問9
有機溶剤の性質及びそれによる健康障害に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)有機溶剤の蒸気は空気より軽いので、蒸発しやすく、かつ拡散しやすい。
- (2)有機溶剤は一般に可燃性であるが、ハロゲン化炭化水素の中には難燃性のものがある。
- (3)有機溶剤による皮膚又は粘膜の障害としては、皮膚の角化、結膜炎などがある。
- (4)二硫化炭素の高濃度ばく露では、精神障害を生じる。
- (5)n-ヘキサンによる健康障害として顕著なものは、末梢神経障害(多発性神経炎)である。
正答 (1)
有機溶剤の蒸気は、ほとんどが空気より重いので、低いところに滞留しやすくなります。「空気より軽い」とする選択肢1は誤りです。
この問題のひっかけパターン:蒸気密度・液体の密度
蒸気密度は分子量÷29で比べ、多くの有機溶剤の蒸気は空気より重い。液体の密度はトルエンは水より小さく、塩素系の溶剤は大きいものが多い。
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(平成28年度 第2回・2017年2月実施)