問7
混合有機溶剤について検知管法の使用が認められている場合において、トルエン、酢酸エチル、1,1,1-トリクロロエタン及びキシレンを含有する混合溶剤を使用している単位作業場所内の併行測定点におけるトルエン用検知管の測定値は、15 ppmであった。一方、ガスクロマトグラフで分析した測定値は、トルエン 10 ppm、酢酸エチル 14 ppm、1,1,1-トリクロロエタン 8.0 ppm及びキシレン 4.0 ppmであった。換算値変換係数として、正しい値は次のうちどれか。なお、トルエン、酢酸エチル、1,1,1-トリクロロエタン及びキシレンの管理濃度は、それぞれ 20 ppm、200 ppm、200 ppm及び 50 ppmである。
- (1)0.0058 ppm⁻¹
- (2)0.0115 ppm⁻¹
- (3)0.0230 ppm⁻¹
- (4)0.0460 ppm⁻¹
- (5)0.0920 ppm⁻¹
正答 (4)
換算値変換係数は、併行測定で、換算値を検知管の指示値で割って求めます。
- ガスクロマトグラフの結果から、換算値を求めます(作業環境評価基準第2条第4項)。換算値 = Σ(各成分の濃度/その管理濃度)
= 10/20 + 14/200 + 8.0/200 + 4.0/50 = 0.5 + 0.07 + 0.04 + 0.08 = 0.69 - 換算値変換係数 = 0.69 ÷ 15 ppm = 0.046 ppm⁻¹
よって(4)です。(キシレンの管理濃度は50 ppmです。)
(参考:『作業環境測定ガイドブック5 有機溶剤関係』)
この問題は、試験本番では得点しなければならない問題です(学習の優先度:高)。
理由:下記の通り、ひっかけパターン「検知管の換算値変換係数の計算」(過去12回中3回出題)に当てはまる選択肢から、容易に正答を割り出すことができるからです。
この区分は、過去の全回の出題にもとづく目安です。
出題頻度
この科目の過去12回のうち、同じ内容が出題された回数です(同じ回に重複しても1回と数えます。「似た記述」は、言い回しが違うが、論点が近いものです。実際の頻度は、これらの間にあることが多いです)。
- この形式の問題(計算問題):全12回中3回出題(出題確率25%)
この問題のひっかけパターン:検知管の換算値変換係数の計算
換算値=Σ(各成分の濃度÷管理濃度)。換算値変換係数=換算値÷検知管の指示値。
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和7年度 第1回・2025年8月実施)