クロム酸およびその塩,重クロム酸
金属類・物質別まとめ・過去12回中7回、問題に登場
測定方法(捕集法-分析法)
| 方法 | 捕集材など | 脱着・抽出 | 検出・装置 | 波長 | 参照 |
| 液体捕集法-吸光光度分析法 |
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543nm |
p.102〜105 |
| 液体捕集法-原子吸光分析法 |
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吸光光度、原子吸光 |
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p.105〜107 |
| ろ過捕集法-原子吸光分析法 |
メンブランフィルター |
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吸光光度、原子吸光 |
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p.107〜110 |
| ろ過捕集法-誘導結合プラズマ原子発光分析法 |
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ICP-AES |
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p.110 |
| ろ過捕集法-誘導結合プラズマ質量分析法 |
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質量分析、ICP-MS |
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p.110〜111 |
出典:『ガイドブック4 金属類』の物質別各論。この物質の表の値は、ガイドブックの本文から機械的に拾ったもので、未確認です(抜けや誤りがあります)。ページ(参照)で、本文を確認してください。
この物質が登場した過去問(8問・7回)
令和8年度 第1回(2026年8月実施)
金属類
何とか得点B消去法で解く
吸光光度分析法による作業環境空気中の水溶性クロム酸及びその塩の分析に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)液体捕集の捕集液には、精製水を用いる。
- (2)発色剤としてジフェニルカルバジドのアセトン溶液を用いる。
- (3)捕集液に7%炭酸ナトリウム溶液を加え、アルカリ性とした後、ジフェニルカルバジドと反応させる。
- (4)クロム酸イオンにジフェニルカルバジドを反応させた溶液は、赤紫色を呈する。
- (5)鉄、バナジウム、モリブデン等が妨害元素になり得る。
正答 (3)
水溶性クロム酸(六価クロム)の吸光光度分析法の手順は、次のとおりです。
- 精製水を入れたミゼットインピンジャーで捕集します(選択肢1)。
- 試料液を酸性(硫酸)にして、ジフェニルカルバジドと反応させます。発色剤は、ジフェニルカルバジドのアセトン溶液です(選択肢2)。
- 反応した溶液は赤紫色になり、543 nm付近で吸光度を測ります(選択肢4)。
「7%炭酸ナトリウム溶液を加えてアルカリ性にする」操作は、この方法にはありません。選択肢3は誤りです。
(参考:『作業環境測定ガイドブック4 金属類 物質別各論』)
この問題は、何とか得点したい問題です(学習の優先度:中)。
理由:下記の通り、頻出のおとりパターンである選択肢を除外して、残り2つまで絞り込めるからです。2択になるので、2回に1回は得点できます。
この区分は、過去の全回の出題にもとづく目安です。
出題頻度
この科目の過去12回のうち、同じ内容が出題された回数です(同じ回に重複しても1回と数えます。頻度は、問われている論点(同じ事実のまとまり)の出題回数です)。
- (1)正しい記述頻出のおとり:全12回中6回出題(出題確率50%)/同じ記述の出題:1回論点「液体捕集の捕集液には、精製水を用いる。」
- (2)正しい記述頻出のおとり:全12回中3回出題(出題確率25%)/同じ記述の出題:1回論点「ジフェニルカルバジド溶液は、アセトンに溶解し調製する。」
