問18
防毒マスクに関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)物質のばく露限界濃度にかかわらず、臭気を感知するかどうかという人の知覚の有無を、吸収缶の交換時期の判断基準としてはならない。
- (2)シアン化水素用防毒マスクの吸収缶の色は、青色である。
- (3)亜硫酸ガス用防毒マスクには、厚生労働大臣の規格が定められている。
- (4)一酸化炭素用防毒マスクは、ホプカライトを使用し、触媒作用により一酸化炭素を無害化している。
- (5)有機ガス用防毒マスクの吸収缶の色は黒色であり、一酸化炭素用防毒マスクの吸収缶の色は赤色である。
正答 (1)
防毒マスクの吸収缶の交換時期の判断に、臭気を感知したかどうかを使うことは、一般には適切ではありませんが、ばく露限界濃度が臭気の閾値よりも十分高い物質などでは、補助的な目安として使える場合があります。「物質のばく露限界濃度にかかわらず」一律に判断基準にしてはならないとする選択肢1は誤りです。
吸収缶の交換は、破過曲線図や使用時間の記録などから判断するのが基本です。
現在、管理者にて確認中臭気による吸収缶の交換時期の判断について、「ばく露限界濃度が臭気の閾値より十分高い物質などでは補助的な目安になる場合がある」と説明しています。確認中です。
この問題で狙われた罠:防毒マスクの選択と使用
隔離式の方が直結式より高濃度まで使える。しめひもはヘルメットの上からではなく下に。粉じんが混在するときは防じん機能付き吸収缶を使う。複数のガスにはそれぞれに有効な吸収缶を使う。
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和3年度 第1回・2021年8月実施)