光散乱の原理(粒径・屈折率・波長・角度)
鉱物性粉じん・原理・過去12回中12回、関連する論点が出題
原理
散乱光の強度は、粒径・屈折率・波長・散乱角度によって変わる。同じ質量濃度なら、小さい粒子のほうが、個数が多く、指示値が大きい。
この原理で解ける論点は5個あります。丸暗記ではなく、理屈から答えを導けるようにしておくと、初見の選択肢にも対応できます。
この原理で解ける問題(8問)
令和7年度 第1回(2025年8月実施)
鉱物性粉じん
得点必須S原理で解く
光散乱方式の相対濃度計の特性等に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)粒子の粒径が一定であっても、粉じんの種類が異なると相対濃度の値が同じになるとは限らない。
- (2)同じ組成、同じ質量濃度の粉じんの場合、粒径 1 µm の粒子の方が 10 µmの粒子より相対濃度の値が大きい。
- (3)数 µm の粒径の粒子による散乱光強度は、全方向においてほぼ一定である。
- (4)0.1 µm より小さい粒子をほとんど検知しない。
- (5)粒子による散乱光の強度は、粒子の屈折率によって異なる。
正答 (3)
光散乱方式の相対濃度計では、粒子による散乱光の強さは、粒子の大きさ、屈折率、入射光の波長、散乱する角度に大きく依存します。微小な粒子(約0.3 µm以下)では、散乱光強度は弱く、角度による変動も少なくなります。数µm以上の粒子では強い散乱光が観察され、散乱角によって強度の変動が大きくなります。「全方向でほぼ一定」とする選択肢3は誤りです。
同じ組成・同じ質量濃度の粉じんでは、粒径1 µmの粒子のほうが10 µmの粒子より個数が多く、相対濃度の値が大きくなります。
(参考:『作業環境測定ガイドブック1[鉱物性粉じん・石綿・RCF]の測定の実務』(旧版))
この問題は、試験本番では得点しなければならない問題です(学習の優先度:最高)。
理由:下記の通り、原理「光散乱の原理(粒径・屈折率・波長・角度)」(過去12回中12回出題)を理解していれば、論点そのものを暗記していなくても、解けるからです。
原理から解く:光散乱の原理(粒径・屈折率・波長・角度)(過去12回中12回出題)
この区分は、過去の全回の出題にもとづく目安です。
出題頻度
この科目の過去12回のうち、同じ内容が出題された回数です(同じ回に重複しても1回と数えます。頻度は、問われている論点(同じ事実のまとまり)の出題回数です)。
- (1)正しい記述頻出のおとり:全12回中3回出題(出題確率25%)/同じ記述の出題:1回論点「粒子の粒径が一定であっても、粉じんの種類が異なると相対濃度の値が同じになるとは限らない」原理「光散乱の原理(粒径・屈折率・波長・角度)」:全12回中12回出題
- (2)正しい記述頻出のおとり:全12回中7回出題(出題確率58%)/同じ記述の出題:4回論点「同じ組成、同じ質量濃度の粉じんは、粒径 10 µm の粒子の方が 1 µmの粒子より計数値が大きくなる」原理「光散乱の原理(粒径・屈折率・波長・角度)」:全12回中12回出題
- (3)誤った記述正答(原理から解ける):全12回中7回出題(出題確率58%)/同じ記述の出題:2回論点「数µmの粒子における散乱光の強度は、散乱する方向によって異なる。」原理「光散乱の原理(粒径・屈折率・波長・角度)」:全12回中12回出題
- (4)正しい記述初見:全12回中1回出題(出題確率8%)/同じ記述の出題:3回論点「0.1µmより小さい粒子をほとんど検知しない。」
- (5)正しい記述頻出のおとり:全12回中8回出題(出題確率67%)/同じ記述の出題:4回論点「粒子の屈折率によって光散乱特性が異なる。」原理「光散乱の原理(粒径・屈折率・波長・角度)」:全12回中12回出題
光散乱方式の相対濃度計では、粒子による散乱光の強さは、粒子の大きさ、屈折率、入射光の波長、散乱する角度に大きく依存します。微小な粒子(約0.3 µm以下)では、散乱光強度は弱く、角度による変動も少なくなります。
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和7年度 第1回・2025年8月実施)
令和6年度 第1回(2024年8月実施)
鉱物性粉じん
得点必須S原理で解く