- (3)誤った記述正答(初見):全12回中1回出題(出題確率8%)論点「捕集液に7%炭酸ナトリウム溶液を加え、アルカリ性とした後、ジフェニルカルバジドと反応させる(誤りの記述)」
- (4)正しい記述頻出のおとり:全12回中3回出題(出題確率25%)/同じ記述の出題:1回論点「ジフェニルカルバジドとクロムイオンとの錯体は、赤紫色である。」
- (5)正しい記述初見:全12回中1回出題(出題確率8%)論点「鉄、バナジウム、モリブデン等が妨害元素になり得る。」
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和8年度 第1回・2026年8月実施)
令和7年度 第1回(2025年8月実施)
金属類
得点必須A暗記で解く
原子吸光分析法によるクロム酸及びその塩の分析に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)液体捕集法では、精製水を入れたミゼットインピンジャーを使用する。
- (2)液体捕集法では、緩衝液に酢酸-酢酸ナトリウム溶液を使用する。
- (3)ろ過捕集法では、テフロンメンブランフィルターを使用する。
- (4)ろ過捕集法において、フィルター上に捕集したクロム酸及びその塩は、硝酸で抽出する。
- (5)分析には、酸化炎よりも多燃料炎を用いる方が測光感度は高い。
正答 (4)
水溶性のクロム酸のろ過捕集法―原子吸光分析法は、次のとおりです。
- テフロン製メンブランフィルターに捕集します(選択肢3)。
- 炭酸ナトリウム溶液で抽出し、357.87 nmの共鳴線の吸光度を測ります。「硝酸で抽出する」とする選択肢4は誤りです。
液体捕集法では、精製水を入れたミゼットインピンジャーを使います(選択肢1)。
(参考:『作業環境測定ガイドブック4 金属類 物質別各論』)
この問題は、試験本番では得点しなければならない問題です(学習の優先度:高)。
理由:下記の通り、論点「フィルター上に捕集したクロム酸及びその塩は、炭酸ナトリウム溶液を用いて抽出する」(過去12回中5回出題)に当てはまる選択肢から、容易に正答を割り出すことができるからです。
この区分は、過去の全回の出題にもとづく目安です。
出題頻度
この科目の過去12回のうち、同じ内容が出題された回数です(同じ回に重複しても1回と数えます。頻度は、問われている論点(同じ事実のまとまり)の出題回数です)。
- (1)正しい記述頻出のおとり:全12回中6回出題(出題確率50%)/同じ記述の出題:1回論点「液体捕集の捕集液には、精製水を用いる。」
- (2)正しい記述頻出のおとり:全12回中7回出題(出題確率58%)/同じ記述の出題:1回論点「酢酸ナトリウムは、pHの緩衝剤として用いる。」原理「緩衝剤・マスキング剤・還元剤」:全12回中11回出題
- (3)正しい記述初見:全12回中1回出題(出題確率8%)論点「ろ過捕集法では、テフロンメンブランフィルターを使用する。」
- (4)誤った記述正答(出題頻度が高い):全12回中5回出題(出題確率42%)/同じ記述の出題:2回論点「フィルター上に捕集したクロム酸及びその塩は、炭酸ナトリウム溶液を用いて抽出する」
- (5)正しい記述初見:全12回中1回出題(出題確率8%)論点「分析には、酸化炎よりも多燃料炎を用いる方が測光感度は高い。」
水溶性のクロム酸のろ過捕集法―原子吸光分析法は、次のとおりです。
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和7年度 第1回・2025年8月実施)
令和5年度 第1回(2023年8月実施)
金属類
失点やむなしD初見
ろ過捕集法-原子吸光分析法によるクロム酸及びその塩の分析に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)試料の捕集には、混合セルローズエステルメンブランフィルターを用いる。
- (2)フィルター上に捕集したクロム酸及びその塩は、炭酸ナトリウム溶液を用いて抽出する。
- (3)クロム酸抽出後の試料液のろ過には、混合セルローズエステルメンブランフィルターを用いる。
- (4)最終試料液は、精製水で調製する。
