作業環境測定士試験 過去問解説

粒子の粒径と沈着する部位

労働衛生一般・原理・過去23回中10回、関連する論点が出題

原理

粒径が大きい粒子は鼻腔や気管支で捕まり、粒径が小さい粒子ほど肺胞まで到達する(呼吸性粉じんは、おおむね数µm以下)。粒径が大きいほど、重力で沈降しやすい。

この原理で解ける論点は1個あります。丸暗記ではなく、理屈から答えを導けるようにしておくと、初見の選択肢にも対応できます。

この原理で解ける問題(2問)

令和元年度 第2回(2020年2月実施) 労働衛生一般 得点必須A暗記で解く

問15

化学物質等の性状及び挙動に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

  1. (1)空気中に浮遊する粉じんは、密度が同じであれば粒径が小さくなるほど、沈降速度は速くなる。
  2. (2)アセトンの極性は、キシレンの極性より大きい。
  3. (3)粒子状物質が経気道的に侵入した場合、空気力学相当径が 1~ 2 µm の大きさの粒子は肺胞に沈着しやすい。
  4. (4)メタノールは、脂溶性及び水溶性を共に有しており、トルエンは脂溶性は有しているが水溶性は有していない。
  5. (5)アーク溶接作業で発生するヒュームの主成分は、一般に、酸化鉄である。

出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和元年度 第2回・2020年2月実施)

平成29年度 第1回(2017年8月実施) 労働衛生一般 得点必須A暗記で解く

問15

化学物質等の性状及び挙動に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

  1. (1)沸点の低い有機溶剤は、常温で飽和蒸気圧が高く、蒸発速度も大きい傾向がある。
  2. (2)シンナーは、一般に、複数の有機溶剤を混合したもので、成分である有機溶剤の種類やその成分比は様々である。
  3. (3)ミストの粒径は、一般に、ヒュームの一次粒子の粒径より大きい。
  4. (4)空気中に浮遊する粉じんは、粒径が同じであれば、種類が異なっていてもその沈降速度は変わらない。
  5. (5)金属などの蒸気が、空気中で固体の微粒子となったものをヒュームという。

出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(平成29年度 第1回・2017年8月実施)