光散乱方式の相対濃度計の特性等に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)相対濃度計の計数値は、吸引空気流量にほとんど影響されない。
- (2)散乱光の強度は、粒子の屈折率によって異なる。
- (3)光源の種類が異なる相対濃度計で求めた質量濃度変換係数は、同じ粉じんであっても異なる値となる。
- (4)数 µm の粒子における散乱光の強度は、散乱する方向によって異なる。
- (5)同じ組成、同じ質量濃度の粉じんにおいて、粒径1µmの粒子の方が粒径10µm の粒子よりも計数値は小さくなる。
正答 (5)
光散乱方式の相対濃度計では、同じ組成・同じ質量濃度の粉じんで、粒径1 µmの粒子は、粒径10 µmの粒子より個数が多く、計数値は大きくなります。「小さくなる」とする選択肢5は誤りです。
散乱光の強度は、粒子の屈折率によって異なり、数µmの粒子では、散乱する方向によって異なります。光源の種類が異なると、質量濃度変換係数は異なる値になります。
(参考:『作業環境測定ガイドブック1[鉱物性粉じん・石綿・RCF]の測定の実務』(旧版))
この問題は、試験本番では得点しなければならない問題です(学習の優先度:最高)。
理由:下記の通り、原理「光散乱の原理(粒径・屈折率・波長・角度)」(過去12回中12回出題)を理解していれば、論点そのものを暗記していなくても、解けるからです。
原理から解く:光散乱の原理(粒径・屈折率・波長・角度)(過去12回中12回出題)
この区分は、過去の全回の出題にもとづく目安です。
出題頻度
この科目の過去12回のうち、同じ内容が出題された回数です(同じ回に重複しても1回と数えます。頻度は、問われている論点(同じ事実のまとまり)の出題回数です)。
- (1)正しい記述頻出のおとり:全12回中4回出題(出題確率33%)/同じ記述の出題:1回論点「相対濃度計の計数値は、空気吸引流量に影響されない。」
- (2)正しい記述頻出のおとり:全12回中8回出題(出題確率67%)/同じ記述の出題:3回論点「粒子の屈折率によって光散乱特性が異なる。」原理「光散乱の原理(粒径・屈折率・波長・角度)」:全12回中12回出題
- (3)正しい記述初見:全12回中1回出題(出題確率8%)論点「光源の種類が異なる相対濃度計で求めた質量濃度変換係数は、同じ粉じんであっても異なる値となる」
- (4)正しい記述頻出のおとり:全12回中7回出題(出題確率58%)/同じ記述の出題:2回論点「数µmの粒子における散乱光の強度は、散乱する方向によって異なる。」原理「光散乱の原理(粒径・屈折率・波長・角度)」:全12回中12回出題
- (5)誤った記述正答(原理から解ける):全12回中7回出題(出題確率58%)/同じ記述の出題:1回論点「同じ組成、同じ質量濃度の粉じんは、粒径 10 µm の粒子の方が 1 µmの粒子より計数値が大きくなる」原理「光散乱の原理(粒径・屈折率・波長・角度)」:全12回中12回出題
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和6年度 第1回・2024年8月実施)
令和5年度 第1回(2023年8月実施)
鉱物性粉じん
得点必須S原理で解く
光散乱方式の相対濃度計の特性等に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)散乱光の強さは、光学系と粒子の系が一定であれば粉じんの濃度に比例する。
- (2)散乱光の強さは、入射光の波長が大きいほど大きくなる。
- (3)計数値は、空気吸引流量の変化に影響されない。
- (4)0.1 µmよりも小さい粒子と数 µmの粒子では、個々の粒子の散乱光の強度は、数 µmの粒子の方が大きい。
- (5)0.3 µm以下の粒子では、散乱光強度は角度方向の変動は少ない。
正答 (2)
光散乱方式の相対濃度計で、散乱光の強さは、入射光の波長が短いほど大きくなる傾向があります。「波長が大きいほど大きくなる」とする選択肢2は誤りです。
光学系と粒子の系が一定であれば、散乱光の強さは、粉じんの濃度に比例します。計数値は、空気吸引流量の変化に影響されません。数µmの粒子のほうが、0.1 µmより小さい粒子より、個々の散乱光の強度は大きく、0.3 µm以下の粒子では、散乱光強度は角度方向の変動が少ないです。