- (5)バーナーを点火した後、抽出に用いた溶液を噴霧しながら、青白い酸化炎が得られるよう燃料ガス及び助燃ガスの流量を調整する。
正答 (1)
水溶性クロム酸のろ過捕集法―原子吸光分析法では、試料の捕集に、テフロン製メンブランフィルターを使います。「混合セルローズエステルメンブランフィルターを用いる」とする選択肢1は誤りです。
フィルター上のクロム酸は、炭酸ナトリウム溶液で抽出します。抽出後の試料液のろ過には、混合セルローズエステルメンブランフィルターを使い、最終試料液は精製水で調製します。バーナーを点火して、青白い酸化炎が得られるよう、燃料ガスと助燃ガスの流量を調整します。
(参考:『作業環境測定ガイドブック4 金属類 物質別各論』)
この問題は、失点しても仕方がない問題です(初見)。
理由:いずれも初見の選択肢であり、問題のテーマとしても頻出テーマではないからです。
この区分は、過去の全回の出題にもとづく目安です。
出題頻度
この科目の過去12回のうち、同じ内容が出題された回数です(同じ回に重複しても1回と数えます。頻度は、問われている論点(同じ事実のまとまり)の出題回数です)。
- (1)誤った記述正答(初見):全12回中1回出題(出題確率8%)/同じ記述の出題:2回論点「クロム酸抽出後の試料液のろ過には、混合セルローズエステルメンブランフィルターを用いる」
- (2)正しい記述頻出のおとり:全12回中5回出題(出題確率42%)/同じ記述の出題:3回論点「フィルター上に捕集したクロム酸及びその塩は、炭酸ナトリウム溶液を用いて抽出する」
- (3)正しい記述初見:全12回中1回出題(出題確率8%)論点「クロム酸抽出後の試料液のろ過には、混合セルローズエステルメンブランフィルターを用いる」
- (4)正しい記述初見:全12回中1回出題(出題確率8%)論点「最終試料液は、精製水で調製する。」
- (5)正しい記述:全12回中2回出題(出題確率17%)論点「バーナーを点火した後、抽出に用いた溶液を噴霧しながら、青白い酸化炎が得られるよう燃料ガス及び助燃ガスの流量を調整する」
マンガンの測定では、試料は、グラスファイバーフィルターに捕集し、混酸で処理して試料液にします。
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和5年度 第1回・2023年8月実施)
令和4年度 第1回(2022年8月実施)
金属類
何とか得点B消去法で解く
原子吸光分析法によるクロム酸及びその塩の分析に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)試料の捕集には、液体捕集法又はろ過捕集法を用いる。
- (2)ろ過捕集法を用いる場合は、混合セルロースメンブランフィルターをろ過材に使用する。
- (3)クロム(Ⅵ)の標準液は、二クロム酸カリウムを精製水に溶かして調製することができる。
- (4)フィルター上に捕集したクロム酸及びその塩は、炭酸ナトリウム溶液を用いて抽出する。
- (5)液体捕集法での捕集液中のクロム(Ⅵ)は、APDC錯体とした後、MIBKに抽出する。
正答 (2)
クロム酸のろ過捕集法では、テフロン製メンブランフィルターを使います。「混合セルロースメンブランフィルターをろ過材に使用する」とする選択肢2は誤りです。
捕集は、液体捕集法またはろ過捕集法で行います。クロム(Ⅵ)の標準液は、二クロム酸カリウムを精製水に溶かして調製できます。フィルター上のクロム酸は、炭酸ナトリウム溶液で抽出します。
(参考:『作業環境測定ガイドブック4 金属類 物質別各論』)
この問題は、何とか得点したい問題です(学習の優先度:中)。
理由:下記の通り、頻出のおとりパターンである選択肢をすべて除外して、正答を割り出すことができるからです。
この区分は、過去の全回の出題にもとづく目安です。
出題頻度
この科目の過去12回のうち、同じ内容が出題された回数です(同じ回に重複しても1回と数えます。頻度は、問われている論点(同じ事実のまとまり)の出題回数です)。
- (1)正しい記述頻出のおとり:全12回中3回出題(出題確率25%)/同じ記述の出題:2回論点「捕集は、液体捕集法又はろ過捕集法による。」
- (2)誤った記述正答(初見):全12回中2回出題(出題確率17%)/同じ記述の出題:1回論点「試料の捕集には、混合セルロースメンブランフィルターを用いる。(誤りの記述)」
