沃化メチル
特定化学物質・物質別まとめ・過去12回中6回、問題に登場
測定方法(捕集法-分析法)
| 方法 | 捕集材など | 脱着・抽出 | 検出・装置 | 波長 | 参照 |
| 直接捕集法-ガスクロマトグラフ分析法 |
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p.342〜345 |
出典:『ガイドブック3 特定化学物質関係(金属類を除く)』の物質別各論。この物質の表の値は、ガイドブックの本文から機械的に拾ったもので、未確認です(抜けや誤りがあります)。ページ(参照)で、本文を確認してください。
この物質が登場した過去問(6問・6回)
令和8年度 第1回(2026年8月実施)
特定化学物質
失点やむなしD初見
体積2 Lの3個の容器に、アクリロニトリル(A)、酸化プロピレン(B)、ヨウ化メチル(C)をそれぞれ1 gずつ別々に入れて密封し20 ℃に保った。定常状態になったとき、各容器中のそれぞれの物質の分圧(PA、PB、PC)を大きい順に並べたものは下のうちどれか。
ただし、アクリロニトリル、酸化プロピレン、ヨウ化メチルの物性等は次の表のとおりとする。
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モル質量(g・mol⁻¹) |
20 ℃における飽和蒸気圧 |
| アクリロニトリル(A) |
53 |
15 kPa |
| 酸化プロピレン(B) |
58 |
59 kPa |
| ヨウ化メチル(C) |
142 |
54 kPa |
- (1)PA > PC > PB
- (2)PB > PA > PC
- (3)PB > PC > PA
- (4)PC > PA > PB
- (5)PC > PB > PA
正答 (2)
容器内に全量が蒸発したときの分圧を、P = nRT/V で求め、飽和蒸気圧と比べます。蒸発しきれない物質は、分圧が飽和蒸気圧になります。(20℃=293 K、V=2 L=0.002 m³、R=8.314 J/(mol・K))
- アクリロニトリル(A):n = 1/53 = 0.0189 mol、全量蒸発すると約23 kPa → 飽和蒸気圧15 kPaを超えるので、15 kPa
- 酸化プロピレン(B):n = 1/58 = 0.0172 mol、全量蒸発すると約21 kPa → 飽和蒸気圧59 kPa未満なので、約21 kPa
- ヨウ化メチル(C):n = 1/142 = 0.00704 mol、全量蒸発すると約8.6 kPa → 飽和蒸気圧54 kPa未満なので、約8.6 kPa
分圧の大きい順は B > A > C で、(2)です。
この問題は、失点しても仕方がない問題です(初見)。
理由:いずれも初見の選択肢であり、問題のテーマとしても頻出テーマではないからです。
この区分は、過去の全回の出題にもとづく目安です。
出題頻度
この科目の過去12回のうち、同じ内容が出題された回数です(同じ回に重複しても1回と数えます。頻度は、問われている論点(同じ事実のまとまり)の出題回数です)。
- (1)誤った記述初見:全12回中1回出題(出題確率8%)論点「PB>PA>PC」
- (2)正しい記述正答(初見):全12回中1回出題(出題確率8%)論点「PB>PA>PC」
- (3)誤った記述初見:全12回中1回出題(出題確率8%)論点「PB>PA>PC」
- (4)誤った記述初見:全12回中1回出題(出題確率8%)論点「PB>PA>PC」
- (5)誤った記述初見:全12回中1回出題(出題確率8%)論点「PB>PA>PC」
全量が蒸発したときの圧力を飽和蒸気圧と比べ、小さいほうをその物質の圧力とする。
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和8年度 第1回・2026年8月実施)
令和7年度 第1回(2025年8月実施)
特定化学物質
失点やむなしD初見
臭化メチル及びヨウ化メチルの1気圧における物性に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)両物質とも、アセトンによく溶ける。
- (2)両物質とも、気体の密度は空気の密度より大きい。
- (3)両物質とも、光に対して安定である。
- (4)臭化メチルの方が、ヨウ化メチルより常温(25 ℃)での蒸気圧が大きい。
- (5)ヨウ化メチルの方が、臭化メチルより融点が高い。
正答 (3)
