流量計の原理と校正
鉱物性粉じん・原理・過去12回中12回、関連する論点が出題
原理
面積式流量計は、浮子とテーパー管の間隙の面積が流量に比例し、使用条件で、校正する。絞り式は、圧力差が流量と関係する。石けん膜流量計・湿式ガスメーターは、基準として使う。
この原理で解ける論点は7個あります。丸暗記ではなく、理屈から答えを導けるようにしておくと、初見の選択肢にも対応できます。
この原理で解ける問題(6問)
令和7年度 第1回(2025年8月実施)
鉱物性粉じん
得点必須S原理で解く
粉じんのろ過捕集で用いられる流量計に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)面積式流量計は、テーパー管と管内の浮子(フロート)との間隙の面積と、そこを流れる試料空気の体積流量が比例することを利用した流量計である。
- (2)ローボリウムエアサンプラーに用いる流量計の校正に用いる湿式ガスメーターは、押し込み方式では使用しない。
- (3)絞り式流量計は、管内の絞り部分の上流側と下流側の圧力差が流量の二乗に比例することを利用した流量計である。
- (4)絞り式流量計には、差圧を発生させる絞りとして、管路中にオリフィス板やベンチュリー管が設けられているものがある。
- (5)20 L・min⁻¹ の流量で空気(25 ℃)を吸引する場合において、捕集装置の圧力損失が 25 kPa のとき、組み込まれた面積式流量計の指示値は約23 L・min⁻¹となる。
正答 (2)
ローボリウムエアサンプラーの流量計を較正するときに使う湿式ガスメーターは、元来、押し込み方式で使用するように作られているので、押し込み方式で使います(使用にあたっては注意が必要です)。「押し込み方式では使用しない」とする選択肢2は誤りです。
面積式流量計は、テーパー管と浮子の間隙の面積と、流れる空気の体積流量が比例することを利用します。絞り式流量計は、オリフィス板やベンチュリー管を管路中に置き、上流と下流の圧力差が流量の関係を示すことを利用します。
(参考:『作業環境測定ガイドブック1[鉱物性粉じん・石綿・RCF]の測定の実務』(旧版))
この問題は、試験本番では得点しなければならない問題です(学習の優先度:最高)。
理由:下記の通り、原理「流量計の原理と校正」(過去12回中12回出題)を理解していれば、論点そのものを暗記していなくても、解けるからです。
原理から解く:流量計の原理と校正(過去12回中12回出題)
この区分は、過去の全回の出題にもとづく目安です。
出題頻度
この科目の過去12回のうち、同じ内容が出題された回数です(同じ回に重複しても1回と数えます。頻度は、問われている論点(同じ事実のまとまり)の出題回数です)。
- (1)正しい記述頻出のおとり:全12回中8回出題(出題確率67%)/同じ記述の出題:4回論点「面積式流量計は、浮子とテーパー管との間隙の面積と、そこを流れる試料空気の体積流量が比例することを利用した流量計である」原理「流量計の原理と校正」:全12回中12回出題
- (2)誤った記述正答(原理から解ける):全12回中6回出題(出題確率50%)/同じ記述の出題:1回論点「ローボリウムエアサンプラーに用いる流量計の較正に用いられる湿式ガスメーターは、通常、押し込み方式で使用する」原理「流量計の原理と校正」:全12回中12回出題
- (3)正しい記述頻出のおとり:全12回中5回出題(出題確率42%)/同じ記述の出題:1回論点「絞り式流量計は、管内の絞り部分の上流側と下流側の圧力差が流量と一定の関係を示すことを利用している」原理「流量計の原理と校正」:全12回中12回出題
- (4)正しい記述頻出のおとり:全12回中3回出題(出題確率25%)/同じ記述の出題:1回論点「絞り式流量計には、管路中にオリフィス板やベンチュリー管が設けられているものがある」原理「流量計の原理と校正」:全12回中12回出題
- (5)正しい記述:全12回中2回出題(出題確率17%)論点「20 L・min⁻¹の流量で空気(25℃)を吸引する場合において、捕集装置の圧力損失が25 kPaのとき、組み込まれた面積式流量計の指示値は約23 L・min⁻¹となる」
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和7年度 第1回・2025年8月実施)
令和5年度 第1回(2023年8月実施)
鉱物性粉じん
得点必須S暗記で解く
鉱物性粉じんのろ過捕集で用いられる流量計に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)面積式流量計は、使用する前に使用条件に合わせた状態で流量の校正を行う。