- (3)正しい記述頻出のおとり:全12回中8回出題(出題確率67%)/同じ記述の出題:2回論点「標準液の調製には、二クロム酸カリウム又はクロム酸カリウムを使用する」
- (4)正しい記述頻出のおとり:全12回中5回出題(出題確率42%)/同じ記述の出題:3回論点「フィルター上に捕集したクロム酸及びその塩は、炭酸ナトリウム溶液を用いて抽出する」
- (5)正しい記述頻出のおとり:全12回中3回出題(出題確率25%)/同じ記述の出題:2回論点「捕集液中のクロム(Ⅵ)は、APDC錯体としてMIBKに抽出する。」
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和4年度 第1回・2022年8月実施)
令和元年度 第1回(2019年8月実施)
金属類
余裕があれば得点C暗記で解く
作業環境空気中の測定対象金属及びその塩の捕集及び前処理に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)カドミウムの捕集には、ろ過捕集法を用いる。
- (2)クロム酸塩の捕集には、液体捕集法を用いることができる。
- (3)水銀の捕集には、固体捕集法を用いることができる。
- (4)ろ過捕集後の金属の溶出は全て酸による。
- (5)ろ過捕集法においては、フィルターの空試験が必要である。
正答 (4)
ろ過捕集した金属の溶出は、すべて酸によるわけではありません。たとえば、クロム酸は、炭酸ナトリウム溶液で抽出します。「ろ過捕集後の金属の溶出は全て酸による」とする選択肢4は誤りです。
カドミウムの捕集には、ろ過捕集法を使います。クロム酸塩の捕集には、液体捕集法も使えます。水銀の捕集には、固体捕集法を使えます。ろ過捕集法では、フィルターの空試験が必要です。
(参考:『作業環境測定ガイドブック4 金属類 物質別各論』)
この問題は、余裕があれば得点したい問題です(学習の優先度:低。過去に1回だけ出題)。
理由:正答の選択肢の論点は、過去に1回だけ出題されています。頻出ではありませんが、既出なので、余裕があれば押さえておくと得点できるからです。
この区分は、過去の全回の出題にもとづく目安です。
出題頻度
この科目の過去12回のうち、同じ内容が出題された回数です(同じ回に重複しても1回と数えます。頻度は、問われている論点(同じ事実のまとまり)の出題回数です)。
- (1)正しい記述:全12回中2回出題(出題確率17%)/同じ記述の出題:1回論点「カドミウムの捕集には、ろ過捕集法を用いる。」
- (2)正しい記述初見:全12回中1回出題(出題確率8%)論点「クロム酸塩の捕集には、液体捕集法を用いることができる。」
- (3)正しい記述初見:全12回中1回出題(出題確率8%)論点「水銀の捕集には、固体捕集法を用いることができる。」
- (4)誤った記述正答(過去に1回出題):全12回中2回出題(出題確率17%)/同じ記述の出題:1回論点「ろ過捕集後の金属の溶出には、アルカリを用いる場合がある。」
- (5)正しい記述:全12回中2回出題(出題確率17%)論点「ろ過捕集法においては、フィルターの空試験が必要である。」
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和元年度 第1回・2019年8月実施)
令和元年度 第1回(2019年8月実施)
金属類
何とか得点B消去法で解く
ジフェニルカルバジドを用いる吸光光度分析法によるクロム酸及びその塩の分析に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)標準液は、二クロム酸カリウム又はクロム酸カリウムを精製水に溶かして調製する。
- (2)赤紫色の発色反応生成物を 543 nm の波長で測定する。
- (3)発色反応生成物は不安定なので、発色後、直ちに測定する。
- (4)試料液の硫酸濃度は 0.025 ~ 0.1 mol・L⁻¹ がよい。
- (5)ジフェニルカルバジドは、バナジウムとも反応し発色する。
正答 (3)
クロム(Ⅵ)とジフェニルカルバジドの反応で生成する赤紫色の発色生成物は、一定時間、安定です。「発色生成物は不安定なので、発色後、直ちに測定する」とする選択肢3は誤りです。
