問15
化学物質等の性状及び挙動に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)混合有機溶剤から蒸発する蒸気の組成比は、一般に、元の混合有機溶剤の組成比と異なる。
- (2)有機溶剤の蒸気密度は、空気の密度より大きいため、低いところに滞留しやすい。
- (3)空気中に浮遊する粉じんは、密度が同じであれば粒径が小さくなるほど、沈降速度は遅くなる。
- (4)鉛合金の研磨作業では、鉛は主にヒュームとして発生する。
- (5)液体の微細な粒子で空気中に浮遊しているものを、ミストという。
正答 (4)
鉛合金の研磨作業では、鉛は主に粉じんとして発生します。ヒュームは、鉛を溶かす作業などで鉛の蒸気が冷えて固まったものなので、選択肢4は誤りです。
「削る・砕く・磨く」なら粉じん、「溶かす・焼く」ならヒューム、と作業の種類で判断しましょう。
この問題で狙われた罠:粉じん・ヒュームの発生と粒径
研磨で出るのは粉じん、溶融・溶接で出るのがヒューム。ヒュームの一次粒子は1µm以下。
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和2年度 第1回・2020年8月実施)