気体の溶解度は温度が低いほど大きい
労働衛生一般・原理・過去23回中9回、関連する論点が出題
原理
気体の液体への溶解度は、液体の温度が低いほど大きく、温度が高いほど小さい。
この原理で解ける論点は1個あります。丸暗記ではなく、理屈から答えを導けるようにしておくと、初見の選択肢にも対応できます。
この原理で解ける問題(4問)
令和5年度 第2回(2024年2月実施)
労働衛生一般
得点必須A暗記で解く
化学物質等の性状及び挙動に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)環境空気中の有害物質濃度は、対数正規分布に従って分布していることが多い。
- (2)気体の液体への溶解度は、一般に、液体の温度が高いほど大きい。
- (3)有機溶剤の蒸気密度は、空気の密度より大きいため、低いところに滞留しやすい。
- (4)ヒュームの1次粒子の粒径は1 μm 以下と小さく、粒径の分散範囲も狭い。
- (5)鉱物性粉じんは、一般に、水に対する溶解度が極めて小さく、化学的には不活性のものが多い。
正答 (2)
気体の液体への溶解度は、一般に、液体の温度が低いほど大きくなります。温めると気体は液体から抜け出しやすくなるので、「温度が高いほど大きい」とする選択肢2は誤りです。
炭酸飲料が温まると気が抜けやすくなるのと同じ現象です。固体の溶解度(温度が高いほど大きいものが多い)と逆になる点に注意しましょう。
この問題は、試験本番では得点しなければならない問題です(学習の優先度:高)。
理由:下記の通り、論点「気体の液体への溶解度は、一般に、液体の温度が高いほど小さい。」(過去23回中9回出題)に当てはまる選択肢から、容易に正答を割り出すことができるからです。
原理から解く:気体の溶解度は温度が低いほど大きい(過去23回中9回出題)
この区分は、過去の全回の出題にもとづく目安です。
出題頻度
この科目の過去23回のうち、同じ内容が出題された回数です(同じ回に重複しても1回と数えます。頻度は、問われている論点(同じ事実のまとまり)の出題回数です)。
- (1)正しい記述頻出のおとり:全23回中8回出題(出題確率35%)/同じ記述の出題:1回論点「環境空気中の有害物質の濃度分布は、対数正規分布で近似できる。」
- (2)誤った記述正答(出題頻度が高い):全23回中9回出題(出題確率39%)/同じ記述の出題:4回論点「気体の液体への溶解度は、一般に、液体の温度が高いほど小さい。」原理「気体の溶解度は温度が低いほど大きい」:全23回中9回出題
- (3)正しい記述頻出のおとり:全23回中8回出題(出題確率35%)/同じ記述の出題:4回論点「有機溶剤の蒸気密度は、空気の密度より大きいため、低いところに滞留しやすい」原理「蒸気の密度(空気との重さの比較)と滞留」:全23回中13回出題
- (4)正しい記述初見:全23回中1回出題(出題確率4%)論点「ヒュームの1次粒子の粒径は1 μm 以下と小さく、粒径の分散範囲も狭い」
- (5)正しい記述初見:全23回中1回出題(出題確率4%)論点「鉱物性粉じんは、一般に、水に対する溶解度が極めて小さく、化学的には不活性のものが多い」
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和5年度 第2回・2024年2月実施)
令和5年度 第1回(2023年8月実施)
労働衛生一般
得点必須A暗記で解く
化学物質等の性状及び挙動に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)昇華性を有する化学物質は、環境空気中では気体及び固体粒子が共存していることがある。
- (2)ヒュームの一次粒子の粒径は、一般に、1 µm 以下である。
- (3)ミストは、空気中に浮遊する液体の微粒子で、粒径は、5 ~ 100 µm程度である。
- (4)気体の液体への溶解度は、一般に、液体の温度が高いほど大きい。