臭化メチルとヨウ化メチルは、いずれもハロゲン化メチルで、アセトンによく溶けます。気体の密度は、どちらも空気より大きく、臭化メチルは沸点が低く(約4℃)、常温での蒸気圧はヨウ化メチル(沸点約42℃)より大きいです。融点は、ヨウ化メチルのほうが高いです。
ヨウ化メチルは、光(紫外線)で分解して、ヨウ素を遊離し、褐色になります。「両物質とも光に対して安定」とする選択肢3は誤りです。
(物性値は、一般的な化学便覧の概数です。)
細かい論点なので、深追いは禁物です。ヨウ化メチルが光で分解する、という点は、プロジェクトの教科書で記述を確認できておらず、一般的な知識による説明です。根拠の確認は後回しにしています。
この問題は、失点しても仕方がない問題です(初見)。
理由:いずれも初見の選択肢であり、問題のテーマとしても頻出テーマではないからです。
この区分は、過去の全回の出題にもとづく目安です。
出題頻度
この科目の過去12回のうち、同じ内容が出題された回数です(同じ回に重複しても1回と数えます。頻度は、問われている論点(同じ事実のまとまり)の出題回数です)。
- (1)正しい記述初見:全12回中1回出題(出題確率8%)論点「両物質とも、アセトンによく溶ける。」
- (2)正しい記述初見:全12回中1回出題(出題確率8%)/同じ記述の出題:2回論点「両物質とも、気体の密度は空気の密度より大きい。」
- (3)誤った記述正答(初見):全12回中1回出題(出題確率8%)論点「両物質とも、光に対して安定である。(誤りの記述)」
- (4)正しい記述頻出のおとり:全12回中2回出題(出題確率17%)論点「臭化メチルの方が、ヨウ化メチルより常温(25 ℃)での蒸気圧が大きい」原理「沸点・融点・蒸気圧の比較(分子間力)」:全12回中5回出題
- (5)正しい記述頻出のおとり:全12回中3回出題(出題確率25%)/同じ記述の出題:2回論点「臭化メチルの沸点は、水の融点より高い。」原理「沸点・融点・蒸気圧の比較(分子間力)」:全12回中5回出題
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和7年度 第1回・2025年8月実施)
令和3年度 第1回(2021年8月実施)
特定化学物質
失点やむなしD初見
環境空気中の測定対象物質の捕集法及び分析法に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)コールタールは、ろ過捕集法により捕集し、重量分析法により測定する。
- (2)ヨウ化メチルは、直接捕集法により捕集し、ガスクロマトグラフ分析法により測定する。
- (3)o-トリジンは、液体捕集法により捕集し、吸光光度分析法により測定する。
- (4)メチルイソブチルケトン(MIBK)は、ろ過捕集法により捕集し、吸光光度分析法により測定する。
- (5)ベンゾトリクロリドは、固体捕集法により捕集し、ガスクロマトグラフ分析法により測定する。
正答 (4)
メチルイソブチルケトン(MIBK)は、有機溶剤で、固体捕集法(活性炭管など)で捕集し、ガスクロマトグラフ分析法で測定します。「ろ過捕集法により捕集し、吸光光度分析法で測定する」とする選択肢4は誤りです。
コールタールは、ろ過捕集法と重量分析法、ヨウ化メチルは、直接捕集法とガスクロマトグラフ分析法、o-トリジンは、液体捕集法と吸光光度分析法、ベンゾトリクロリドは、固体捕集法とガスクロマトグラフ分析法で測定します。
(参考:『デザイン・サンプリングの実務(C・D測定編)』)
この問題は、失点しても仕方がない問題です(初見)。
理由:いずれも初見の選択肢であり、問題のテーマとしても頻出テーマではないからです。
この区分は、過去の全回の出題にもとづく目安です。
出題頻度
この科目の過去12回のうち、同じ内容が出題された回数です(同じ回に重複しても1回と数えます。頻度は、問われている論点(同じ事実のまとまり)の出題回数です)。
- (1)正しい記述初見:全12回中1回出題(出題確率8%)論点「コールタールは、ろ過捕集法により捕集し、重量分析法により測定する」
- (2)正しい記述:全12回中2回出題(出題確率17%)論点「ヨウ化メチルを、直接捕集法により捕集し、ガスクロマトグラフ分析法により測定する」
- (3)正しい記述:全12回中2回出題(出題確率17%)論点「o-トリジンを、液体捕集法により捕集し、吸光光度分析法により測定する」
- (4)誤った記述正答(初見):全12回中1回出題(出題確率8%)論点「メチルイソブチルケトン(MIBK)は、ろ過捕集法により捕集し、吸光光度分析法により測定する(誤りの記述)」