(参考:『作業環境測定ガイドブック1[鉱物性粉じん・石綿・RCF]の測定の実務』(旧版))
細かい論点なので、深追いは禁物です。散乱光の強さが、入射光の波長が短いほど大きくなる、という点は、旧版ガイドブックで直接確認できておらず、光の散乱の一般的な知識による説明です。根拠の確認は後回しにしています。
この問題は、試験本番では得点しなければならない問題です(学習の優先度:最高)。
理由:下記の通り、原理「光散乱の原理(粒径・屈折率・波長・角度)」(過去12回中12回出題)を理解していれば、論点そのものを暗記していなくても、解けるからです。
原理から解く:光散乱の原理(粒径・屈折率・波長・角度)(過去12回中12回出題)
この区分は、過去の全回の出題にもとづく目安です。
出題頻度
この科目の過去12回のうち、同じ内容が出題された回数です(同じ回に重複しても1回と数えます。頻度は、問われている論点(同じ事実のまとまり)の出題回数です)。
- (1)正しい記述頻出のおとり:全12回中4回出題(出題確率33%)論点「散乱光の強さは、光学系と粒子の系が一定であれば粉じんの濃度に比例する」
- (2)誤った記述正答(原理から解ける):全12回中4回出題(出題確率33%)/同じ記述の出題:1回論点「入射光の強度が同じでも波長が異なると、散乱光の強度は変わる。」原理「光散乱の原理(粒径・屈折率・波長・角度)」:全12回中12回出題
- (3)正しい記述頻出のおとり:全12回中5回出題(出題確率42%)/同じ記述の出題:3回論点「指示値は、空気吸引流量には影響されない。」
- (4)正しい記述:全12回中2回出題(出題確率17%)論点「0.1 µmよりも小さい粒子と数 µmの粒子では、個々の粒子の散乱光の強度は、数 µmの粒子の方が大きい」
- (5)正しい記述頻出のおとり:全12回中7回出題(出題確率58%)/同じ記述の出題:1回論点「数µmの粒子における散乱光の強度は、散乱する方向によって異なる。」原理「光散乱の原理(粒径・屈折率・波長・角度)」:全12回中12回出題
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和5年度 第1回・2023年8月実施)
令和4年度 第1回(2022年8月実施)
鉱物性粉じん
得点必須S原理で解く
光散乱方式の相対濃度計に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)相対濃度計の計数値は、空気吸引流量に影響されない。
- (2)相対濃度計の計数値は、相対湿度の影響をほとんど受けない。
- (3)粒子の粒径が一定であれば、粉じんの種類が異なっても相対濃度の値は同じとなる。
- (4)粒子による散乱光の強度は、粒子の屈折率によって異なる。
- (5)同じ組成、同じ質量濃度の粉じんの場合、粒径1 µmの粒子の方が10 µmの粒子より計数値が大きい。
正答 (3)
光散乱方式の相対濃度計では、散乱光の強度は、粒子の屈折率によって異なるので、粒径が一定でも、粉じんの種類が異なれば、相対濃度の値は異なります。「粉じんの種類が異なっても同じ」とする選択肢3は誤りです。
計数値は、空気の吸引流量や相対湿度の影響をほとんど受けません。同じ組成・同じ質量濃度の粉じんでは、粒径1 µmの粒子のほうが、10 µmの粒子より個数が多く、計数値が大きくなります。
(参考:『作業環境測定ガイドブック1[鉱物性粉じん・石綿・RCF]の測定の実務』(旧版))
この問題は、試験本番では得点しなければならない問題です(学習の優先度:最高)。
理由:下記の通り、原理「光散乱の原理(粒径・屈折率・波長・角度)」(過去12回中12回出題)を理解していれば、論点そのものを暗記していなくても、解けるからです。
原理から解く:光散乱の原理(粒径・屈折率・波長・角度)(過去12回中12回出題)
この区分は、過去の全回の出題にもとづく目安です。
出題頻度
この科目の過去12回のうち、同じ内容が出題された回数です(同じ回に重複しても1回と数えます。頻度は、問われている論点(同じ事実のまとまり)の出題回数です)。
