問7
粉じんのろ過捕集で用いられる流量計に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)面積式流量計は、浮子とテーパー管との間隙の面積と、そこを流れる試料空気の体積流量が反比例することを利用した流量計である。
- (2)ローボリウムエアサンプラーに用いる流量計の校正に用いられる湿式ガスメーターは、通常、押し込み方式で使用する。
- (3)絞り式流量計には、管路中にオリフィス板やベンチュリー管が設けられているものがある。
- (4)絞り式流量計は、管内の絞り部分の上流側と下流側の圧力差が流量と一定の関係を示すことを利用している。
- (5)20 L・min⁻¹の流量で空気(25℃)を吸引する場合において、捕集装置の圧力損失が25 kPaのとき、組み込まれた面積式流量計の指示値は約23 L・min⁻¹となる。
正答 (1)
面積式流量計は、浮子とテーパー管との間隙の面積と、そこを流れる試料空気の体積流量が比例することを利用した流量計です。「反比例する」とする選択肢1は誤りです。
ローボリウムエアサンプラーの流量計の校正に使う湿式ガスメーターは、通常、押し込み方式で使います。絞り式流量計は、管路中のオリフィス板やベンチュリー管の、上流側と下流側の圧力差が、流量と一定の関係を示すことを利用します。
(参考:『作業環境測定ガイドブック1[鉱物性粉じん・石綿・RCF]の測定の実務』(旧版))
この問題は、何とか得点したい問題です(学習の優先度:中)。
理由:下記の通り、正答の選択肢が、過去に複数回出題されており、押さえておけば、正答を割り出せるからです。
この区分は、過去の全回の出題にもとづく目安です。
出題頻度
この科目の過去12回のうち、同じ内容が出題された回数です(同じ回に重複しても1回と数えます。「似た記述」は、言い回しが違うが、論点が近いものです。実際の頻度は、これらの間にあることが多いです)。
- (1)誤った記述正答(過去に複数回出題):全12回中2回出題(出題確率17%)
- (2)正しい記述頻出のおとり:全12回中5回出題(出題確率42%)
- (3)正しい記述頻出のおとり:全12回中2回出題(出題確率17%)/似た記述を含めると3回(25%)
- (4)正しい記述頻出のおとり:全12回中2回出題(出題確率17%)
- (5)正しい記述頻出のおとり:全12回中2回出題(出題確率17%)
この問題のひっかけパターン:面積式流量計は浮子とテーパー管の間隙の面積と流量が比例
面積式流量計は、浮子とテーパー管との間隙の面積と、そこを流れる試料空気の体積流量が比例することを利用した流量計です。
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和4年度 第1回・2022年8月実施)