- (5)正しい記述:全12回中2回出題(出題確率17%)論点「ベンゾトリクロリドを、固体捕集法により捕集し、ガスクロマトグラフ分析法により測定する」
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和3年度 第1回・2021年8月実施)
令和2年度 第1回(2020年8月実施)
特定化学物質
得点必須Sトレンド
臭化メチル及びヨウ化メチルの1気圧における物性に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)両物質とも、エチルアルコールによく溶ける。
- (2)両物質とも、液体の密度は水の密度より大きい。
- (3)両物質とも、常温(25 ℃)では液体である。
- (4)臭化メチルの方が、ヨウ化メチルより常温(25 ℃)での蒸気圧が大きい。
- (5)ヨウ化メチルの方が、臭化メチルより融点が高い。
正答 (3)
臭化メチルは、沸点が約4℃なので、常温(25℃)では気体です。ヨウ化メチルは、沸点が約42℃で、常温では液体です。「両物質とも、常温では液体」とする選択肢3は誤りです。
両物質とも、エチルアルコールによく溶け、液体の密度は水より大きいです。臭化メチルのほうが、ヨウ化メチルより、蒸気圧が大きく、ヨウ化メチルのほうが、融点が高いです。(物性値は、一般的な化学便覧の概数です。)
同じ型の問題は、令和4年度第1回にも出題されています(出題実績)。
この問題は、試験本番では得点しなければならない問題です(学習の優先度:最高)。
理由:下記の通り、正答の選択肢の論点は、直近の回に集中して出題されています(トレンド)。通算の回数以上に、次も出やすいので、最優先で押さえるべきだからです。
原理から解く:沸点・融点・蒸気圧の比較(分子間力)(過去12回中5回出題)
この区分は、過去の全回の出題にもとづく目安です。
出題頻度
この科目の過去12回のうち、同じ内容が出題された回数です(同じ回に重複しても1回と数えます。頻度は、問われている論点(同じ事実のまとまり)の出題回数です)。
- (1)正しい記述初見:全12回中1回出題(出題確率8%)論点「両物質とも、エチルアルコールによく溶ける。」
- (2)正しい記述初見:全12回中1回出題(出題確率8%)/同じ記述の出題:2回論点「両物質とも、液体の密度は水の密度より大きい。」
- (3)誤った記述正答(直近のトレンド):全12回中2回出題(出題確率17%)論点「臭化メチルの方が、ヨウ化メチルより常温(25 ℃)での蒸気圧が大きい」原理「沸点・融点・蒸気圧の比較(分子間力)」:全12回中5回出題
- (4)正しい記述頻出のおとり:全12回中2回出題(出題確率17%)論点「臭化メチルの方が、ヨウ化メチルより常温(25 ℃)での蒸気圧が大きい」原理「沸点・融点・蒸気圧の比較(分子間力)」:全12回中5回出題
- (5)正しい記述頻出のおとり:全12回中3回出題(出題確率25%)/同じ記述の出題:2回論点「臭化メチルの沸点は、水の融点より高い。」原理「沸点・融点・蒸気圧の比較(分子間力)」:全12回中5回出題
エチレンオキシドの沸点は約10.7℃なので、25℃では気体です。エチレンイミンの沸点は約56℃で、25℃では液体です。
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和2年度 第1回・2020年8月実施)
平成28年度 第1回(2016年8月実施)
特定化学物質
何とか得点B物質の表で解く
環境空気中の測定対象物質の捕集法及び分析法に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)塩素化ビフェニル(PCB)を、液体捕集法により捕集し、ガスクロマトグラフ分析法により測定する。
- (2)ヨウ化メチルを、直接捕集法により捕集し、ガスクロマトグラフ分析法により測定する。
- (3)o-トリジンを、液体捕集法により捕集し、吸光光度分析法により測定する。
- (4)クロロメチルメチルエーテルを、ろ過捕集法により捕集し、吸光光度分析法により測定する。
- (5)ベンゾトリクロリドを、固体捕集法により捕集し、ガスクロマトグラフ分析法により測定する。
正答 (4)
クロロメチルメチルエーテルは、蒸気状の物質(沸点約59℃)なので、粒子を捕るろ過捕集法には向きません。固体捕集法や液体捕集法で捕集します。「ろ過捕集法により捕集し、吸光光度分析法により測定する」とする選択肢4は誤りです。