- (2)面積式流量計は、浮子とテーパー管との間隙の面積と、そこを流れる試料空気の体積流量が比例することを利用した流量計である。
- (3)圧力損失の大きなフィルターを用いたサンプリングでは、ろ過捕集器具と吸引ポンプの間に接続された面積式流量計の指示値は、真の流量よりも大きい。
- (4)ローボリウムエアサンプラーに用いる流量計の校正には、石けん膜流量計を用いることができる。
- (5)ハイボリウムエアサンプラーに表示される流量の校正には、ルーツメーターを用いることができない。
正答 (5)
ハイボリウムエアサンプラーに表示される流量の校正には、ルーツメーターを使えます。「ルーツメーターを用いることができない」とする選択肢5は誤りです。
面積式流量計は、使用前に、使用条件に合わせた状態で校正します。ローボリウムエアサンプラーの流量計の校正には、石けん膜流量計を使えます。圧力損失の大きなフィルターを使うときは、吸引ポンプ側の面積式流量計では、空気の密度が小さくなるので、指示値が真の流量より大きくなります。
(参考:『作業環境測定ガイドブック1[鉱物性粉じん・石綿・RCF]の測定の実務』(旧版))
この問題は、試験本番では得点しなければならない問題です(学習の優先度:最高)。
理由:下記の通り、論点「ハイボリウムエアサンプラーに表示される流量の校正に、ルーツメーターを用いる」(過去12回中9回出題)に当てはまる選択肢から、容易に正答を割り出すことができるからです。
原理から解く:流量計の原理と校正(過去12回中12回出題)
この区分は、過去の全回の出題にもとづく目安です。
出題頻度
この科目の過去12回のうち、同じ内容が出題された回数です(同じ回に重複しても1回と数えます。頻度は、問われている論点(同じ事実のまとまり)の出題回数です)。
- (1)正しい記述頻出のおとり:全12回中3回出題(出題確率25%)/同じ記述の出題:2回論点「面積式流量計は、使用する前に使用条件に合わせた状態で流量の校正を行う」原理「流量計の原理と校正」:全12回中12回出題
- (2)正しい記述頻出のおとり:全12回中8回出題(出題確率67%)/同じ記述の出題:5回論点「面積式流量計は、浮子とテーパー管との間隙の面積と、そこを流れる試料空気の体積流量が比例することを利用した流量計である」原理「流量計の原理と校正」:全12回中12回出題
- (3)正しい記述頻出のおとり:全12回中4回出題(出題確率33%)/同じ記述の出題:2回論点「圧力損失の大きなフィルターを用いたサンプリングでは、ろ過捕集器具と吸引ポンプの間に接続された面積式流量計の指示値は、真の流量よりも大きい」原理「ろ過材の圧力損失」:全12回中11回出題
- (4)正しい記述頻出のおとり:全12回中7回出題(出題確率58%)/同じ記述の出題:1回論点「石けん膜流量計は、ローボリウムエアサンプラー用流量計の校正に用いられる」原理「流量計の原理と校正」:全12回中12回出題
- (5)誤った記述正答(出題頻度が高い):全12回中9回出題(出題確率75%)/同じ記述の出題:1回論点「ハイボリウムエアサンプラーに表示される流量の校正に、ルーツメーターを用いる」原理「流量計の原理と校正」:全12回中12回出題
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和5年度 第1回・2023年8月実施)
令和4年度 第1回(2022年8月実施)
鉱物性粉じん
得点必須S暗記で解く
粉じんのろ過捕集で用いられる流量計に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)面積式流量計は、浮子とテーパー管との間隙の面積と、そこを流れる試料空気の体積流量が反比例することを利用した流量計である。
- (2)ローボリウムエアサンプラーに用いる流量計の校正に用いられる湿式ガスメーターは、通常、押し込み方式で使用する。
- (3)絞り式流量計には、管路中にオリフィス板やベンチュリー管が設けられているものがある。
- (4)絞り式流量計は、管内の絞り部分の上流側と下流側の圧力差が流量と一定の関係を示すことを利用している。
- (5)20 L・min⁻¹の流量で空気(25℃)を吸引する場合において、捕集装置の圧力損失が25 kPaのとき、組み込まれた面積式流量計の指示値は約23 L・min⁻¹となる。
正答 (1)
面積式流量計は、浮子とテーパー管との間隙の面積と、そこを流れる試料空気の体積流量が比例することを利用した流量計です。「反比例する」とする選択肢1は誤りです。
