。
物質の表で解く:シアン化水素(ガイドブックの物質別各論)
この区分は、過去の全回の出題にもとづく目安です。
出題頻度
この科目の過去12回のうち、同じ内容が出題された回数です(同じ回に重複しても1回と数えます。頻度は、問われている論点(同じ事実のまとまり)の出題回数です)。
- この形式の問題(穴埋め・組合せの問題):全12回中3回出題(出題確率25%)
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和2年度 第1回・2020年8月実施)
令和2年度 第1回(2020年8月実施)
特定化学物質
何とか得点B暗記で解く
次の化合物Ⓐについて、その構造式Ⓑが誤っているものはどれか。
| Ⓐ | Ⓑ |
| (1) | o-フタロジニトリル | 図の1 |
|---|
| (2) | 酸化プロピレン | 図の2 |
|---|
| (3) | o-トルイジン | 図の3 |
|---|
| (4) | アクリルアミド | 図の4 |
|---|
| (5) | エチレンオキシド | 図の5 |
正答 (1)
各化合物の構造式を、図と照らし合わせます。
- 1 o-フタロジニトリル:ベンゼン環の隣り合う2つの炭素に、シアノ基(−CN)が1つずつついた化合物です。図の1は、ナフタレン環に2つのシアノ基がついた別の物質で、組合せは誤りです。
- 2 酸化プロピレン(メチル基をもつ三員環のエポキシド)、3 o-トルイジン(ベンゼン環に隣り合ってNH₂とCH₃)、4 アクリルアミド(CH₂=CH−CO−NH₂)、5 エチレンオキシド(三員環のエポキシド)は、正しい組合せです。
よって(1)です。同じ型の問題は、令和6年度第1回にも出題されています(出題実績)。
この問題は、何とか得点したい問題です(学習の優先度:中)。
理由:この形式の問題(穴埋め・組合せの問題)は、全12回中3回出題されており、解き方を押さえれば、何とか得点できるからです。
この区分は、過去の全回の出題にもとづく目安です。
出題頻度
この科目の過去12回のうち、同じ内容が出題された回数です(同じ回に重複しても1回と数えます。頻度は、問われている論点(同じ事実のまとまり)の出題回数です)。
- この形式の問題(穴埋め・組合せの問題):全12回中3回出題(出題確率25%)
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和2年度 第1回・2020年8月実施)
令和元年度 第1回(2019年8月実施)
特定化学物質
失点やむなしD初見
ガスクロマトグラフ質量分析法(GC-MS 法)による環境空気中のエチレンオキシド濃度の測定に関する次の記述の㋑から㋩の[ ]に入る用語の組合せとして、正しいものは下のうちどれか。「[㋑]に臭化水素酸を含浸・乾燥させたものを充塡した捕集管に試料空気を通気し、エチレンオキシドを[㋺]して2-ブロモエタノールとして捕集する。この2-ブロモエタノールをトルエン/[㋩]で抽出し、ガスクロマトグラフ質量分析法で分析する。」
| ㋑ | ㋺ | ㋩ |
| (1) | 活性炭 | 誘導体化 | 水 |
|---|
| (2) | 活性炭 | 加水分解 | アセトニトリル |
|---|
| (3) | 活性炭 | 誘導体化 | アセトニトリル |
|---|
| (4) | シリカゲル | 誘導体化 | 水 |
|---|
| (5) | シリカゲル | 加水分解 | アセトニトリル |
正答 (3)
エチレンオキシドの固体捕集法―GC-MS法では、活性炭に臭化水素酸を含浸・乾燥させた捕集管に、試料空気を通し、エチレンオキシドを誘導体化して、2-ブロモエタノールとして捕集します。2-ブロモエタノールは、アセトニトリルを含む溶媒(トルエン/アセトニトリル)で抽出し、GC-MSで分析します。よって(3)です。同じ問題は、令和4年度第1回などにも出題されています(出題実績)。
(参考:『作業環境測定ガイドブック3 特定化学物質関係(金属類を除く)物質別各論』)
この問題は、失点しても仕方がない問題です(初見)。
理由:この形式の問題(穴埋め・組合せの問題)は、過去の出題がなく、初見です。
この区分は、過去の全回の出題にもとづく目安です。
出題頻度
この科目の過去12回のうち、同じ内容が出題された回数です(同じ回に重複しても1回と数えます。頻度は、問われている論点(同じ事実のまとまり)の出題回数です)。
- この形式の問題(穴埋め・組合せの問題):全12回中1回出題(出題確率8%)
