問15
化合物Ⓐとその構造式Ⓑとの次の組合せのうち、誤っているものはどれか。

| Ⓐ | Ⓑ | |
|---|---|---|
| (1) | ベンゾトリクロリド | 図の1 |
| (2) | エチレンオキシド | 図の2 |
| (3) | p-ジメチルアミノアゾベンゼン | 図の3 |
| (4) | クロロメチルメチルエーテル | 図の4 |
| (5) | β-プロピオラクトン | 図の5 |
正答 (1)
各物質の構造式を、図と照らし合わせます。
- 1 ベンゾトリクロリド:ベンゼン環に −CCl₃ がついた化合物(C₆H₅−CCl₃)です。図の1は、ベンゼン環の隣り合う3つの炭素に塩素が直接ついたトリクロロベンゼンで、別の物質です。組合せは誤りです。
- 2 エチレンオキシド:C−C−O の三員環(エポキシド)で、正しい組合せです。
- 3 p-ジメチルアミノアゾベンゼン:アゾ基(−N=N−)でつないだ2つのベンゼン環の一方に −N(CH₃)₂ がついた構造で、正しい組合せです。
- 4 クロロメチルメチルエーテル:CH₃−O−CH₂Cl で、正しい組合せです。
- 5 β-プロピオラクトン:O=C−CH₂−CH₂−O の四員環(β-ラクトン)で、正しい組合せです。
よって(1)です。
この問題は、何とか得点したい問題です(学習の優先度:中)。
理由:下記の通り、ひっかけパターン「構造式の図:ベンゾトリクロリド(ベンゼン環に−CCl₃)」(過去12回中2回出題)に当てはまる選択肢であり、押さえておけば、何とか正答を割り出せるからです。
この区分は、過去の全回の出題にもとづく目安です。
出題頻度
この科目の過去12回のうち、同じ内容が出題された回数です(同じ回に重複しても1回と数えます。「似た記述」は、言い回しが違うが、論点が近いものです。実際の頻度は、これらの間にあることが多いです)。
- この形式の問題(穴埋め・組合せの問題):全12回中1回出題(出題確率8%)
この問題のひっかけパターン:構造式の図:ベンゾトリクロリド(ベンゼン環に−CCl₃)
各物質の構造式を、図と照らし合わせます。
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和8年度 第1回・2026年8月実施)