- (5)混合有機溶剤から出る蒸気の組成は、一般に、元の混合有機溶剤の組成とは異なる。
正答 (4)
気体の液体への溶解度は、一般に、液体の温度が低いほど大きくなります。「温度が高いほど大きい」とする選択肢4は誤りです。
令和5年度第2回でも、同じ論点が出題されています。
この問題は、試験本番では得点しなければならない問題です(学習の優先度:高)。
理由:下記の通り、論点「気体の液体への溶解度は、一般に、液体の温度が高いほど小さい。」(過去23回中9回出題)に当てはまる選択肢から、容易に正答を割り出すことができるからです。
原理から解く:気体の溶解度は温度が低いほど大きい(過去23回中9回出題)
この区分は、過去の全回の出題にもとづく目安です。
出題頻度
この科目の過去23回のうち、同じ内容が出題された回数です(同じ回に重複しても1回と数えます。頻度は、問われている論点(同じ事実のまとまり)の出題回数です)。
- (1)正しい記述:全23回中4回出題(出題確率17%)/同じ記述の出題:2回論点「昇華性を有する化学物質は、環境空気中では気体及び固体粒子として存在する」
- (2)正しい記述:全23回中5回出題(出題確率22%)/同じ記述の出題:9回論点「ヒュームの一次粒子の粒径は、一般に、1µm以下である。」
- (3)正しい記述頻出のおとり:全23回中3回出題(出題確率13%)/同じ記述の出題:1回論点「ミストは、空気中に浮遊している液体の微粒子で、形は球形をしている」原理「エアロゾルの種類と性質」:全23回中11回出題
- (4)誤った記述正答(出題頻度が高い):全23回中9回出題(出題確率39%)/同じ記述の出題:4回論点「気体の液体への溶解度は、一般に、液体の温度が高いほど小さい。」原理「気体の溶解度は温度が低いほど大きい」:全23回中9回出題
- (5)正しい記述頻出のおとり:全23回中6回出題(出題確率26%)論点「混合有機溶剤から出る蒸気の組成は、一般に、元の混合有機溶剤の組成とは異なる」
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和5年度 第1回・2023年8月実施)
平成30年度 第2回(2019年2月実施)
労働衛生一般
得点必須A暗記で解く
化学物質などの性状及び挙動に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)気体の液体への溶解度は、一般に、液体の温度が高いほど大きい。
- (2)空気中に浮遊する粉じんは、密度が同じであれば粒径が小さくなるほど、沈降速度は遅くなる。
- (3)有機溶剤の蒸気密度は、空気の密度より大きいため、低いところに滞留しやすい。
- (4)混合有機溶剤から出る蒸気の組成は、一般に、元の混合有機溶剤の組成と異なる。
- (5)環境空気中の有害物質濃度の分布は、時間的にも空間的にも対数正規型に近い。
正答 (1)
気体の液体への溶解度は、一般に、液体の温度が低いほど大きくなります。「温度が高いほど大きい」とする選択肢1は誤りです。
混合有機溶剤から出る蒸気の組成は、蒸気圧の高い成分ほど多くなるので、元の液体の組成とは異なります(選択肢4)。
この問題は、試験本番では得点しなければならない問題です(学習の優先度:高)。
理由:下記の通り、論点「気体の液体への溶解度は、一般に、液体の温度が高いほど小さい。」(過去23回中9回出題)に当てはまる選択肢から、容易に正答を割り出すことができるからです。
原理から解く:気体の溶解度は温度が低いほど大きい(過去23回中9回出題)
この区分は、過去の全回の出題にもとづく目安です。
出題頻度
この科目の過去23回のうち、同じ内容が出題された回数です(同じ回に重複しても1回と数えます。頻度は、問われている論点(同じ事実のまとまり)の出題回数です)。
- (1)誤った記述正答(出題頻度が高い):全23回中9回出題(出題確率39%)/同じ記述の出題:4回論点「気体の液体への溶解度は、一般に、液体の温度が高いほど小さい。」原理「気体の溶解度は温度が低いほど大きい」:全23回中9回出題