ローボリウムエアサンプラーの流量計の校正に使う湿式ガスメーターは、通常、押し込み方式で使います。絞り式流量計は、管路中のオリフィス板やベンチュリー管の、上流側と下流側の圧力差が、流量と一定の関係を示すことを利用します。
(参考:『作業環境測定ガイドブック1[鉱物性粉じん・石綿・RCF]の測定の実務』(旧版))
この問題は、試験本番では得点しなければならない問題です(学習の優先度:最高)。
理由:下記の通り、論点「面積式流量計は、浮子とテーパー管との間隙の面積と、そこを流れる試料空気の体積流量が比例することを利用した流量計である」(過去12回中8回出題)に当てはまる選択肢から、容易に正答を割り出すことができるからです。
原理から解く:流量計の原理と校正(過去12回中12回出題)
この区分は、過去の全回の出題にもとづく目安です。
出題頻度
この科目の過去12回のうち、同じ内容が出題された回数です(同じ回に重複しても1回と数えます。頻度は、問われている論点(同じ事実のまとまり)の出題回数です)。
- (1)誤った記述正答(出題頻度が高い):全12回中8回出題(出題確率67%)/同じ記述の出題:2回論点「面積式流量計は、浮子とテーパー管との間隙の面積と、そこを流れる試料空気の体積流量が比例することを利用した流量計である」原理「流量計の原理と校正」:全12回中12回出題
- (2)正しい記述頻出のおとり:全12回中6回出題(出題確率50%)/同じ記述の出題:5回論点「ローボリウムエアサンプラーに用いる流量計の較正に用いられる湿式ガスメーターは、通常、押し込み方式で使用する」原理「流量計の原理と校正」:全12回中12回出題
- (3)正しい記述頻出のおとり:全12回中3回出題(出題確率25%)/同じ記述の出題:2回論点「絞り式流量計には、管路中にオリフィス板やベンチュリー管が設けられているものがある」原理「流量計の原理と校正」:全12回中12回出題
- (4)正しい記述頻出のおとり:全12回中5回出題(出題確率42%)/同じ記述の出題:2回論点「絞り式流量計は、管内の絞り部分の上流側と下流側の圧力差が流量と一定の関係を示すことを利用している」原理「流量計の原理と校正」:全12回中12回出題
- (5)正しい記述:全12回中2回出題(出題確率17%)論点「20 L・min⁻¹の流量で空気(25℃)を吸引する場合において、捕集装置の圧力損失が25 kPaのとき、組み込まれた面積式流量計の指示値は約23 L・min⁻¹となる」
面積式流量計は、浮子とテーパー管との間隙の面積と、そこを流れる試料空気の体積流量が比例することを利用した流量計です。
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和4年度 第1回・2022年8月実施)
令和3年度 第1回(2021年8月実施)
鉱物性粉じん
得点必須S暗記で解く
粉じんのろ過捕集に用いられる流量計に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)石けん膜流量計を用いてローボリウムエアサンプラーの流量計の校正を行ってもよい。
- (2)ハイボリウムエアサンプラーに表示される流量の校正には、ルーツメーターによって校正されたオリフィス流量計を用いてもよい。
- (3)面積式流量計は、テーパー管と浮子との間隙の面積とそこを流れる空気量が比例することを利用しているので、流量計が傾いていても流量測定には影響しない。
- (4)面積式流量計はあらかじめ目盛りが刻まれているが、使用する際には適正な機器により流量の校正をしなければならない。
- (5)面積式流量計の浮子が脈動して指示が読み取りにくい場合は、流量計と吸引ポンプの間に空気だめを設けるとよい。
正答 (3)
面積式流量計は、テーパー管と浮子の間隙の面積と、流れる空気量が比例することを利用していますが、流量計が傾いていると、流量の測定に影響します。垂直に設置して使います。「傾いていても影響しない」とする選択肢3は誤りです。
石けん膜流量計は、ローボリウムエアサンプラーの流量計の校正に使えます。ハイボリウムエアサンプラーの表示流量の校正には、ルーツメーターで校正したオリフィス流量計も使えます。面積式流量計は、使うときに、適正な機器で校正します。浮子が脈動するときは、流量計と吸引ポンプの間に空気だめを設けます。
(参考:『作業環境測定ガイドブック1[鉱物性粉じん・石綿・RCF]の測定の実務』(旧版))
この問題は、試験本番では得点しなければならない問題です(学習の優先度:最高)。
理由:下記の通り、論点「面積式流量計は、浮子とテーパー管との間隙の面積と、そこを流れる試料空気の体積流量が比例することを利用した流量計である」(過去12回中8回出題)に当てはまる選択肢から、容易に正答を割り出すことができるからです。
