問12
鉄(Ⅱ)イオンの水溶液を過マンガン酸カリウム溶液(0.010mol·L⁻¹)で滴定したところ、終点までに10mLを要した。溶液中に含まれていた鉄(Ⅱ)イオンの質量として、正しい値は下のうちどれか。
この酸化還元滴定での鉄(Ⅱ)イオンと過マンガン酸イオンとの反応は、次の反応式に示すように進行する。
5Fe²⁺+MnO₄⁻+8H⁺→5Fe³⁺+Mn²⁺+4H₂O
また、鉄の原子量は56とする。
- (1)5.6mg
- (2)12mg
- (3)18mg
- (4)24mg
- (5)28mg
正答 (5)
反応式から、MnO₄⁻ 1 mol は Fe²⁺ 5 mol と反応します。
MnO₄⁻ = 0.010 × 0.010 = 1.0 × 10⁻⁴ mol → Fe²⁺ = 5.0 × 10⁻⁴ mol
鉄の質量 = 5.0 × 10⁻⁴ × 56 = 2.8 × 10⁻² g = 28 mg
よって(5)が正しい値です。
この問題のひっかけパターン:反応式の量的関係(炭酸カルシウム・燃焼)
CaCO₃+2HCl、CH₄+2O₂→CO₂+2H₂O など、反応式の係数がmolの比。
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(平成28年度 第1回・2016年8月実施)