- (2)正しい記述頻出のおとり:全23回中10回出題(出題確率43%)/同じ記述の出題:7回論点「空気中に浮遊する粉じんは、粒径が同じであれば密度が小さいほど、沈降速度は遅くなる」原理「粒子の粒径と沈着する部位」:全23回中10回出題
- (3)正しい記述頻出のおとり:全23回中8回出題(出題確率35%)/同じ記述の出題:4回論点「有機溶剤の蒸気密度は、空気の密度より大きいため、低いところに滞留しやすい」原理「蒸気の密度(空気との重さの比較)と滞留」:全23回中13回出題
- (4)正しい記述頻出のおとり:全23回中6回出題(出題確率26%)論点「混合有機溶剤から出る蒸気の組成は、一般に、元の混合有機溶剤の組成とは異なる」
- (5)正しい記述頻出のおとり:全23回中8回出題(出題確率35%)/同じ記述の出題:3回論点「環境空気中の有害物質の濃度分布は、対数正規分布で近似できる。」
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(平成30年度 第2回・2019年2月実施)
平成28年度 第2回(2017年2月実施)
労働衛生一般
得点必須A暗記で解く
化学物質等の性状及び挙動に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)気体の液体への溶解度は、一般に、液体の温度が高いほど大きい。
- (2)混合有機溶剤から発生する蒸気の組成は、一般に、元の混合有機溶剤の組成とは異なる。
- (3)昇華性を有する化学物質は、作業環境空気中では気体及び固体粒子として存在する。
- (4)空気中に浮遊する粉じんは、密度が同じであれば粒径が小さくなるほど、沈降速度は遅くなる。
- (5)ヒュームの一次粒子の粒径は、一般に、1μm以下である。
正答 (1)
気体の液体への溶解度は、一般に、液体の温度が低いほど大きくなります。「温度が高いほど大きい」とする選択肢1は誤りです。
この問題は、試験本番では得点しなければならない問題です(学習の優先度:高)。
理由:下記の通り、論点「気体の液体への溶解度は、一般に、液体の温度が高いほど小さい。」(過去23回中9回出題)に当てはまる選択肢から、容易に正答を割り出すことができるからです。
原理から解く:気体の溶解度は温度が低いほど大きい(過去23回中9回出題)
この区分は、過去の全回の出題にもとづく目安です。
出題頻度
この科目の過去23回のうち、同じ内容が出題された回数です(同じ回に重複しても1回と数えます。頻度は、問われている論点(同じ事実のまとまり)の出題回数です)。
- (1)誤った記述正答(出題頻度が高い):全23回中9回出題(出題確率39%)/同じ記述の出題:4回論点「気体の液体への溶解度は、一般に、液体の温度が高いほど小さい。」原理「気体の溶解度は温度が低いほど大きい」:全23回中9回出題
- (2)正しい記述頻出のおとり:全23回中6回出題(出題確率26%)論点「混合有機溶剤から出る蒸気の組成は、一般に、元の混合有機溶剤の組成とは異なる」
- (3)正しい記述:全23回中4回出題(出題確率17%)/同じ記述の出題:2回論点「昇華性を有する化学物質は、環境空気中では気体及び固体粒子として存在する」
- (4)正しい記述頻出のおとり:全23回中10回出題(出題確率43%)/同じ記述の出題:7回論点「空気中に浮遊する粉じんは、粒径が同じであれば密度が小さいほど、沈降速度は遅くなる」原理「粒子の粒径と沈着する部位」:全23回中10回出題
- (5)正しい記述:全23回中4回出題(出題確率17%)/同じ記述の出題:9回論点「ヒュームの一次粒子の粒径は、一般に、1μm以下である。」
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(平成28年度 第2回・2017年2月実施)