問15
化学物質等の性状及び挙動に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)臨界温度以下において、気体として存在するものを蒸気という。
- (2)アセトンは水に溶ける有機溶剤であり、トルエンは水に難溶性の有機溶剤である。
- (3)空気中に浮遊する粉じんは、密度が同じであれば粒径が小さくなるほど、沈降速度は遅くなる。
- (4)有機溶剤の蒸気は、空気より軽いので蒸発して発散しやすい。
- (5)環境空気中の有害物質濃度の分布は、時間的にも空間的にも対数正規型の分布に近い。
正答 (4)
有機溶剤の蒸気は、ほとんどが空気より重いので、低いところに滞留しやすくなります。「空気より軽い」とする選択肢4は誤りです。
この問題のひっかけパターン:蒸気密度・液体の密度
蒸気密度は分子量÷29で比べ、多くの有機溶剤の蒸気は空気より重い。液体の密度はトルエンは水より小さく、塩素系の溶剤は大きいものが多い。
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(平成28年度 第1回・2016年8月実施)