原理から解く:流量計の原理と校正(過去12回中12回出題)
この区分は、過去の全回の出題にもとづく目安です。
出題頻度
この科目の過去12回のうち、同じ内容が出題された回数です(同じ回に重複しても1回と数えます。頻度は、問われている論点(同じ事実のまとまり)の出題回数です)。
- (1)正しい記述頻出のおとり:全12回中7回出題(出題確率58%)/同じ記述の出題:3回論点「石けん膜流量計は、ローボリウムエアサンプラー用流量計の校正に用いられる」原理「流量計の原理と校正」:全12回中12回出題
- (2)正しい記述頻出のおとり:全12回中9回出題(出題確率75%)/同じ記述の出題:6回論点「ハイボリウムエアサンプラーに表示される流量の校正に、ルーツメーターを用いる」原理「流量計の原理と校正」:全12回中12回出題
- (3)誤った記述正答(出題頻度が高い):全12回中8回出題(出題確率67%)/同じ記述の出題:1回論点「面積式流量計は、浮子とテーパー管との間隙の面積と、そこを流れる試料空気の体積流量が比例することを利用した流量計である」原理「流量計の原理と校正」:全12回中12回出題
- (4)正しい記述初見:全12回中1回出題(出題確率8%)論点「面積式流量計はあらかじめ目盛りが刻まれているが、使用する際には適正な機器により流量の校正をしなければならない」
- (5)正しい記述頻出のおとり:全12回中6回出題(出題確率50%)/同じ記述の出題:2回論点「面積式流量計の浮子が脈動して指示値が読みにくい場合は、流量計と吸引ポンプの間に空気だめを設けるとよい」
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和3年度 第1回・2021年8月実施)
平成29年度 第1回(2017年8月実施)
鉱物性粉じん
得点必須S暗記で解く
粉じんのろ過捕集で用いられる流量計に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)フロート型面積式流量計は、浮子とテーパー管との間隙の面積と、そこを流れる試料空気の体積流量が反比例することを利用した流量計である。
- (2)ローボリウムエアサンプラーに用いる流量計の較正に用いられる湿式ガスメーターは、通常、押し込み方式で使用する。
- (3)ハイボリウムエアサンプラーに表示される流量の較正は、ルーツメーターによって較正されたオリフィス流量計を用いてもよい。
- (4)メンブランフィルターを用いたサンプリングでは、捕集装置の圧力損失が大きくなるので、組み込まれた流量計の指示値は、真の流量より大きくなる。
- (5)流量計の指示が脈動して読み取りが難しい場合は、流量計と吸引ポンプの間にコンデンサー(空気だめ)を設けるとよい。
正答 (1)
面積式流量計は、浮子とテーパー管との間隙の面積と、体積流量が比例することを利用した流量計です。「反比例する」とする選択肢1は誤りです。同じ趣旨の記述は、令和4年度第1回にも出題されています(出題実績)。
ローボリウムエアサンプラーの流量計の校正に使う湿式ガスメーターは、通常、押し込み方式で使います。ハイボリウムエアサンプラーの流量の校正には、ルーツメーターで校正したオリフィス流量計を使えます。指示が脈動するときは、流量計と吸引ポンプの間に空気だめを設けます。
(参考:『作業環境測定ガイドブック1[鉱物性粉じん・石綿・RCF]の測定の実務』(旧版))
この問題は、試験本番では得点しなければならない問題です(学習の優先度:最高)。
理由:下記の通り、論点「面積式流量計は、浮子とテーパー管との間隙の面積と、そこを流れる試料空気の体積流量が比例することを利用した流量計である」(過去12回中8回出題)に当てはまる選択肢から、容易に正答を割り出すことができるからです。
原理から解く:流量計の原理と校正(過去12回中12回出題)
この区分は、過去の全回の出題にもとづく目安です。
出題頻度
この科目の過去12回のうち、同じ内容が出題された回数です(同じ回に重複しても1回と数えます。頻度は、問われている論点(同じ事実のまとまり)の出題回数です)。
- (1)誤った記述正答(出題頻度が高い):全12回中8回出題(出題確率67%)/同じ記述の出題:2回論点「面積式流量計は、浮子とテーパー管との間隙の面積と、そこを流れる試料空気の体積流量が比例することを利用した流量計である」原理「流量計の原理と校正」:全12回中12回出題
- (2)正しい記述頻出のおとり:全12回中6回出題(出題確率50%)/同じ記述の出題:5回論点「ローボリウムエアサンプラーに用いる流量計の較正に用いられる湿式ガスメーターは、通常、押し込み方式で使用する」原理「流量計の原理と校正」:全12回中12回出題