- (1)正しい記述頻出のおとり:全12回中4回出題(出題確率33%)/同じ記述の出題:2回論点「相対濃度計の計数値は、空気吸引流量に影響されない。」
- (2)正しい記述頻出のおとり:全12回中4回出題(出題確率33%)/同じ記述の出題:2回論点「相対濃度計の計数値は、空気吸引流量に影響されない。」
- (3)誤った記述正答(原理から解ける):全12回中3回出題(出題確率25%)/同じ記述の出題:2回論点「粒子の粒径が一定であっても、粉じんの種類が異なると相対濃度の値が同じになるとは限らない」原理「光散乱の原理(粒径・屈折率・波長・角度)」:全12回中12回出題
- (4)正しい記述頻出のおとり:全12回中8回出題(出題確率67%)/同じ記述の出題:4回論点「粒子の屈折率によって光散乱特性が異なる。」原理「光散乱の原理(粒径・屈折率・波長・角度)」:全12回中12回出題
- (5)正しい記述頻出のおとり:全12回中7回出題(出題確率58%)/同じ記述の出題:5回論点「同じ組成、同じ質量濃度の粉じんは、粒径 10 µm の粒子の方が 1 µmの粒子より計数値が大きくなる」原理「光散乱の原理(粒径・屈折率・波長・角度)」:全12回中12回出題
光散乱方式の相対濃度計では、散乱光の強度は、粒子の屈折率によって異なるので、粒径が一定でも、粉じんの種類が異なれば、相対濃度の値は異なります。
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和4年度 第1回・2022年8月実施)
令和3年度 第1回(2021年8月実施)
鉱物性粉じん
得点必須S原理で解く
光散乱方式の相対濃度計の特性等に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)計数値は、清浄空気においてもゼロではないので、この数値を差し引いた計数値を相対濃度とする。
- (2)計数値は、空気吸引流量にほとんど影響されない。
- (3)光散乱特性は、粒子の屈折率によって異なる。
- (4)白色光やレーザー光を光源とするが、同じ粉じんであっても光源が異なれば質量濃度変換係数は異なる値となる。
- (5)同じ組成、同じ質量濃度の粉じんは、粒径 10 µm の粒子の方が 1 µmの粒子より計数値が大きくなる。
正答 (5)
光散乱方式の相対濃度計では、同じ組成・同じ質量濃度の粉じんでは、粒径1 µmの粒子のほうが、10 µmの粒子より個数が多く、計数値は大きくなります。「10 µmのほうが大きい」とする選択肢5は誤りです。
清浄空気でも計数値はゼロにならないので、その値を差し引いて相対濃度とします。計数値は、空気吸引流量にほとんど影響されません。散乱特性は、粒子の屈折率によって異なります。光源が異なれば、質量濃度変換係数も異なります。
(参考:『作業環境測定ガイドブック1[鉱物性粉じん・石綿・RCF]の測定の実務』(旧版))
この問題は、試験本番では得点しなければならない問題です(学習の優先度:最高)。
理由:下記の通り、原理「光散乱の原理(粒径・屈折率・波長・角度)」(過去12回中12回出題)を理解していれば、論点そのものを暗記していなくても、解けるからです。
原理から解く:光散乱の原理(粒径・屈折率・波長・角度)(過去12回中12回出題)
この区分は、過去の全回の出題にもとづく目安です。
出題頻度
この科目の過去12回のうち、同じ内容が出題された回数です(同じ回に重複しても1回と数えます。頻度は、問われている論点(同じ事実のまとまり)の出題回数です)。
- (1)正しい記述頻出のおとり:全12回中4回出題(出題確率33%)/同じ記述の出題:2回論点「計数値は、清浄空気においてもゼロではないので、この数値を差し引いた計数値を相対濃度とする」
- (2)正しい記述頻出のおとり:全12回中5回出題(出題確率42%)/同じ記述の出題:1回論点「指示値は、空気吸引流量には影響されない。」
- (3)正しい記述頻出のおとり:全12回中8回出題(出題確率67%)/同じ記述の出題:2回論点「粒子の屈折率によって光散乱特性が異なる。」原理「光散乱の原理(粒径・屈折率・波長・角度)」:全12回中12回出題
- (4)正しい記述頻出のおとり:全12回中4回出題(出題確率33%)/同じ記述の出題:1回論点「光散乱方式の粉じん計の光源には、白色光やレーザー光が利用されている」
