問14
電気加熱式原子吸光分析法による作業環境空気中のマンガンの分析に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)試料の捕集装置には、吸入性粉じんを捕集する分粒装置を取り付ける。
- (2)試料の捕集には、混合セルロースメンブランフィルターを用いる。
- (3)検量線用の標準液は、濃度保証値を有する市販の標準液を 5 % 硝酸で希釈し調製する。
- (4)抽出に使用する酸は、有害金属測定用又は精密分析用以上の純度を有するものを使用する。
- (5)原子化は、2,300 ℃ 付近で行う。
正答 (2)
マンガンの測定では、試料は、グラスファイバーフィルターに捕集し、混酸で処理して試料液にします。「混合セルロースメンブランフィルターを用いる」とする選択肢2は誤りです。
吸入性粉じんを測る場合は、分粒装置を取り付けます。抽出に使う酸は、有害金属測定用または精密分析用以上の純度のものを使います。
(参考:『作業環境測定ガイドブック4 金属類 物質別各論』)
この問題は、何とか得点したい問題です(学習の優先度:中)。
理由:下記の通り、正答の選択肢が、過去に複数回出題されており、押さえておけば、正答を割り出せるからです。
この区分は、過去の全回の出題にもとづく目安です。
出題頻度
この科目の過去12回のうち、同じ内容が出題された回数です(同じ回に重複しても1回と数えます。「似た記述」は、言い回しが違うが、論点が近いものです。実際の頻度は、これらの間にあることが多いです)。
- (1)正しい記述初見:全12回中1回出題(出題確率8%)
- (2)誤った記述正答(過去に複数回出題):全12回中2回出題(出題確率17%)
- (3)正しい記述初見:全12回中1回出題(出題確率8%)
- (4)正しい記述初見:全12回中1回出題(出題確率8%)
- (5)正しい記述初見:全12回中1回出題(出題確率8%)
この問題のひっかけパターン:マンガンの捕集はガラス繊維ろ紙(混合セルロースエステルではない)
マンガンの測定では、試料は、グラスファイバーフィルターに捕集し、混酸で処理して試料液にします。
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和6年度 第1回・2024年8月実施)