作業環境測定士試験 過去問解説

エアロゾルの種類と性質

労働衛生一般・原理・過去23回中11回、関連する論点が出題

原理

ミストは液体の微粒子(粒径が大きめ)、ヒュームは気体が冷えて凝縮・凝固した固体の微粒子(一次粒子が1µm以下)、粉じんは固体を機械的に砕いてできた粒子。空気力学径は、密度1の球で、同じ沈降速度の粒子の径。

この原理で解ける論点は8個あります。丸暗記ではなく、理屈から答えを導けるようにしておくと、初見の選択肢にも対応できます。

この原理で解ける問題(2問)

令和2年度 第1回(2020年8月実施) 労働衛生一般 得点必須A原理で解く

問15

化学物質等の性状及び挙動に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

  1. (1)混合有機溶剤から蒸発する蒸気の組成比は、一般に、元の混合有機溶剤の組成比と異なる。
  2. (2)有機溶剤の蒸気密度は、空気の密度より大きいため、低いところに滞留しやすい。
  3. (3)空気中に浮遊する粉じんは、密度が同じであれば粒径が小さくなるほど、沈降速度は遅くなる。
  4. (4)鉛合金の研磨作業では、鉛は主にヒュームとして発生する。
  5. (5)液体の微細な粒子で空気中に浮遊しているものを、ミストという。

出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和2年度 第1回・2020年8月実施)

平成30年度 第1回(2018年8月実施) 労働衛生一般 得点必須A原理で解く

問15

化学物質などの性状及び挙動に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

  1. (1)昇華性を有する化学物質は、環境空気中では気体及び固体粒子が共存していることがある。
  2. (2)粒子状物質の沈降速度は、粒径の2乗に比例する。
  3. (3)臨界温度以下において、気体として存在するものを蒸気という。
  4. (4)鉛合金の研磨作業では、鉛は主にヒュームとして発生する。
  5. (5)ミストの粒径は、一般にヒュームの一次粒子の粒径よりも大きい。

出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(平成30年度 第1回・2018年8月実施)