標準液は、二クロム酸カリウムまたはクロム酸カリウムを精製水に溶かして調製します。赤紫色の発色生成物は、543 nmの波長で測定します。試料液の硫酸濃度は、0.025〜0.1 mol/Lがよいです。ジフェニルカルバジドは、バナジウムとも反応して発色します。
(参考:『作業環境測定ガイドブック4 金属類 物質別各論』)
細かい論点なので、深追いは禁物です。クロム(Ⅵ)とジフェニルカルバジドの発色生成物が、一定時間、安定である、という点は、ガイドブック4で確認できておらず、一般的な知識による説明です。根拠の確認は後回しにしています。
この問題は、何とか得点したい問題です(学習の優先度:中)。
理由:下記の通り、頻出のおとりパターンである選択肢をすべて除外して、正答を割り出すことができるからです。
この区分は、過去の全回の出題にもとづく目安です。
出題頻度
この科目の過去12回のうち、同じ内容が出題された回数です(同じ回に重複しても1回と数えます。頻度は、問われている論点(同じ事実のまとまり)の出題回数です)。
- (1)正しい記述頻出のおとり:全12回中8回出題(出題確率67%)/同じ記述の出題:5回論点「標準液の調製には、二クロム酸カリウム又はクロム酸カリウムを使用する」
- (2)正しい記述頻出のおとり:全12回中5回出題(出題確率42%)/同じ記述の出題:1回論点「クロム(Ⅵ)をジフェニルカルバジドと反応させ、赤紫色に着色した液を543 nmの波長で測定する」
- (3)誤った記述正答(初見):全12回中1回出題(出題確率8%)論点「発色反応生成物は不安定なので、発色後、直ちに測定する。(誤りの記述)」
- (4)正しい記述頻出のおとり:全12回中4回出題(出題確率33%)論点「試料液の硫酸濃度は0.025~0.1mol/Lがよい。」
- (5)正しい記述頻出のおとり:全12回中7回出題(出題確率58%)/同じ記述の出題:4回論点「ジフェニルカルバジドは、バナジウムとも反応し発色する。」
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和元年度 第1回・2019年8月実施)
平成28年度 第1回(2016年8月実施)
金属類
得点必須A暗記で解く
原子吸光分析法によるクロム酸及びその塩の分析に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)捕集は、液体捕集法又はろ過捕集法による。
- (2)捕集液中のクロム(Ⅵ)は、APDC錯体としてMIBKに抽出する。
- (3)フィルター上に捕集したクロム酸及びその塩は、硝酸で抽出する。
- (4)原子化には、空気-アセチレンフレームが用いられる。
- (5)クロム(Ⅵ)の標準液は、クロム酸カリウム又は二クロム酸カリウムを精製水に溶かして調製する。
正答 (3)
クロム酸のろ過捕集法では、フィルター上に捕集したクロム酸およびその塩を、炭酸ナトリウム溶液で抽出します。「硝酸で抽出する」とする選択肢3は誤りです。
捕集は、液体捕集法またはろ過捕集法で行います。捕集液中のクロム(Ⅵ)は、APDC錯体としてMIBKに抽出します。原子化には、空気-アセチレンフレームを使います。クロム(Ⅵ)の標準液は、クロム酸カリウムまたは二クロム酸カリウムを精製水に溶かして調製します。
(参考:『作業環境測定ガイドブック4 金属類 物質別各論』)
この問題は、試験本番では得点しなければならない問題です(学習の優先度:高)。
理由:下記の通り、論点「フィルター上に捕集したクロム酸及びその塩は、炭酸ナトリウム溶液を用いて抽出する」(過去12回中5回出題)に当てはまる選択肢から、容易に正答を割り出すことができるからです。
この区分は、過去の全回の出題にもとづく目安です。
出題頻度
この科目の過去12回のうち、同じ内容が出題された回数です(同じ回に重複しても1回と数えます。頻度は、問われている論点(同じ事実のまとまり)の出題回数です)。
- (1)正しい記述頻出のおとり:全12回中3回出題(出題確率25%)/同じ記述の出題:1回論点「捕集は、液体捕集法又はろ過捕集法による。」
- (2)正しい記述頻出のおとり:全12回中3回出題(出題確率25%)/同じ記述の出題:1回論点「捕集液中のクロム(Ⅵ)は、APDC錯体としてMIBKに抽出する。」
