問15
化学物質等の性状及び挙動に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)沸点の低い有機溶剤は、常温で飽和蒸気圧が高く、蒸発速度も大きい傾向がある。
- (2)シンナーは、一般に、複数の有機溶剤を混合したもので、成分である有機溶剤の種類やその成分比は様々である。
- (3)ミストの粒径は、一般に、ヒュームの一次粒子の粒径より大きい。
- (4)空気中に浮遊する粉じんは、粒径が同じであれば、種類が異なっていてもその沈降速度は変わらない。
- (5)金属などの蒸気が、空気中で固体の微粒子となったものをヒュームという。
正答 (4)
粉じんの沈降速度は、粒径だけでなく、粒子の密度によっても変わります(密度が大きいほど速い)。「種類が異なっていても沈降速度は変わらない」とする選択肢4は誤りです。
粒径が同じでも密度が違えば沈み方が違うので、粒子の大きさを沈み方で表す空気力学相当径が使われます。
この問題のひっかけパターン:粒子の沈降速度
粒子の沈降速度は粒径と密度で決まり、粒径が同じでも種類(密度)が違えば変わる。
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(平成29年度 第1回・2017年8月実施)