作業環境測定士試験 過去問解説

数µmの粒子の散乱光強度は散乱角度によって変わる

ランクB 鉱物性粉じん・2回出題

正しい理解

光散乱方式の相対濃度計では、粒子による散乱光の強さは、粒子の大きさ、屈折率、入射光の波長、散乱する角度に大きく依存します。微小な粒子(約0.3 µm以下)では、散乱光強度は弱く、角度による変動も少なくなります。

このひっかけパターンが出た問題

令和7年度 第1回(2025年8月実施) 鉱物性粉じん 何とか得点B

問8

光散乱方式の相対濃度計の特性等に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

  1. (1)粒子の粒径が一定であっても、粉じんの種類が異なると相対濃度の値が同じになるとは限らない。
  2. (2)同じ組成、同じ質量濃度の粉じんの場合、粒径 1 µm の粒子の方が 10 µmの粒子より相対濃度の値が大きい。
  3. (3)数 µm の粒径の粒子による散乱光強度は、全方向においてほぼ一定である。
  4. (4)0.1 µm より小さい粒子をほとんど検知しない。
  5. (5)粒子による散乱光の強度は、粒子の屈折率によって異なる。

出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和7年度 第1回・2025年8月実施)

令和2年度 第1回(2020年8月実施) 鉱物性粉じん 何とか得点B

問7

光散乱方式の相対濃度計の特性等に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

  1. (1)散乱光の強さは、光学系と粒子の系が一定であれば粉じんの濃度に比例する。
  2. (2)感度調整は、光源からの光が通る部分に標準散乱板を挿入して行う。
  3. (3)計数値は、空気吸引流量の変化に影響されない。
  4. (4)0.1 µm よりも小さい粒子と数 µm の粒子では、個々の粒子の散乱光の強度は、数 µm の粒子の方が大きい。
  5. (5)数 µm の粒径の粒子による散乱光強度は、全方向においてほぼ一定である。

出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和2年度 第1回・2020年8月実施)