問8
金属による健康障害に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)カドミウムは、主として腎臓皮質に蓄積し、腎障害を起こす。
- (2)ベリリウムの慢性中毒としては、肺に肉芽腫を生じる慢性ベリリウム肺がある。
- (3)金属水銀中毒では、感情不安定、幻覚などの精神障害、手指の震えなどがみられる。
- (4)鉛中毒では、貧血、末梢神経障害、腹部の疝痛などがみられる。
- (5)マンガン中毒では、甲状腺障害、門歯や犬歯の黄色環などがみられる。
正答 (5)
マンガン中毒の特徴は、パーキンソン病に似た神経症状(筋のこわばり、歩行困難、発語障害など)です。門歯や犬歯の黄色環はカドミウム中毒の特徴なので、選択肢5は誤りです。
この問題のひっかけパターン:金属ごとの健康障害の取り違え
カドミウム-腎障害・肺気腫、クロム酸-鼻中隔穿孔、6価クロムが3価より強毒。天然のコバルトは放射性ではない。
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(平成29年度 第1回・2017年8月実施)