問10
温熱条件及びその生体影響に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)屋外で太陽照射がある場合のWBGTの値は、自然湿球温度、黒球温度及び乾球温度の測定値から算出される。
- (2)屋内でのWBGTの値は、自然湿球温度及び乾球温度の測定値から算出される。
- (3)熱痙攣は、大量の発汗があり、水のみを補給した場合に血液中の塩分濃度が低下して生じる。
- (4)熱射病は、暑熱環境下での体温調節機能の失調による重篤な熱中症で、発汗の停止と体温の著しい上昇のほか、意識障害、呼吸困難などがみられる。
- (5)放熱は、輻射、伝導、蒸発などの物理的な過程で行われ、蒸発には、発汗と不感蒸泄によるものがある。
正答 (2)
屋内での WBGT は、自然湿球温度と黒球温度の測定値から算出します(0.7 × 自然湿球温度 + 0.3 × 黒球温度)。乾球温度とする選択肢2は誤りです。
乾球温度を使うのは、屋外で日射がある場合です(選択肢1)。
この問題のひっかけパターン:WBGTと基準値
WBGT基準値は熱に順化していない人の方が小さい。WBGTが基準値を超えるとリスクが高い。日射ありは0.7×湿球+0.2×黒球+0.1×乾球、日射なしは0.7×湿球+0.3×黒球。実効温度とWBGTは別の指標。
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(平成28年度 第1回・2016年8月実施)