- (5)誤った記述正答(原理から解ける):全12回中7回出題(出題確率58%)/同じ記述の出題:1回論点「同じ組成、同じ質量濃度の粉じんは、粒径 10 µm の粒子の方が 1 µmの粒子より計数値が大きくなる」原理「光散乱の原理(粒径・屈折率・波長・角度)」:全12回中12回出題
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和3年度 第1回・2021年8月実施)
令和2年度 第1回(2020年8月実施)
鉱物性粉じん
得点必須S原理で解く
光散乱方式の相対濃度計の特性等に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)散乱光の強さは、光学系と粒子の系が一定であれば粉じんの濃度に比例する。
- (2)感度調整は、光源からの光が通る部分に標準散乱板を挿入して行う。
- (3)計数値は、空気吸引流量の変化に影響されない。
- (4)0.1 µm よりも小さい粒子と数 µm の粒子では、個々の粒子の散乱光の強度は、数 µm の粒子の方が大きい。
- (5)数 µm の粒径の粒子による散乱光強度は、全方向においてほぼ一定である。
正答 (5)
光散乱方式の相対濃度計では、数µmの粒径の粒子による散乱光強度は、散乱する角度によって、大きく変動します(全方向でほぼ一定なのは、微小な粒子です)。「全方向においてほぼ一定」とする選択肢5は誤りです。同じ記述は、令和7年度第1回にも出題されています(出題実績)。
散乱光の強さは、光学系と粒子の系が一定であれば、粉じんの濃度に比例します。感度調整は、標準散乱板を使って行います。計数値は、空気吸引流量の変化に影響されません。
(参考:『作業環境測定ガイドブック1[鉱物性粉じん・石綿・RCF]の測定の実務』(旧版))
この問題は、試験本番では得点しなければならない問題です(学習の優先度:最高)。
理由:下記の通り、原理「光散乱の原理(粒径・屈折率・波長・角度)」(過去12回中12回出題)を理解していれば、論点そのものを暗記していなくても、解けるからです。
原理から解く:光散乱の原理(粒径・屈折率・波長・角度)(過去12回中12回出題)
この区分は、過去の全回の出題にもとづく目安です。
出題頻度
この科目の過去12回のうち、同じ内容が出題された回数です(同じ回に重複しても1回と数えます。頻度は、問われている論点(同じ事実のまとまり)の出題回数です)。
- (1)正しい記述頻出のおとり:全12回中4回出題(出題確率33%)論点「散乱光の強さは、光学系と粒子の系が一定であれば粉じんの濃度に比例する」
- (2)正しい記述初見:全12回中1回出題(出題確率8%)論点「感度調整は、光源からの光が通る部分に標準散乱板を挿入して行う。」
- (3)正しい記述頻出のおとり:全12回中5回出題(出題確率42%)/同じ記述の出題:3回論点「指示値は、空気吸引流量には影響されない。」
- (4)正しい記述:全12回中2回出題(出題確率17%)論点「0.1 µmよりも小さい粒子と数 µmの粒子では、個々の粒子の散乱光の強度は、数 µmの粒子の方が大きい」
- (5)誤った記述正答(原理から解ける):全12回中7回出題(出題確率58%)/同じ記述の出題:2回論点「数µmの粒子における散乱光の強度は、散乱する方向によって異なる。」原理「光散乱の原理(粒径・屈折率・波長・角度)」:全12回中12回出題
光散乱方式の相対濃度計では、粒子による散乱光の強さは、粒子の大きさ、屈折率、入射光の波長、散乱する角度に大きく依存します。微小な粒子(約0.3 µm以下)では、散乱光強度は弱く、角度による変動も少なくなります。
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和2年度 第1回・2020年8月実施)
令和元年度 第1回(2019年8月実施)
鉱物性粉じん
得点必須S原理で解く
光散乱方式の相対濃度計に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)散乱光の強度と入射光の強度との比は、入射光の波長によって変化する。
- (2)粒子による散乱光の強度は、散乱角度によって異なる。
