問12
次の銀化合物それぞれ1gを25℃の水1Lに入れた場合、水に溶けた銀イオン濃度が最も高くなるものはどれか。ただし、括弧内の値は25℃における溶解度積を示す。
- (1)AgCN(8×10⁻¹⁷mol²·L⁻²)
- (2)AgBr(4×10⁻¹³mol²·L⁻²)
- (3)AgI(1×10⁻¹⁶mol²·L⁻²)
- (4)AgSCN(1×10⁻¹²mol²·L⁻²)
- (5)AgOH(2×10⁻⁸mol²·L⁻²)
正答 (5)
いずれも1:1で電離する塩なので、飽和溶液の銀イオン濃度は溶解度積の平方根になります。溶解度積が最も大きい AgOH(2 × 10⁻⁸)の銀イオン濃度が最も高く、約 1.4 × 10⁻⁴ mol/L です。よって答えは(5)です。
この問題のひっかけパターン:溶解度積
溶解度積は温度だけで決まり、イオン濃度では変わらない。
なぜ?
共通イオンで変わるのは溶解度であって、溶解度積ではない。
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(平成29年度 第1回・2017年8月実施)