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和元年度 第1回・2019年8月実施)
令和元年度 第1回(2019年8月実施)
特定化学物質
失点やむなしD初見
次の化合物のうち、常温における蒸気圧が最も低いものはどれか。
- (1)クロロホルム
- (2)ニッケルカルボニル
- (3)o-トリジン
- (4)臭化メチル
- (5)エチレンオキシド
正答 (3)
常温での蒸気圧は、常温で固体の物質ほど低くなります。クロロホルム(沸点約61℃)、ニッケルカルボニル(約43℃)、臭化メチル(約4℃)、エチレンオキシド(約11℃)は、常温で液体または気体で、蒸気圧が高いです。o-トリジンは、融点が約130℃の常温で固体の物質で、蒸気圧が最も低いので、(3)です。(物性値は、一般的な化学便覧の概数です。)
この問題は、失点しても仕方がない問題です(初見)。
理由:この形式の問題(選択肢が物質名などの問題)は、過去の出題がなく、初見です。
この区分は、過去の全回の出題にもとづく目安です。
出題頻度
この科目の過去12回のうち、同じ内容が出題された回数です(同じ回に重複しても1回と数えます。頻度は、問われている論点(同じ事実のまとまり)の出題回数です)。
- この形式の問題(選択肢が物質名などの問題):全12回中1回出題(出題確率8%)
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和元年度 第1回・2019年8月実施)
平成30年度 第1回(2018年8月実施)
特定化学物質
何とか得点B暗記で解く
次の化合物Ⓐについて、その構造式Ⓑが誤っているものはどれか。
| Ⓐ | Ⓑ |
| (1) | アクリルアミド | 図の1 |
|---|
| (2) | ベンゾトリクロリド | 図の2 |
|---|
| (3) | エチレンオキシド | 図の3 |
|---|
| (4) | o-トルイジン | 図の4 |
|---|
| (5) | o-フタロジニトリル | 図の5 |
正答 (5)
各化合物の構造式を、図と照らし合わせます。
- 5 o-フタロジニトリル:ベンゼン環の隣り合う2つの炭素に、シアノ基(−CN)が1つずつついた化合物です。図の5は、ベンゼン環にイソシアネート基(−N=C=O)が2つついたジイソシアネートで、別の物質(フェニレンジイソシアネート)です。組合せは誤りです。
- 1 アクリルアミド(CH₂=CH−CO−NH₂)、2 ベンゾトリクロリド(ベンゼン環に−CCl₃)、3 エチレンオキシド(三員環のエポキシド)、4 o-トルイジン(ベンゼン環に隣り合ってNH₂とCH₃)は、正しい組合せです。
よって(5)です。同じ型の問題は、令和2年度第1回、令和6年度第1回にも出題されています(出題実績)。
この問題は、何とか得点したい問題です(学習の優先度:中)。
理由:この形式の問題(穴埋め・組合せの問題)は、全12回中3回出題されており、解き方を押さえれば、何とか得点できるからです。
この区分は、過去の全回の出題にもとづく目安です。
出題頻度
この科目の過去12回のうち、同じ内容が出題された回数です(同じ回に重複しても1回と数えます。頻度は、問われている論点(同じ事実のまとまり)の出題回数です)。
- この形式の問題(穴埋め・組合せの問題):全12回中3回出題(出題確率25%)
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(平成30年度 第1回・2018年8月実施)
平成30年度 第1回(2018年8月実施)
特定化学物質
失点やむなしD初見
測定対象物質Ⓐとその捕集又は分析で使用される試薬Ⓑとの次の組合せのうち、不適当なものはどれか。
| Ⓐ | Ⓑ |
| (1) | エチレンオキシド | ナフトキノンスルホン酸 |
|---|
| (2) | ジアニシジン | p-ジメチルアミノベンズアルデヒド |
|---|
| (3) | フッ化水素 | アリザリンコンプレクソン |
|---|
| (4) | ニトログリコール | N、N'-ジフェニルベンジジン |
|---|
| (5) | ホルムアルデヒド | 2,4-ジニトロフェニルヒドラジン(DNPH) |
正答 (1)
ナフトキノンスルホン酸は、エチレンイミンの吸光光度分析法で使う試薬です(エチレンオキシドの試薬ではありません)。「エチレンオキシド/ナフトキノンスルホン酸」とする選択肢1は不適当です。エチレンオキシドは、臭化水素酸を含浸した活性炭管に捕集して、誘導体化します。