- (3)正しい記述頻出のおとり:全12回中9回出題(出題確率75%)/同じ記述の出題:6回論点「ハイボリウムエアサンプラーに表示される流量の校正に、ルーツメーターを用いる」原理「流量計の原理と校正」:全12回中12回出題
- (4)正しい記述:全12回中2回出題(出題確率17%)/同じ記述の出題:1回論点「メンブランフィルターを用いたサンプリングでは、捕集装置の圧力損失が大きくなるので、組み込まれた流量計の指示値は、真の流量より大きくなる」
- (5)正しい記述頻出のおとり:全12回中6回出題(出題確率50%)/同じ記述の出題:3回論点「面積式流量計の浮子が脈動して指示値が読みにくい場合は、流量計と吸引ポンプの間に空気だめを設けるとよい」
面積式流量計は、浮子とテーパー管との間隙の面積と、そこを流れる試料空気の体積流量が比例することを利用した流量計です。
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(平成29年度 第1回・2017年8月実施)
平成27年度 第1回(2015年8月実施)
鉱物性粉じん
得点必須S原理で解く
粉じんのろ過捕集で用いられる流量計に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)フロート型面積式流量計に、あらかじめ刻まれている目盛りは、使用する前に使用条件に合わせた状態で流量の較正を行う。
- (2)石けん膜流量計は、ローボリウムエアサンプラー用流量計の較正には用いることができない。
- (3)ハイボリウムエアサンプラーの捕集流量の較正は、ルーツメーターによって較正されたオリフィス流量計を用いてもよい。
- (4)フロート型面積式流量計の指示が脈動して読み取りが難しい場合は、流量計と吸引ポンプの間に空気だめを設けると脈動を少なくすることができる。
- (5)フロート型面積式流量計は、使用により内部に汚れが付くと不正確になることがある。
正答 (2)
石けん膜流量計は、ローボリウムエアサンプラー用流量計の校正に使えます。「用いることはできない」とする選択肢2は誤りです。同様の記述は、令和5年度第1回、令和3年度第1回にも出題されています(出題実績)。
フロート型面積式流量計は、あらかじめ刻まれている目盛りを、使用前に、使用条件に合わせた状態で校正します。ハイボリウムエアサンプラーの流量は、ルーツメーターで校正したオリフィス流量計を使って校正できます。指示が脈動するときは、流量計と吸引ポンプの間に空気だめを設けます。使用により内部に汚れが付くと、不正確になることがあります。
(参考:『作業環境測定ガイドブック1[鉱物性粉じん・石綿・RCF]の測定の実務』(旧版))
この問題は、試験本番では得点しなければならない問題です(学習の優先度:最高)。
理由:下記の通り、原理「流量計の原理と校正」(過去12回中12回出題)を理解していれば、論点そのものを暗記していなくても、解けるからです。
原理から解く:流量計の原理と校正(過去12回中12回出題)
この区分は、過去の全回の出題にもとづく目安です。
出題頻度
この科目の過去12回のうち、同じ内容が出題された回数です(同じ回に重複しても1回と数えます。頻度は、問われている論点(同じ事実のまとまり)の出題回数です)。
- (1)正しい記述頻出のおとり:全12回中3回出題(出題確率25%)/同じ記述の出題:1回論点「面積式流量計は、使用する前に使用条件に合わせた状態で流量の校正を行う」原理「流量計の原理と校正」:全12回中12回出題
- (2)誤った記述正答(原理から解ける):全12回中7回出題(出題確率58%)/同じ記述の出題:1回論点「石けん膜流量計は、ローボリウムエアサンプラー用流量計の校正に用いられる」原理「流量計の原理と校正」:全12回中12回出題
- (3)正しい記述頻出のおとり:全12回中9回出題(出題確率75%)/同じ記述の出題:5回論点「ハイボリウムエアサンプラーに表示される流量の校正に、ルーツメーターを用いる」原理「流量計の原理と校正」:全12回中12回出題
- (4)正しい記述頻出のおとり:全12回中6回出題(出題確率50%)/同じ記述の出題:1回論点「面積式流量計の浮子が脈動して指示値が読みにくい場合は、流量計と吸引ポンプの間に空気だめを設けるとよい」
- (5)正しい記述初見:全12回中1回出題(出題確率8%)論点「フロート型面積式流量計は、使用により内部に汚れが付くと不正確になることがある」
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(平成27年度 第1回・2015年8月実施)