問13
原子吸光分析法によるクロム酸及びその塩の分析に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)液体捕集法では、精製水を入れたミゼットインピンジャーを使用する。
- (2)液体捕集法では、緩衝液に酢酸-酢酸ナトリウム溶液を使用する。
- (3)ろ過捕集法では、テフロンメンブランフィルターを使用する。
- (4)ろ過捕集法において、フィルター上に捕集したクロム酸及びその塩は、硝酸で抽出する。
- (5)分析には、酸化炎よりも多燃料炎を用いる方が測光感度は高い。
正答 (4)
水溶性のクロム酸のろ過捕集法―原子吸光分析法は、次のとおりです。
- テフロン製メンブランフィルターに捕集します(選択肢3)。
- 炭酸ナトリウム溶液で抽出し、357.87 nmの共鳴線の吸光度を測ります。「硝酸で抽出する」とする選択肢4は誤りです。
液体捕集法では、精製水を入れたミゼットインピンジャーを使います(選択肢1)。
(参考:『作業環境測定ガイドブック4 金属類 物質別各論』)
この問題は、何とか得点したい問題です(学習の優先度:中)。
理由:下記の通り、正答の選択肢が、過去に複数回出題されており、押さえておけば、正答を割り出せるからです。
この区分は、過去の全回の出題にもとづく目安です。
出題頻度
この科目の過去12回のうち、同じ内容が出題された回数です(同じ回に重複しても1回と数えます。「似た記述」は、言い回しが違うが、論点が近いものです。実際の頻度は、これらの間にあることが多いです)。
- (1)正しい記述初見:全12回中1回出題(出題確率8%)
- (2)正しい記述初見:全12回中1回出題(出題確率8%)
- (3)正しい記述初見:全12回中1回出題(出題確率8%)
- (4)誤った記述正答(過去に複数回出題):全12回中2回出題(出題確率17%)
- (5)正しい記述初見:全12回中1回出題(出題確率8%)
この問題のひっかけパターン:クロム酸のろ過捕集試料は炭酸ナトリウム溶液で抽出する
水溶性のクロム酸のろ過捕集法―原子吸光分析法は、次のとおりです。
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和7年度 第1回・2025年8月実施)