- (3)粒子による散乱光の強度は、その屈折率によって異なる。
- (4)粒子の粒径が一定であれば、粉じんの種類が異なっても相対濃度の値は同じとなる。
- (5)同じ組成、同じ質量濃度の粉じんは、粒径 1 µm の粒子の方が 10 µmの粒子より計数値が大きい。
正答 (4)
光散乱方式の相対濃度計では、散乱光の強度は、粒子の屈折率によって異なるので、粒径が一定でも、粉じんの種類が異なれば、相対濃度の値は異なります。「粉じんの種類が異なっても同じとなる」とする選択肢4は誤りです。同じ記述は、令和4年度第1回にも出題されています(出題実績)。
散乱光の強度と入射光の強度の比は、入射光の波長によって変わります。散乱光の強度は、散乱角度によっても異なります。同じ組成・同じ質量濃度の粉じんは、粒径1 µmの粒子のほうが、10 µmの粒子より、計数値が大きくなります。
(参考:『作業環境測定ガイドブック1[鉱物性粉じん・石綿・RCF]の測定の実務』(旧版))
光散乱方式の相対濃度計では、散乱光の強度は、粒子の屈折率によって異なるので、粒径が一定でも、粉じんの種類が異なれば、相対濃度の値は異なります。
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和元年度 第1回・2019年8月実施)
平成30年度 第1回(2018年8月実施)
鉱物性粉じん
得点必須S暗記で解く
作業環境測定で用いる相対濃度計の特性等に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)光散乱方式の相対濃度計は、0.1μmより小さい粒子に対する感度は低い。
- (2)光散乱方式の相対濃度計は、標準散乱板を用いて校正する。
- (3)光散乱方式の相対濃度計では、粒子の屈折率は、光散乱特性に影響しない。
- (4)光散乱方式の相対濃度計による測定値は、気温や相対湿度の影響をほとんど受けない。
- (5)光散乱方式の相対濃度計では、光源の種類によって光散乱特性が異なる。
正答 (3)
光散乱方式の相対濃度計では、散乱光の強度は、粒子の屈折率によって異なります。「粒子の屈折率は、光散乱特性に影響しない」とする選択肢3は誤りです。同様の記述は、令和2年度第1回、令和4年度第1回にも出題されています(出題実績)。
0.1 µmより小さい粒子に対する感度は低いです。標準散乱板を使って、校正します。測定値は、気温や相対湿度の影響をほとんど受けません。光源の種類によって、光散乱特性が異なります。
(参考:『作業環境測定ガイドブック1[鉱物性粉じん・石綿・RCF]の測定の実務』(旧版))
この問題は、試験本番では得点しなければならない問題です(学習の優先度:最高)。
理由:下記の通り、論点「粒子の屈折率によって光散乱特性が異なる。」(過去12回中8回出題)に当てはまる選択肢から、容易に正答を割り出すことができるからです。
原理から解く:光散乱の原理(粒径・屈折率・波長・角度)(過去12回中12回出題)
この区分は、過去の全回の出題にもとづく目安です。
出題頻度
この科目の過去12回のうち、同じ内容が出題された回数です(同じ回に重複しても1回と数えます。頻度は、問われている論点(同じ事実のまとまり)の出題回数です)。
- (1)正しい記述初見:全12回中1回出題(出題確率8%)論点「光散乱方式の相対濃度計は、0.1μmより小さい粒子に対する感度は低い」
- (2)正しい記述初見:全12回中1回出題(出題確率8%)論点「光散乱方式の相対濃度計は、標準散乱板を用いて校正する。」
- (3)誤った記述正答(出題頻度が高い):全12回中8回出題(出題確率67%)/同じ記述の出題:1回論点「粒子の屈折率によって光散乱特性が異なる。」原理「光散乱の原理(粒径・屈折率・波長・角度)」:全12回中12回出題
- (4)正しい記述:全12回中2回出題(出題確率17%)/同じ記述の出題:1回論点「測定値は、気温や相対湿度の影響をほとんど受けない。」
- (5)正しい記述初見:全12回中1回出題(出題確率8%)論点「光散乱方式の相対濃度計では、光源の種類によって光散乱特性が異なる」
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(平成30年度 第1回・2018年8月実施)