- (3)誤った記述正答(出題頻度が高い):全12回中5回出題(出題確率42%)/同じ記述の出題:2回論点「フィルター上に捕集したクロム酸及びその塩は、炭酸ナトリウム溶液を用いて抽出する」
- (4)正しい記述頻出のおとり:全12回中9回出題(出題確率75%)/同じ記述の出題:2回論点「原子化には、アセチレン-空気炎を用いる。」原理「フレームの種類と原子化」:全12回中11回出題
- (5)正しい記述頻出のおとり:全12回中8回出題(出題確率67%)/同じ記述の出題:6回論点「標準液の調製には、二クロム酸カリウム又はクロム酸カリウムを使用する」
水溶性のクロム酸のろ過捕集法―原子吸光分析法は、次のとおりです。
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(平成28年度 第1回・2016年8月実施)
平成27年度 第1回(2015年8月実施)
金属類
何とか得点B消去法で解く
原子吸光分析法によるクロム酸及びその塩の分析に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)試料の捕集には、液体捕集法又はろ過捕集法を用いる。
- (2)クロム(Ⅵ)の標準液は、二クロム酸カリウムを精製水に溶かして調製する。
- (3)フィルター上に捕集したクロム酸及びその塩は、炭酸ナトリウム溶液を用いて抽出する。
- (4)液体捕集法での捕集液体中のクロム(Ⅵ)は、APDC錯体とした後、MIBKに抽出する。
- (5)測定感度は、酸化炎よりも多燃料炎の方が高く、共存するニッケル、マグネシウムなどの干渉も抑制できる。
正答 (5)
クロム酸およびその塩の原子吸光分析法では、フレームは、酸化炎(青白い炎)で測定します。「測定感度は、酸化炎よりも多燃料炎のほうが高く、共存するニッケル、マグネシウムなどの干渉も抑制できる」とする選択肢5は、炎の条件についての記述が誤りです。
捕集には、液体捕集法またはろ過捕集法を使います。クロム(Ⅵ)の標準液は、二クロム酸カリウムを精製水に溶かして調製します。フィルター上のクロム酸およびその塩は、炭酸ナトリウム溶液で抽出します。液体捕集法の捕集液中のクロム(Ⅵ)は、APDC錯体にして、MIBKに抽出します。
(参考:『作業環境測定ガイドブック4 金属類 物質別各論』)
細かい論点なので、深追いは禁物です。クロム酸の原子吸光分析法で、酸化炎を使う、という点は、ガイドブック4で、炎の条件の比較までは確認できておらず、他の問題での用例にもとづく説明です。根拠の確認は後回しにしています。
この問題は、何とか得点したい問題です(学習の優先度:中)。
理由:下記の通り、頻出のおとりパターンである選択肢をすべて除外して、正答を割り出すことができるからです。
この区分は、過去の全回の出題にもとづく目安です。
出題頻度
この科目の過去12回のうち、同じ内容が出題された回数です(同じ回に重複しても1回と数えます。頻度は、問われている論点(同じ事実のまとまり)の出題回数です)。
- (1)正しい記述頻出のおとり:全12回中3回出題(出題確率25%)/同じ記述の出題:2回論点「捕集は、液体捕集法又はろ過捕集法による。」
- (2)正しい記述頻出のおとり:全12回中8回出題(出題確率67%)/同じ記述の出題:3回論点「標準液の調製には、二クロム酸カリウム又はクロム酸カリウムを使用する」
- (3)正しい記述頻出のおとり:全12回中5回出題(出題確率42%)/同じ記述の出題:3回論点「フィルター上に捕集したクロム酸及びその塩は、炭酸ナトリウム溶液を用いて抽出する」
- (4)正しい記述頻出のおとり:全12回中3回出題(出題確率25%)/同じ記述の出題:2回論点「捕集液中のクロム(Ⅵ)は、APDC錯体としてMIBKに抽出する。」
- (5)誤った記述正答(初見):全12回中1回出題(出題確率8%)論点「測定感度は、酸化炎よりも多燃料炎の方が高く、共存するニッケル、マグネシウムなどの干渉も抑制できる(誤りの記述)」
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(平成27年度 第1回・2015年8月実施)