フッ化水素はアリザリンコンプレクソン、ホルムアルデヒドは2,4-ジニトロフェニルヒドラジン(DNPH)を使います。
(参考:『作業環境測定ガイドブック3 特定化学物質関係(金属類を除く)物質別各論』)
この問題は、失点しても仕方がない問題です(初見)。
理由:この形式の問題(穴埋め・組合せの問題)は、過去の出題がなく、初見です。
この区分は、過去の全回の出題にもとづく目安です。
出題頻度
この科目の過去12回のうち、同じ内容が出題された回数です(同じ回に重複しても1回と数えます。頻度は、問われている論点(同じ事実のまとまり)の出題回数です)。
- この形式の問題(穴埋め・組合せの問題):全12回中1回出題(出題確率8%)
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(平成30年度 第1回・2018年8月実施)
平成28年度 第1回(2016年8月実施)
特定化学物質
失点やむなしD初見
環境空気中のエチレンオキシドのガスクロマトグラフ質量分析法に関する次の記述の㋑、㋺、㋩の[ ]に入る用語の組合せとして、正しいものは下のうちどれか。
「活性炭に[㋑]を含浸・乾燥させたものを充填した捕集管に試料空気を通気し、エチレンオキシドを[㋺]して2-ブロモエタノールとして捕集する。この2-ブロモエタノールをトルエン/アセトニトリルで抽出し、[㋩]を加えて1時間以上放置した後、ガスクロマトグラフ質量分析法で分析する。」
| ㋑ | ㋺ | ㋩ |
| (1) | 臭化水素酸 | 誘導体化 | 炭酸ナトリウム |
|---|
| (2) | 臭化水素酸 | 加水分解 | 塩化ナトリウム |
|---|
| (3) | 臭化カリウム | 誘導体化 | 炭酸ナトリウム |
|---|
| (4) | 臭化カリウム | 誘導体化 | 塩化ナトリウム |
|---|
| (5) | 臭化水素酸 | 加水分解 | 炭酸ナトリウム |
正答 (1)
エチレンオキシドの固体捕集法―GC-MS法では、活性炭に臭化水素酸を含浸・乾燥させた捕集管に、試料空気を通し、エチレンオキシドを誘導体化して2-ブロモエタノールとして捕集します。抽出液に炭酸ナトリウムを加えて、1時間以上放置したあと、GC-MSで分析します。よって(1)です。同じ問題は、令和元年度第1回などにも出題されています(出題実績)。
(参考:『作業環境測定ガイドブック3 特定化学物質関係(金属類を除く)物質別各論』)
この問題は、失点しても仕方がない問題です(初見)。
理由:この形式の問題(穴埋め・組合せの問題)は、過去の出題がなく、初見です。
この区分は、過去の全回の出題にもとづく目安です。
出題頻度
この科目の過去12回のうち、同じ内容が出題された回数です(同じ回に重複しても1回と数えます。頻度は、問われている論点(同じ事実のまとまり)の出題回数です)。
- この形式の問題(穴埋め・組合せの問題):全12回中1回出題(出題確率8%)
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(平成28年度 第1回・2016年8月実施)
平成27年度 第1回(2015年8月実施)
特定化学物質
余裕があれば得点C暗記で解く
次の化合物のうち、1気圧における沸点が最も低いものはどれか。
- (1)ベンゼン
- (2)エチレンオキシド
- (3)アクリロニトリル
- (4)臭化メチル
- (5)フッ化水素
正答 (4)
1気圧での沸点は、臭化メチルが約4℃、エチレンオキシドが約11℃、フッ化水素が約20℃、アクリロニトリルが約77℃、ベンゼンが約80℃です。最も低いのは、臭化メチルで、(4)です。(沸点は、一般的な化学便覧の概数です。)
この問題は、余裕があれば得点したい問題です(学習の優先度:低。過去に1回だけ出題)。
理由:この形式の問題(選択肢が物質名などの問題)は、過去に1回出題されています。余裕があれば、解き方を押さえておくと得点できるからです。
この区分は、過去の全回の出題にもとづく目安です。
出題頻度
この科目の過去12回のうち、同じ内容が出題された回数です(同じ回に重複しても1回と数えます。頻度は、問われている論点(同じ事実のまとまり)の出題回数です)。
- この形式の問題(選択肢が物質名などの問題):全12回中2回出題(出題確率17%)
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(平成27年度 第1回・2015年8月実施)