塩素化ビフェニル(PCB)は液体捕集法、ヨウ化メチルは直接捕集法、o-トリジンは液体捕集法、ベンゾトリクロリドは固体捕集法で捕集します。
(参考:『デザイン・サンプリングの実務(C・D測定編)』)
この問題は、何とか得点したい問題です(学習の優先度:中)。
理由:下記の通り、物質別の暗記リスト(ガイドブックの物質別各論の表)の物質「クロロメチルメチルエーテル」から、解けるからです。過去の出題が少なくても、表を押さえておけば、得点できます。
物質の表で解く:クロロメチルメチルエーテル(ガイドブックの物質別各論)
この区分は、過去の全回の出題にもとづく目安です。
出題頻度
この科目の過去12回のうち、同じ内容が出題された回数です(同じ回に重複しても1回と数えます。頻度は、問われている論点(同じ事実のまとまり)の出題回数です)。
- (1)正しい記述頻出のおとり:全12回中3回出題(出題確率25%)/同じ記述の出題:1回論点「塩素化ビフェニル(PCB)の捕集には、フロリジルを用いる。」
- (2)正しい記述:全12回中2回出題(出題確率17%)論点「ヨウ化メチルを、直接捕集法により捕集し、ガスクロマトグラフ分析法により測定する」
- (3)正しい記述:全12回中2回出題(出題確率17%)論点「o-トリジンを、液体捕集法により捕集し、吸光光度分析法により測定する」
- (4)誤った記述正答(物質の表で解ける):全12回中1回出題(出題確率8%)論点「クロロメチルメチルエーテルを、ろ過捕集法により捕集し、吸光光度分析法により測定する(誤りの記述)」
- (5)正しい記述:全12回中2回出題(出題確率17%)論点「ベンゾトリクロリドを、固体捕集法により捕集し、ガスクロマトグラフ分析法により測定する」
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(平成28年度 第1回・2016年8月実施)
平成27年度 第1回(2015年8月実施)
特定化学物質
失点やむなしD初見
体積2 Lの3個の真空の容器に、エチレンイミン(A)、シアン化水素(B)、ヨウ化メチル(C)をそれぞれ下表に示す質量ずつ別々に入れて密封して蒸発させた。定常状態になったときの各容器中のそれぞれの物質の気体の圧力(PA、PB、PC)を大きい順に並べたものは下のうちどれか。ただし、それぞれの物質のモル質量及び飽和蒸気圧は下表のとおりとし、温度は20℃とする。
|
容器に入れた質量(g) |
モル質量(g・mol⁻¹) |
20℃における飽和蒸気圧(kPa) |
| エチレンイミン(A) |
1.0 |
43 |
21 |
| シアン化水素(B) |
0.5 |
27 |
83 |
| ヨウ化メチル(C) |
2.0 |
142 |
50 |
- (1)PC>PB>PA
- (2)PA>PC>PB
- (3)PB>PA>PC
- (4)PC>PA>PB
- (5)PB>PC>PA
正答 (3)
各容器で、全量が蒸発したときの圧力を、P = nRT/V で求め、飽和蒸気圧と比べます(T=293 K、V=2 L=0.002 m³、R=8.31 J/(mol・K))。
- エチレンイミン(A):n = 1.0/43 = 0.0233 mol、全量蒸発すると約28 kPa → 飽和蒸気圧21 kPaを超えるので、P_A = 21 kPa
- シアン化水素(B):n = 0.5/27 = 0.0185 mol、全量蒸発すると約22.5 kPa → 飽和蒸気圧83 kPa未満なので、P_B ≒ 22.5 kPa
- ヨウ化メチル(C):n = 2.0/142 = 0.0141 mol、全量蒸発すると約17.1 kPa → 飽和蒸気圧50 kPa未満なので、P_C ≒ 17.1 kPa
圧力の大きい順は P_B > P_A > P_C で、(3)です。
この問題は、失点しても仕方がない問題です(初見)。
理由:この形式の問題(選択肢が物質名などの問題)は、過去の出題がなく、初見です。
この区分は、過去の全回の出題にもとづく目安です。
出題頻度
この科目の過去12回のうち、同じ内容が出題された回数です(同じ回に重複しても1回と数えます。頻度は、問われている論点(同じ事実のまとまり)の出題回数です)。
- この形式の問題(選択肢が物質名などの問題):全12回中1回出題(出題確率8%)
全量が蒸発したときの圧力を飽和蒸気圧と比べ、小さいほうをその物質の圧力とする。
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(平成27年度 第1回・2015年8月実施)